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芙蓉総合リースとリコーリースの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。リースの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は芙蓉総合リースが約772万円、リコーリースが約629万円。芙蓉総合リースのほうが約143万円高い。
  • 月の平均残業は芙蓉総合リースが18時間、リコーリースが9.5時間。リコーリースのほうが月8.5時間少ない。
  • 売上高は芙蓉総合リースが7,887億円、リコーリースが3,386億円で、芙蓉総合リースが約2.3倍の規模。

数字で比べる

芙蓉総合リースリコーリース
働きやすさの点数80.4点(⁠S)65.8点(⁠A)
平均年収979万円(⁠40.9歳)808万円(⁠41.5歳)
30歳換算年収約772万円約629万円
月の平均残業18時間9.5時間
有給取得率92.3%未公表
平均勤続年数20.4年13年
売上高7,887億円3,386億円
売上に対する利益の割合4.8%(⁠経常利益)6.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.20倍1.11倍
従業員数(⁠単体)876人1,152人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は芙蓉総合リースが4.8%、リコーリースが6.2%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は芙蓉総合リースが80.4点、リコーリースが65.8点で、芙蓉総合リースが上回る。

何で稼いでいるかの違い

芙蓉総合リース

芙蓉総合リースは、情報関連機器・事務用機器や産業工作機械などのリース、不動産リース、割賦販売、金銭の貸付などを手がける総合リース会社です。BPOやモビリティ、環境エネルギーの事業もしています。1969年に丸紅飯田(⁠今の丸紅)と富士銀行(⁠今のみずほ銀行)を中心とする芙蓉グループ6社の出資で設立されました。

売上の約86%がリース及び割賦で、セグメント利益率は約6.6%です。

リコーリース

リコーリースは、事務用・情報関連機器、医療機器、産業工作機械、車両などのリース・割賦と、法人向け融資、請求書発行・売掛金回収の代行、医療・介護報酬のファクタリングなどを手がける会社です。リコーの持分法適用会社です。1976年にリコークレジットとして設立されました。

売上の約93%がリース&ファイナンス事業で、セグメント利益率は約6.6%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • リース会社は、企業が使う機械・設備などを買って貸す「⁠リース」で稼いできましたが、今は航空機・海上コンテナ・船舶・不動産・再生可能エネルギーなど、世界のアセットを扱う事業が利益の柱になっています。
  • 多くのリース会社は銀行や商社の流れをくみます。三井住友ファイナンス&リースはSMBCと住友商事、三菱HCキャピタルはMUFGと三菱商事、東京センチュリーは伊藤忠商事、みずほリースはみずほと丸紅、芙蓉総合リースは芙蓉グループ、JA三井リースは農林中央金庫と三井物産、リコーリースはリコーとの関係が深い会社です。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では東京センチュリー約11.2%、三菱HCキャピタル約10.7%、三井住友ファイナンス&リース約7.3%、みずほリース約7.0%、リコーリース約6.2%、芙蓉総合リース約4.8%です。JA三井リースは海外子会社の貸倒損失で経常赤字でした。オリックスは税引前利益が基準で約20.8%でした。
  • 何が稼ぎ頭か:三菱HCキャピタルと三井住友ファイナンス&リースは航空機リース、東京センチュリーは船舶・航空機・不動産のスペシャルティ事業が利益の最大の柱です。

歴史の違い

芙蓉総合リース

  1. 1969年丸紅飯田・富士銀行を中心とする芙蓉グループ6社の出資で設立されます。
  2. 1988年米国に現地法人を設立します。
  3. 2004年東京証券取引所市場第一部に上場します。
  4. 2008年シャープファイナンスを子会社にします。

リコーリース

  1. 1976年リコークレジットとして設立し、事務用機器のクレジット販売と融資を始めます。
  2. 1977年事務用機器を中心にリース事業を始めます。
  3. 1984年社名をリコーリースに変えます。
  4. 1996年東京証券取引所市場第二部に上場します。

いま何に賭けているか

芙蓉総合リース

ミッションは「⁠事業の領域拡大と更なる進化による新たな価値創造に果敢に挑戦し、豊かな社会の実現と持続的な成長に貢献する。」、コーポレートスローガンは「⁠前例のない場所へ。」です。中期経営計画「⁠Fuyo Shared Value 2026」で、CSV(⁠社会と企業の共有価値の創造)の実践を掲げています。

リコーリース

経営理念は「⁠私達らしい金融・サービスで豊かな未来への架け橋となります。」です。2026年4月からの3カ年の中期経営計画で、人財とITへの投資を競争優位の源泉と位置づけ、資本収益性を高めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら芙蓉総合リース、時間のゆとりを取るならリコーリース。

よくある質問

芙蓉総合リースとリコーリースはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は芙蓉総合リースが約772万円、リコーリースが約629万円。芙蓉総合リースのほうが約143万円高い。
芙蓉総合リースとリコーリースはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は芙蓉総合リースが18時間、リコーリースが9.5時間。リコーリースのほうが月8.5時間少ない。
芙蓉総合リースとリコーリースはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は芙蓉総合リースが80.4点、リコーリースが65.8点で、芙蓉総合リースが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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