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芙蓉総合リースとJA三井リースの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。リースの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 月の平均残業は芙蓉総合リースが18時間、JA三井リースが12.9時間。JA三井リースのほうが月5.1時間少ない。
  • 有給休暇の取得率は芙蓉総合リースが92.3%、JA三井リースが74%。
  • 売上高は芙蓉総合リースが7,887億円、JA三井リースが6,481億円で、規模は近い。

数字で比べる

芙蓉総合リースJA三井リース
働きやすさの点数80.4点(⁠S)60.5点(⁠A-)
平均年収979万円(⁠40.9歳)—
30歳換算年収約772万円—
月の平均残業18時間12.9時間
有給取得率92.3%74%
平均勤続年数20.4年10.8年
売上高7,887億円6,481億円
売上に対する利益の割合4.8%(⁠経常利益)-19.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.20倍1.41倍
従業員数(⁠単体)876人739人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は芙蓉総合リースが4.8%、JA三井リースが-19.8%で、芙蓉総合リースのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは芙蓉総合リースが1.20倍、JA三井リースが1.41倍で、勢いはJA三井リースが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は芙蓉総合リースが80.4点、JA三井リースが60.5点で、芙蓉総合リースが上回る。

何で稼いでいるかの違い

芙蓉総合リース

芙蓉総合リースは、情報関連機器・事務用機器や産業工作機械などのリース、不動産リース、割賦販売、金銭の貸付などを手がける総合リース会社です。BPOやモビリティ、環境エネルギーの事業もしています。1969年に丸紅飯田(⁠今の丸紅)と富士銀行(⁠今のみずほ銀行)を中心とする芙蓉グループ6社の出資で設立されました。

売上の約86%がリース及び割賦で、セグメント利益率は約6.6%です。

JA三井リース

JA三井リースは、機械設備などのリース・割賦と、ファイナンスを主な事業とするリース会社です。農林中央金庫と三井物産を株主に持ち、米国、シンガポール、マレーシアなどにも拠点を持っています。2008年に協同リースと三井リース事業の共同持株会社として設立されました。

売上の約90%がリース・割賦事業で、セグメント利益率は約7.1%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • リース会社は、企業が使う機械・設備などを買って貸す「⁠リース」で稼いできましたが、今は航空機・海上コンテナ・船舶・不動産・再生可能エネルギーなど、世界のアセットを扱う事業が利益の柱になっています。
  • 多くのリース会社は銀行や商社の流れをくみます。三井住友ファイナンス&リースはSMBCと住友商事、三菱HCキャピタルはMUFGと三菱商事、東京センチュリーは伊藤忠商事、みずほリースはみずほと丸紅、芙蓉総合リースは芙蓉グループ、JA三井リースは農林中央金庫と三井物産、リコーリースはリコーとの関係が深い会社です。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では東京センチュリー約11.2%、三菱HCキャピタル約10.7%、三井住友ファイナンス&リース約7.3%、みずほリース約7.0%、リコーリース約6.2%、芙蓉総合リース約4.8%です。JA三井リースは海外子会社の貸倒損失で経常赤字でした。オリックスは税引前利益が基準で約20.8%でした。
  • 何が稼ぎ頭か:三菱HCキャピタルと三井住友ファイナンス&リースは航空機リース、東京センチュリーは船舶・航空機・不動産のスペシャルティ事業が利益の最大の柱です。

歴史の違い

芙蓉総合リース

  1. 1969年丸紅飯田・富士銀行を中心とする芙蓉グループ6社の出資で設立されます。
  2. 1988年米国に現地法人を設立します。
  3. 2004年東京証券取引所市場第一部に上場します。
  4. 2008年シャープファイナンスを子会社にします。

JA三井リース

  1. 2008年協同リースと三井リース事業の共同持株会社として設立し、同年に両社を吸収合併します。
  2. 2009年農林中央金庫と三井物産を引受先とする第三者割当増資を行います。
  3. 2011年シンガポールに現地法人を設立します。
  4. 2015年米国に持株会社を設立します。

いま何に賭けているか

芙蓉総合リース

ミッションは「⁠事業の領域拡大と更なる進化による新たな価値創造に果敢に挑戦し、豊かな社会の実現と持続的な成長に貢献する。」、コーポレートスローガンは「⁠前例のない場所へ。」です。中期経営計画「⁠Fuyo Shared Value 2026」で、CSV(⁠社会と企業の共有価値の創造)の実践を掲げています。

JA三井リース

経営理念は「⁠Real Challenge, Real Change」です。海外子会社の多額の貸倒損失で財務基盤に影響が出たことを受け、2026年度から2030年度までの「⁠経営基盤強化5カ年計画『⁠Sustainable Evolution』」を策定し、財務基盤の安定と成長施策の見直しに取り組んでいます。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいJA三井リース。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い芙蓉総合リースのほうが景気の波に強い。

よくある質問

芙蓉総合リースとJA三井リースはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は芙蓉総合リースが18時間、JA三井リースが12.9時間。JA三井リースのほうが月5.1時間少ない。
芙蓉総合リースとJA三井リースはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は芙蓉総合リースが80.4点、JA三井リースが60.5点で、芙蓉総合リースが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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