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日本ビジネスシステムズと都築電気の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。SIer・ソフトウェアの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本ビジネスシステムズが約571万円、都築電気が約705万円。都築電気のほうが約134万円高い。
  • 月の平均残業は日本ビジネスシステムズが8.8時間、都築電気が6.6時間。都築電気のほうが月2.2時間少ない。
  • 売上高は日本ビジネスシステムズが1,726億円、都築電気が1,037億円で、日本ビジネスシステムズが約1.7倍の規模。

数字で比べる

日本ビジネスシステムズ都築電気
働きやすさの点数53点(B)78.7点(⁠S)
平均年収642万円(⁠35.4歳)940万円(⁠43.2歳)
30歳換算年収約571万円約705万円
月の平均残業8.8時間6.6時間
有給取得率未公表88.7%
平均勤続年数7.1年23.1年
売上高1,726億円1,037億円
売上に対する利益の割合4.3%(⁠経常利益)8.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び—0.87倍
従業員数(⁠単体)2,759人1,161人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は日本ビジネスシステムズが4.3%、都築電気が8.0%で、都築電気のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本ビジネスシステムズが53点、都築電気が78.7点で、都築電気が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本ビジネスシステムズ

日本ビジネスシステムズ(⁠JBS)は、マイクロソフトのクラウドを中心に、企業のクラウド導入の計画から構築、運用、ライセンスの提供までを一貫して手がける独立系のクラウドインテグレーターです。1990年に東京で設立されました。

売上の約71%がライセンス&プロダクツ事業(⁠クラウドのライセンスや関連製品の販売)で、セグメント利益率は約2%です。

都築電気

都築電気は、企業向けの情報システムとネットワークを、機器の販売から設計・開発・構築、運用・保守、クラウドの月額サービスまで一貫して提供する会社です。1932年に電話交換装置の販売・工事・保守を行う都築商店として名古屋で創立されました。

事業は情報ネットワークソリューションサービス事業の一つで、機器の販売、開発・構築の技術提供、運用・保守や月額サービスの3つで稼いでいます。

この業界の稼ぎ方の基本

  • SIerやソフトウェアの会社には、顧客ごとにシステムを受託開発する会社(⁠DTS、NSD、クレスコなど)、自社製品を売る会社(⁠オービックのOBIC7、ラクスの楽楽シリーズ、TKC)、テストなど特定の工程に特化する会社(⁠SHIFT)、親会社のシステム部門から生まれた会社(⁠JFEシステムズ)などがあります。
  • 受託開発は人数と単価で売上が決まりやすく、自社製品・クラウドは一度つくれば継続課金で稼げるため、利益率に大きな差が出ます。
  • IT人材の確保は、ほぼすべての会社がリスクの上位に挙げています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではオービック約77.5%、ラクス約28.9%、TKC約19.9%、システナ約17.1%、NSD約16.4%、DTS約12.5%、SHIFT約11.7%、JFEシステムズ約11.2%、クレスコ約10.8%、都築電気約8.0%、ゼンリン約6.0%、日本ビジネスシステムズ約4.3%です。テクマトリックスは税引前利益で約11.0%です。
  • 受託か、自社製品か:オービックは自社開発のOBIC7を直接販売し、売上の半分以上が導入後のシステムサポートです。ラクスは売上の約86%がクラウド事業です。一方、日本ビジネスシステムズは売上の約71%が利益率約2%のライセンス販売です。
  • 顧客はどこか:TKCは会計事務所と自治体、NSDは金融機関、JFEシステムズはJFEグループと一般企業、ゼンリンはカーナビ・地図を使う企業が主な顧客です。

歴史の違い

日本ビジネスシステムズ

  1. 1990年東京都港区で設立します。
  2. 1997年マイクロソフトとの関係強化などのため、米国に現地法人を設立します。
  3. 2014年三菱総合研究所、三菱総研DCSと資本業務提携します。
  4. 2022年東京証券取引所スタンダード市場に上場します。

都築電気

  1. 1932年電話交換装置の販売・工事・保守を行う都築商店を創立します。
  2. 1945年東京の通信設備の復興のため、本社を名古屋から東京に移します。
  3. 1991年社名を都築電気に変えます。
  4. 2018年東京証券取引所の業種分類が「⁠卸売業」から「⁠情報・通信業」に変わります。

いま何に賭けているか

日本ビジネスシステムズ

企業理念は「⁠優れたテクノロジーを、親しみやすく」、目指す姿は「⁠社会のデジタル変革をリードするNo.1クラウドインテグレーター」です。マイクロソフトクラウドに強いインフラベンダーから、顧客の事業成長のための内製化をワンストップで支援する「⁠ビジネスITパートナー」への進化を掲げています。

都築電気

パーパスは「⁠人と知と技術で、可能性に満ちた“余白”を、ともに。」です。2033年3月期の創業100周年に向けて、ありたい姿を「⁠Growth Navigator」と定め、中期経営計画「⁠Trust & Challenge 2029」でエンジニアリングサービスを中心とした売上と利益の拡大を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で都築電気が上回っている。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い都築電気のほうが景気の波に強い。

よくある質問

日本ビジネスシステムズと都築電気はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本ビジネスシステムズが約571万円、都築電気が約705万円。都築電気のほうが約134万円高い。
日本ビジネスシステムズと都築電気はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本ビジネスシステムズが8.8時間、都築電気が6.6時間。都築電気のほうが月2.2時間少ない。
日本ビジネスシステムズと都築電気はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本ビジネスシステムズが53点、都築電気が78.7点で、都築電気が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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