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コーエーテクモホールディングスとガンホー・オンライン・エンターテイメントの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ゲームの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はコーエーテクモホールディングスが約746万円、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが約596万円。コーエーテクモホールディングスのほうが約150万円高い。
  • 売上高はコーエーテクモホールディングスが884億円、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが932億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はコーエーテクモホールディングスが64.5%、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが7.3%で、コーエーテクモホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

コーエーテクモホールディングスガンホー・オンライン・エンターテイメント
働きやすさの点数61.2点(⁠A-)58.3点(⁠B)
平均年収904万円(⁠38.8歳)757万円(⁠41歳)
30歳換算年収約746万円約596万円
月の平均残業33.5時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数10.3年10年
売上高884億円932億円
売上に対する利益の割合64.5%(⁠経常利益)7.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.21倍0.89倍
従業員数(⁠単体)121人459人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはコーエーテクモホールディングスが1.21倍、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが0.89倍で、勢いはコーエーテクモホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はコーエーテクモホールディングスが61.2点、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが58.3点で、コーエーテクモホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

コーエーテクモホールディングス

コーエーテクモホールディングスは、「⁠信長の野望」「⁠三國志」などの歴史シミュレーションや「⁠無双」シリーズで知られる光栄と、テクモが2009年に経営統合してできたゲーム会社の持株会社です。光栄は1978年に染料などの販売会社として設立され、パソコンソフトの開発に進みました。

売上の約93%がエンタテインメント事業(⁠ゲームなどのコンテンツの開発・販売)で、セグメント利益率は約45%です。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、スマートフォンゲーム「⁠パズル&ドラゴンズ(⁠パズドラ)」や「⁠ラグナロク」シリーズなどのオンラインゲームを企画・開発・運営する会社です。1998年にネットオークションの会社、オンセールとして東京で設立され、2002年にオンラインゲーム事業に転じました。

スマートフォンゲーム、家庭用ゲーム機向けソフト、PCオンラインゲームの企画・開発・運営・配信を行っており、セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • ゲーム会社は、家庭用・PC・モバイルのゲームソフトの販売や配信・運営で稼ぎます。任天堂はゲーム専用機のハードも自ら開発・製造し、ネクソンはオンラインゲームを長期間運用するモデルです。
  • ゲーム以外の柱を持つ会社も多く、バンダイナムコは玩具・ホビー、セガサミーはパチスロ・パチンコ機、コナミはスポーツクラブ、スクウェア・エニックスはコミックの出版、カプコンは遊技機も手がけています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではカプコン約37.9%、任天堂約23.4%、スクウェア・エニックス約21.7%、バンダイナムコホールディングス約15.0%、セガサミーホールディングス約11.1%です。税引前利益ではネクソン約29.6%、コナミグループ約28.5%でした。このほか、コーエーテクモ約64.5%(⁠経常利益)、MIXI約14.4%(⁠経常利益)、ガンホー・オンライン・エンターテイメント約7.3%(⁠経常利益)です。
  • ゲーム事業の利益率:カプコンのデジタルコンテンツ事業はセグメント利益率約49%、コナミのデジタルエンタテインメント事業は約37%、スクウェア・エニックスのデジタルエンタテインメント事業は約25%です。

歴史の違い

コーエーテクモホールディングス

  1. 1978年光栄を設立し、染料などの販売を始めます。
  2. 1980年光栄がパソコンの販売と業務用特注ソフトの開発を始めます。
  3. 2009年光栄とテクモが経営統合し、持株会社を設立します。
  4. 2011年ガストを完全子会社にします。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント

  1. 1998年ネットオークションのオンセールとして東京で設立します。
  2. 2002年社名をガンホー・オンライン・エンターテイメントに変え、オンラインゲーム事業に転じます。
  3. 2008年韓国のGravityを子会社にします。
  4. 2012年「⁠パズドラ」の売上が急拡大し始めます。

いま何に賭けているか

コーエーテクモホールディングス

ビジョンは「⁠世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」です。第4次中期経営計画で「⁠成長のための基盤づくり」をテーマに、3カ年累計の営業利益1,000億円以上と、単年度の営業利益400億円の達成への再挑戦を掲げています。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント

経営理念は「⁠挑戦・創造する経営」で、「⁠感動と楽しい経験」を提供することを使命にしています。「⁠パズドラ」のような既存ゲームの運営を続けながら、新しい収益の柱となるキラーコンテンツの開発と、グローバルブランドの確立を進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいコーエーテクモホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いコーエーテクモホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

コーエーテクモホールディングスとガンホー・オンライン・エンターテイメントはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はコーエーテクモホールディングスが約746万円、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが約596万円。コーエーテクモホールディングスのほうが約150万円高い。
コーエーテクモホールディングスとガンホー・オンライン・エンターテイメントはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はコーエーテクモホールディングスが61.2点、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが58.3点で、コーエーテクモホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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