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ふくおかフィナンシャルグループと七十七銀行の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。銀行グループ(⁠地銀・信託ほか)の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はふくおかフィナンシャルグループが約645万円、七十七銀行が約636万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高はふくおかフィナンシャルグループが6,212億円、七十七銀行が2,112億円で、ふくおかフィナンシャルグループが約2.9倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はふくおかフィナンシャルグループが19.4%、七十七銀行が37.2%で、七十七銀行のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

ふくおかフィナンシャルグループ七十七銀行
働きやすさの点数54.4点(⁠B)62.9点(⁠A-)
平均年収779万円(⁠38.7歳)773万円(⁠39歳)
30歳換算年収約645万円約636万円
月の平均残業未公表16.6時間
有給取得率未公表75%
平均勤続年数10.8年15.8年
売上高6,212億円2,112億円
売上に対する利益の割合19.4%(⁠経常利益)37.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.22倍1.79倍
従業員数(⁠単体)328人2,190人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはふくおかフィナンシャルグループが2.22倍、七十七銀行が1.79倍で、勢いはふくおかフィナンシャルグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はふくおかフィナンシャルグループが54.4点、七十七銀行が62.9点で、七十七銀行が上回る。

何で稼いでいるかの違い

ふくおかフィナンシャルグループ

ふくおかフィナンシャルグループは、福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行、デジタルバンクのみんなの銀行などを持つ、九州を地盤とする地域金融グループの持株会社です。2007年に福岡銀行と熊本ファミリー銀行が共同で設立しました。

報告セグメントは銀行業務のみで、傘下の5つの銀行が預金・貸出・為替などを行っています。

七十七銀行

七十七銀行は、宮城県仙台市に本店を置く銀行です。リース、信用保証、クレジットカード、証券、コンサルティング、人材紹介、ファンド運営などの子会社も持っています。1932年に仙台の七十七銀行、東北実業銀行、五城銀行の3行が合併して設立されました。

銀行業務が中心で、預金・貸出・有価証券投資・為替のほか、投資信託や保険の窓口販売、信託業務も行っています。セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • このグループには、県を地盤とする地方銀行(⁠千葉、群馬、八十二長野、七十七、北洋、大垣共立)とその持株会社(⁠ふくおか、横浜、山口)、ノンバンク事業を多く持つSBI新生銀行、ATMが中核のセブン銀行、信託の三井住友トラスト、インターネット銀行の楽天銀行と、形の違う銀行が並んでいます。
  • 地方銀行では、県を越えた経営統合や提携が進んでいます。群馬銀行は第四北越フィナンシャルグループと経営統合し、八十二長野銀行は静岡銀行・山梨中央銀行と提携しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):楽天銀行約40.3%、七十七銀行約37.2%、群馬銀行約32.0%、横浜フィナンシャルグループ約31.6%、千葉銀行約31.2%、八十二長野銀行約26.7%、ふくおかフィナンシャルグループ約19.4%、山口フィナンシャルグループ約17.2%、北洋銀行約15.9%、SBI新生銀行約15.9%、セブン銀行約13.7%、三井住友トラストグループ約13.5%、大垣共立銀行約12.5%です。銀行の「⁠売上」は経常収益です。このほか、あおぞら銀行約11.2%(⁠経常利益)です。
  • 店舗の形:楽天銀行は店舗を持たないインターネット銀行、セブン銀行はセブン-イレブンなどのATMネットワークが中心です。

歴史の違い

ふくおかフィナンシャルグループ

  1. 2007年福岡銀行と熊本ファミリー銀行が共同で設立し、親和銀行も子会社にします。
  2. 2019年十八銀行を株式交換で完全子会社にします。
  3. 2020年親和銀行と十八銀行が合併し、十八親和銀行が発足します。
  4. 2021年みんなの銀行がサービスを始めます。

七十七銀行

  1. 1932年仙台の3行が合併し、七十七銀行が設立されます。
  2. 1941年宮城銀行を合併します。
  3. 1972年東京証券取引所市場第二部などに上場します。
  4. 1974年七十七リースを設立します。

いま何に賭けているか

ふくおかフィナンシャルグループ

目指す社会は「⁠経済的・物質的・精神的にゆたかな地域社会」です。2025年度に10年間の「⁠長期戦略」を策定し、その第1ステージの第8次中期経営計画(⁠2025年4月~2028年3月)で、GXやスタートアップなど九州の成長分野への融資・投資や、みんなの銀行などのデジタルビジネスを強化しています。

七十七銀行

経営計画「⁠『⁠Vision 2030』(⁠R.V.)~地域を豊かにするリーディングカンパニー~」で、2030年度に当期純利益900億円、ROE10%、コアOHR35%以下を目指しています。2025年度の当期純利益は540億円でした。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいふくおかフィナンシャルグループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い七十七銀行のほうが景気の波に強い。

よくある質問

ふくおかフィナンシャルグループと七十七銀行はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はふくおかフィナンシャルグループが約645万円、七十七銀行が約636万円。ほぼ同じ水準。
ふくおかフィナンシャルグループと七十七銀行はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はふくおかフィナンシャルグループが54.4点、七十七銀行が62.9点で、七十七銀行が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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