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三菱HCキャピタルとリコーリースの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。リースの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱HCキャピタルが約817万円、リコーリースが約629万円。三菱HCキャピタルのほうが約188万円高い。
  • 月の平均残業は三菱HCキャピタルが13.3時間、リコーリースが9.5時間。リコーリースのほうが月3.8時間少ない。
  • 売上高は三菱HCキャピタルが2.22兆円、リコーリースが3,386億円で、三菱HCキャピタルが約6.5倍の規模。

数字で比べる

三菱HCキャピタルリコーリース
働きやすさの点数73.6点(⁠S-)65.8点(⁠A)
平均年収1,029万円(⁠40.6歳)808万円(⁠41.5歳)
30歳換算年収約817万円約629万円
月の平均残業13.3時間9.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.3年13年
売上高2.22兆円3,386億円
売上に対する利益の割合10.7%(⁠経常利益)6.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.11倍
従業員数(⁠単体)2,111人1,152人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は三菱HCキャピタルが10.7%、リコーリースが6.2%で、三菱HCキャピタルのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは三菱HCキャピタルが1.25倍、リコーリースが1.11倍で、勢いは三菱HCキャピタルが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱HCキャピタルが73.6点、リコーリースが65.8点で、三菱HCキャピタルが上回る。

何で稼いでいるかの違い

三菱HCキャピタル

三菱HCキャピタルは、三菱UFJリースと日立キャピタルが2021年に合併して生まれたリース会社です。企業向けの機械・設備のリースに加え、航空機、海上コンテナ、鉄道貨車、再生可能エネルギー、不動産など、世界中の「⁠アセット」を扱っています。三菱商事とMUFGがその他の関係会社です。

セグメント利益では、航空(⁠航空機・エンジンのリース)が約34%で最大です。

リコーリース

リコーリースは、事務用・情報関連機器、医療機器、産業工作機械、車両などのリース・割賦と、法人向け融資、請求書発行・売掛金回収の代行、医療・介護報酬のファクタリングなどを手がける会社です。リコーの持分法適用会社です。1976年にリコークレジットとして設立されました。

売上の約93%がリース&ファイナンス事業で、セグメント利益率は約6.6%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • リース会社は、企業が使う機械・設備などを買って貸す「⁠リース」で稼いできましたが、今は航空機・海上コンテナ・船舶・不動産・再生可能エネルギーなど、世界のアセットを扱う事業が利益の柱になっています。
  • 多くのリース会社は銀行や商社の流れをくみます。三井住友ファイナンス&リースはSMBCと住友商事、三菱HCキャピタルはMUFGと三菱商事、東京センチュリーは伊藤忠商事、みずほリースはみずほと丸紅、芙蓉総合リースは芙蓉グループ、JA三井リースは農林中央金庫と三井物産、リコーリースはリコーとの関係が深い会社です。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では東京センチュリー約11.2%、三菱HCキャピタル約10.7%、三井住友ファイナンス&リース約7.3%、みずほリース約7.0%、リコーリース約6.2%、芙蓉総合リース約4.8%です。JA三井リースは海外子会社の貸倒損失で経常赤字でした。オリックスは税引前利益が基準で約20.8%でした。
  • 何が稼ぎ頭か:三菱HCキャピタルと三井住友ファイナンス&リースは航空機リース、東京センチュリーは船舶・航空機・不動産のスペシャルティ事業が利益の最大の柱です。

歴史の違い

三菱HCキャピタル

  1. 1960年日立月販(⁠のちの日立キャピタル)が設立されます。
  2. 1971年三菱グループなど16社を株主にダイヤモンドリースが設立されます。
  3. 2007年ダイヤモンドリースがUFJセントラルリースと合併し、三菱UFJリースになります。
  4. 2021年三菱UFJリースと日立キャピタルが合併し、三菱HCキャピタルになります。

リコーリース

  1. 1976年リコークレジットとして設立し、事務用機器のクレジット販売と融資を始めます。
  2. 1977年事務用機器を中心にリース事業を始めます。
  3. 1984年社名をリコーリースに変えます。
  4. 1996年東京証券取引所市場第二部に上場します。

いま何に賭けているか

三菱HCキャピタル

経営理念は「⁠わたしたちは、アセットの潜在力を最大限に引き出し社会価値を創出することで、持続可能で豊かな未来に貢献します。」です。従来型のリース・ファイナンスに加え、サービス・アセットマネジメント・各種事業を通じた社会的課題の解決へと役割が変化しているとしています。

リコーリース

経営理念は「⁠私達らしい金融・サービスで豊かな未来への架け橋となります。」です。2026年4月からの3カ年の中期経営計画で、人財とITへの投資を競争優位の源泉と位置づけ、資本収益性を高めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら三菱HCキャピタル、時間のゆとりを取るならリコーリース。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い三菱HCキャピタルのほうが景気の波に強い。

よくある質問

三菱HCキャピタルとリコーリースはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱HCキャピタルが約817万円、リコーリースが約629万円。三菱HCキャピタルのほうが約188万円高い。
三菱HCキャピタルとリコーリースはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三菱HCキャピタルが13.3時間、リコーリースが9.5時間。リコーリースのほうが月3.8時間少ない。
三菱HCキャピタルとリコーリースはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱HCキャピタルが73.6点、リコーリースが65.8点で、三菱HCキャピタルが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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