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カプコンとコーエーテクモホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ゲームの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はカプコンが約826万円、コーエーテクモホールディングスが約746万円。カプコンのほうが約80万円高い。
  • 月の平均残業はカプコンが10.4時間、コーエーテクモホールディングスが33.5時間。カプコンのほうが月23.1時間少ない。
  • 売上高はカプコンが1,954億円、コーエーテクモホールディングスが884億円で、カプコンが約2.2倍の規模。

数字で比べる

カプコンコーエーテクモホールディングス
働きやすさの点数75.6点(⁠S)61.2点(⁠A-)
平均年収985万円(⁠38.1歳)904万円(⁠38.8歳)
30歳換算年収約826万円約746万円
月の平均残業10.4時間33.5時間
有給取得率86%未公表
平均勤続年数11.2年10.3年
売上高1,954億円884億円
売上に対する利益の割合37.9%(⁠経常利益)64.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.78倍1.21倍
従業員数(⁠単体)3,593人121人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はカプコンが37.9%、コーエーテクモホールディングスが64.5%で、コーエーテクモホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはカプコンが1.78倍、コーエーテクモホールディングスが1.21倍で、勢いはカプコンが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はカプコンが75.6点、コーエーテクモホールディングスが61.2点で、カプコンが上回る。

何で稼いでいるかの違い

カプコン

カプコンは、大阪に本社を置くゲーム会社です。家庭用ゲームとモバイルゲームの開発・販売が中心で、ゲームセンターなどの店舗運営や、店舗運営業者向けの遊技機の開発・製造・販売、映像化などのキャラクタービジネスも手がけています。1979年に設立されました。

売上の約77%がデジタルコンテンツ事業(⁠家庭用ゲーム、モバイルコンテンツ)で、セグメント利益率は約49%です。

コーエーテクモホールディングス

コーエーテクモホールディングスは、「⁠信長の野望」「⁠三國志」などの歴史シミュレーションや「⁠無双」シリーズで知られる光栄と、テクモが2009年に経営統合してできたゲーム会社の持株会社です。光栄は1978年に染料などの販売会社として設立され、パソコンソフトの開発に進みました。

売上の約93%がエンタテインメント事業(⁠ゲームなどのコンテンツの開発・販売)で、セグメント利益率は約45%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • ゲーム会社は、家庭用・PC・モバイルのゲームソフトの販売や配信・運営で稼ぎます。任天堂はゲーム専用機のハードも自ら開発・製造し、ネクソンはオンラインゲームを長期間運用するモデルです。
  • ゲーム以外の柱を持つ会社も多く、バンダイナムコは玩具・ホビー、セガサミーはパチスロ・パチンコ機、コナミはスポーツクラブ、スクウェア・エニックスはコミックの出版、カプコンは遊技機も手がけています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではカプコン約37.9%、任天堂約23.4%、スクウェア・エニックス約21.7%、バンダイナムコホールディングス約15.0%、セガサミーホールディングス約11.1%です。税引前利益ではネクソン約29.6%、コナミグループ約28.5%でした。このほか、コーエーテクモ約64.5%(⁠経常利益)、MIXI約14.4%(⁠経常利益)、ガンホー・オンライン・エンターテイメント約7.3%(⁠経常利益)です。
  • ゲーム事業の利益率:カプコンのデジタルコンテンツ事業はセグメント利益率約49%、コナミのデジタルエンタテインメント事業は約37%、スクウェア・エニックスのデジタルエンタテインメント事業は約25%です。

歴史の違い

カプコン

  1. 1979年電子応用のゲーム機器の開発・販売を目的に、アイ・アール・エムとして設立されます。
  2. 1983年販売会社の(⁠旧)カプコンを設立します。
  3. 1985年米国にCAPCOM U.S.A.を設立し、家庭用ゲームソフトの開発・販売を始めます。
  4. 1989年(⁠旧)カプコンを吸収合併し、社名をカプコンに変えます。

コーエーテクモホールディングス

  1. 1978年光栄を設立し、染料などの販売を始めます。
  2. 1980年光栄がパソコンの販売と業務用特注ソフトの開発を始めます。
  3. 2009年光栄とテクモが経営統合し、持株会社を設立します。
  4. 2011年ガストを完全子会社にします。

いま何に賭けているか

カプコン

経営理念は、ゲームというエンターテインメントを通じて「⁠遊文化」をクリエイトし、人々に感動を与える「⁠感性開発企業」です。ビジョン「⁠最高のコンテンツで世界中の人々を夢中にさせる企業」を目指し、ブランドの浸透と新規ユーザーの獲得で、コンテンツをグローバルに拡大するとしています。

コーエーテクモホールディングス

ビジョンは「⁠世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」です。第4次中期経営計画で「⁠成長のための基盤づくり」をテーマに、3カ年累計の営業利益1,000億円以上と、単年度の営業利益400億円の達成への再挑戦を掲げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でカプコンが上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいカプコン。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いコーエーテクモホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

カプコンとコーエーテクモホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はカプコンが約826万円、コーエーテクモホールディングスが約746万円。カプコンのほうが約80万円高い。
カプコンとコーエーテクモホールディングスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はカプコンが10.4時間、コーエーテクモホールディングスが33.5時間。カプコンのほうが月23.1時間少ない。
カプコンとコーエーテクモホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はカプコンが75.6点、コーエーテクモホールディングスが61.2点で、カプコンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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