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ふくおかフィナンシャルグループと山口フィナンシャルグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。銀行グループ(⁠地銀・信託ほか)の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はふくおかフィナンシャルグループが約645万円、山口フィナンシャルグループが約603万円。ふくおかフィナンシャルグループのほうが約42万円高い。
  • 売上高はふくおかフィナンシャルグループが6,212億円、山口フィナンシャルグループが2,619億円で、ふくおかフィナンシャルグループが約2.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はふくおかフィナンシャルグループが19.4%、山口フィナンシャルグループが17.2%で、ふくおかフィナンシャルグループのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

ふくおかフィナンシャルグループ山口フィナンシャルグループ
働きやすさの点数54.4点(⁠B)69.4点(⁠A+)
平均年収779万円(⁠38.7歳)837万円(⁠45.1歳)
30歳換算年収約645万円約603万円
月の平均残業未公表15.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数10.8年17.1年
売上高6,212億円2,619億円
売上に対する利益の割合19.4%(⁠経常利益)17.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.22倍1.78倍
従業員数(⁠単体)328人529人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはふくおかフィナンシャルグループが2.22倍、山口フィナンシャルグループが1.78倍で、勢いはふくおかフィナンシャルグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はふくおかフィナンシャルグループが54.4点、山口フィナンシャルグループが69.4点で、山口フィナンシャルグループが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ふくおかフィナンシャルグループ

ふくおかフィナンシャルグループは、福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行、デジタルバンクのみんなの銀行などを持つ、九州を地盤とする地域金融グループの持株会社です。2007年に福岡銀行と熊本ファミリー銀行が共同で設立しました。

報告セグメントは銀行業務のみで、傘下の5つの銀行が預金・貸出・為替などを行っています。

山口フィナンシャルグループ

山口フィナンシャルグループは、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の3つの銀行を傘下に持つ銀行持株会社です。証券、クレジットカード、リース、コンサルティングの会社も持っています。2006年に山口銀行ともみじホールディングスが経営統合して設立されました。

銀行業が中核で、預金・貸出・為替・有価証券投資などで稼いでいます。セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • このグループには、県を地盤とする地方銀行(⁠千葉、群馬、八十二長野、七十七、北洋、大垣共立)とその持株会社(⁠ふくおか、横浜、山口)、ノンバンク事業を多く持つSBI新生銀行、ATMが中核のセブン銀行、信託の三井住友トラスト、インターネット銀行の楽天銀行と、形の違う銀行が並んでいます。
  • 地方銀行では、県を越えた経営統合や提携が進んでいます。群馬銀行は第四北越フィナンシャルグループと経営統合し、八十二長野銀行は静岡銀行・山梨中央銀行と提携しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):楽天銀行約40.3%、七十七銀行約37.2%、群馬銀行約32.0%、横浜フィナンシャルグループ約31.6%、千葉銀行約31.2%、八十二長野銀行約26.7%、ふくおかフィナンシャルグループ約19.4%、山口フィナンシャルグループ約17.2%、北洋銀行約15.9%、SBI新生銀行約15.9%、セブン銀行約13.7%、三井住友トラストグループ約13.5%、大垣共立銀行約12.5%です。銀行の「⁠売上」は経常収益です。このほか、あおぞら銀行約11.2%(⁠経常利益)です。
  • 店舗の形:楽天銀行は店舗を持たないインターネット銀行、セブン銀行はセブン-イレブンなどのATMネットワークが中心です。

歴史の違い

ふくおかフィナンシャルグループ

  1. 2007年福岡銀行と熊本ファミリー銀行が共同で設立し、親和銀行も子会社にします。
  2. 2019年十八銀行を株式交換で完全子会社にします。
  3. 2020年親和銀行と十八銀行が合併し、十八親和銀行が発足します。
  4. 2021年みんなの銀行がサービスを始めます。

山口フィナンシャルグループ

  1. 2006年山口銀行ともみじホールディングスが共同株式移転で設立し、東京証券取引所市場第一部に上場します。
  2. 2007年東海東京証券との共同出資でワイエム証券を設立します。
  3. 2011年北九州銀行が山口銀行の九州域内の事業を引き継ぎ、営業を始めます。
  4. 2014年ワイエムリースを連結子会社にします。

いま何に賭けているか

ふくおかフィナンシャルグループ

目指す社会は「⁠経済的・物質的・精神的にゆたかな地域社会」です。2025年度に10年間の「⁠長期戦略」を策定し、その第1ステージの第8次中期経営計画(⁠2025年4月~2028年3月)で、GXやスタートアップなど九州の成長分野への融資・投資や、みんなの銀行などのデジタルビジネスを強化しています。

山口フィナンシャルグループ

パーパスは「⁠地域の豊かな未来を共創する」です。「⁠YMFG中期経営計画(⁠2025年度~2029年度)」で、融資・エクイティ・ソリューションを組み合わせた「⁠地域課題解決のプラットフォーマー」への進化を掲げ、資本コストを上回るROEを目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいふくおかフィナンシャルグループ。

よくある質問

ふくおかフィナンシャルグループと山口フィナンシャルグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はふくおかフィナンシャルグループが約645万円、山口フィナンシャルグループが約603万円。ふくおかフィナンシャルグループのほうが約42万円高い。
ふくおかフィナンシャルグループと山口フィナンシャルグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はふくおかフィナンシャルグループが54.4点、山口フィナンシャルグループが69.4点で、山口フィナンシャルグループが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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