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住友林業とケイアイスター不動産の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ハウスメーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は住友林業が約718万円、ケイアイスター不動産が約480万円。住友林業のほうが約238万円高い。
  • 月の平均残業は住友林業が13.9時間、ケイアイスター不動産が16.5時間。住友林業のほうが月2.6時間少ない。
  • 売上高は住友林業が2.27兆円、ケイアイスター不動産が3,939億円で、住友林業が約5.8倍の規模。

数字で比べる

住友林業ケイアイスター不動産
働きやすさの点数65.9点(⁠A)38.5点(⁠D)
平均年収976万円(⁠44.1歳)510万円(⁠32.8歳)
30歳換算年収約718万円約480万円
月の平均残業13.9時間16.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.8年4.5年
売上高2.27兆円3,939億円
売上に対する利益の割合7.7%(⁠経常利益)6.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.64倍2.14倍
従業員数(⁠単体)5,581人1,536人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は住友林業が7.7%、ケイアイスター不動産が6.3%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは住友林業が1.64倍、ケイアイスター不動産が2.14倍で、勢いはケイアイスター不動産が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は住友林業が65.9点、ケイアイスター不動産が38.5点で、住友林業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

住友林業

住友林業は、住友グループの山林経営から始まった会社です。木材・建材の仕入・製造・販売、注文住宅(⁠木造住宅)、そして米国やオーストラリアでの住宅事業まで、「⁠木」を軸に事業を広げてきました。

売上の約63%が建築・不動産事業(⁠海外での分譲住宅の販売、戸建住宅の建築請負、集合住宅・商業複合施設の開発など)で、セグメント利益率は約8.5%です。

ケイアイスター不動産

ケイアイスター不動産は、分譲住宅(⁠建売住宅)の販売を中心に、規格型の注文住宅も手がける住宅会社です。「⁠高品質、だけど低価格なデザイン住宅」を掲げています。1990年に埼玉県本庄市で、不動産の売買・賃貸を行うケイアイプランニングとして創業しました。

売上の約98%が分譲住宅事業で、セグメント利益率は約7.5%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • ハウスメーカーと一口に言っても、稼ぎ方は大きく違います。注文住宅から出発して海外の住宅事業を伸ばす会社(⁠積水ハウス、住友林業)、物流施設・商業施設まで手がける会社(⁠大和ハウス工業)、分譲戸建住宅に特化した会社(⁠飯田グループ、オープンハウスグループ、ケイアイスター不動産)、賃貸アパートを建てて一括借上げする会社(⁠大東建託、東建コーポレーション)があります。
  • 米国の住宅事業が大きな柱になっている会社もあります。積水ハウスは国際事業が最大のセグメント、住友林業は米国・オーストラリア中心の建築・不動産事業が売上の6割以上を占めます。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではオープンハウスグループ約10.4%、大和ハウス工業約10.3%、積水ハウス約7.8%、住友林業約7.7%、大東建託約7.0%、ケイアイスター不動産約6.3%、東建コーポレーション約6.1%です。飯田グループは税引前利益が基準で約6.0%でした。このほか、タマホーム約1.9%(⁠経常利益)です。
  • 国内と海外:積水ハウスの国際事業のセグメント利益率は約3%と国内より低く、国内の賃貸・事業用建物(⁠約16%)やリフォーム(⁠約15%)が高い利益率です。
  • 何から始まったか:大和ハウスは鋼管の「⁠パイプハウス」、積水ハウスはプレハブ住宅、住友林業は住友の山林経営、大東建託と東建は土地活用の賃貸建物、オープンハウスは新築一戸建の仲介から始まりました。

歴史の違い

住友林業

  1. 1948〜1955年住友本社の解体に伴い林業所を分割した会社が合併し、住友林業になります。
  2. 1975年注文住宅事業を始めます。
  3. 1970〜1984年インドネシアとニュージーランドに木材・建材の製造会社を設立します。
  4. 2013年オーストラリアのHenleyグループを連結子会社にします。

ケイアイスター不動産

  1. 1990年埼玉県本庄市でケイアイプランニングを創業します。
  2. 2005年社名をケイアイスター不動産に変えます。
  3. 2009年注文住宅「⁠はなまるハウス」の提供を始めます。
  4. 2015年東京証券取引所市場第二部に上場します。

いま何に賭けているか

住友林業

長期ビジョン「⁠Mission TREEING 2030」で、2030年にグループ全体で経常利益3,500億円を目指しています。中期経営計画「⁠Mission TREEING 2030 Phase2」(⁠2025年~2027年)では「⁠飛躍的成長に向けた改革と具現化の3年」をテーマに、国産材の製材工場の稼働や米国の製材工場の強化なども進めています。

ケイアイスター不動産

ビジョンは「⁠すべての人に持ち家を」です。「⁠中期経営計画2028」で、2028年3月期に売上高5,000億円、純利益180億円を目指し、分譲住宅の販売棟数を年15,000棟まで増やす目標を掲げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で住友林業が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいケイアイスター不動産。

よくある質問

住友林業とケイアイスター不動産はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は住友林業が約718万円、ケイアイスター不動産が約480万円。住友林業のほうが約238万円高い。
住友林業とケイアイスター不動産はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は住友林業が13.9時間、ケイアイスター不動産が16.5時間。住友林業のほうが月2.6時間少ない。
住友林業とケイアイスター不動産はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は住友林業が65.9点、ケイアイスター不動産が38.5点で、住友林業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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