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三井住友トラストグループと山口フィナンシャルグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。銀行グループ(⁠地銀・信託ほか)の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三井住友トラストグループが約973万円、山口フィナンシャルグループが約603万円。三井住友トラストグループのほうが約370万円高い。
  • 売上高は三井住友トラストグループが2.98兆円、山口フィナンシャルグループが2,619億円で、三井住友トラストグループが約11.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は三井住友トラストグループが13.5%、山口フィナンシャルグループが17.2%で、山口フィナンシャルグループのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

三井住友トラストグループ山口フィナンシャルグループ
働きやすさの点数90.3点(⁠S)69.4点(⁠A+)
平均年収1,393万円(⁠46.5歳)837万円(⁠45.1歳)
30歳換算年収約973万円約603万円
月の平均残業未公表15.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.9年17.1年
売上高2.98兆円2,619億円
売上に対する利益の割合13.5%(⁠経常利益)17.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.13倍1.78倍
従業員数(⁠単体)194人529人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三井住友トラストグループが2.13倍、山口フィナンシャルグループが1.78倍で、勢いは三井住友トラストグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三井住友トラストグループが90.3点、山口フィナンシャルグループが69.4点で、三井住友トラストグループが上回る。

何で稼いでいるかの違い

三井住友トラストグループ

三井住友トラストグループは、三井住友信託銀行を中核に、資産運用、資産管理、不動産などの会社を持つ信託グループの持株会社です。2011年に中央三井トラスト・ホールディングスと住友信託銀行が経営統合してできました。1924年に日本最初の信託会社として設立された三井信託が母体の一つです。

銀行機能、資産運用・資産管理機能、不動産機能を組み合わせた事業を、連結子会社57社などで行っています。

山口フィナンシャルグループ

山口フィナンシャルグループは、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の3つの銀行を傘下に持つ銀行持株会社です。証券、クレジットカード、リース、コンサルティングの会社も持っています。2006年に山口銀行ともみじホールディングスが経営統合して設立されました。

銀行業が中核で、預金・貸出・為替・有価証券投資などで稼いでいます。セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • このグループには、県を地盤とする地方銀行(⁠千葉、群馬、八十二長野、七十七、北洋、大垣共立)とその持株会社(⁠ふくおか、横浜、山口)、ノンバンク事業を多く持つSBI新生銀行、ATMが中核のセブン銀行、信託の三井住友トラスト、インターネット銀行の楽天銀行と、形の違う銀行が並んでいます。
  • 地方銀行では、県を越えた経営統合や提携が進んでいます。群馬銀行は第四北越フィナンシャルグループと経営統合し、八十二長野銀行は静岡銀行・山梨中央銀行と提携しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):楽天銀行約40.3%、七十七銀行約37.2%、群馬銀行約32.0%、横浜フィナンシャルグループ約31.6%、千葉銀行約31.2%、八十二長野銀行約26.7%、ふくおかフィナンシャルグループ約19.4%、山口フィナンシャルグループ約17.2%、北洋銀行約15.9%、SBI新生銀行約15.9%、セブン銀行約13.7%、三井住友トラストグループ約13.5%、大垣共立銀行約12.5%です。銀行の「⁠売上」は経常収益です。このほか、あおぞら銀行約11.2%(⁠経常利益)です。
  • 店舗の形:楽天銀行は店舗を持たないインターネット銀行、セブン銀行はセブン-イレブンなどのATMネットワークが中心です。

歴史の違い

三井住友トラストグループ

  1. 1924年日本最初の信託会社として三井信託が設立されます。
  2. 2002年持株会社の三井トラスト・ホールディングスが設立されます。
  3. 2011年住友信託銀行と経営統合し、三井住友トラスト・ホールディングスが発足します。
  4. 2012年傘下の信託銀行3社が合併し、三井住友信託銀行が発足します。

山口フィナンシャルグループ

  1. 2006年山口銀行ともみじホールディングスが共同株式移転で設立し、東京証券取引所市場第一部に上場します。
  2. 2007年東海東京証券との共同出資でワイエム証券を設立します。
  3. 2011年北九州銀行が山口銀行の九州域内の事業を引き継ぎ、営業を始めます。
  4. 2014年ワイエムリースを連結子会社にします。

いま何に賭けているか

三井住友トラストグループ

存在意義は「⁠託された未来をひらく」です。「⁠銀行機能、資産運用・管理機能、不動産機能を融合した新しいビジネスモデルで独自の価値を創出する、本邦最大かつ最高のステイタスを誇る信託グループ」としてグローバルに飛躍することを目指しています。

山口フィナンシャルグループ

パーパスは「⁠地域の豊かな未来を共創する」です。「⁠YMFG中期経営計画(⁠2025年度~2029年度)」で、融資・エクイティ・ソリューションを組み合わせた「⁠地域課題解決のプラットフォーマー」への進化を掲げ、資本コストを上回るROEを目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい三井住友トラストグループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い山口フィナンシャルグループのほうが景気の波に強い。

よくある質問

三井住友トラストグループと山口フィナンシャルグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三井住友トラストグループが約973万円、山口フィナンシャルグループが約603万円。三井住友トラストグループのほうが約370万円高い。
三井住友トラストグループと山口フィナンシャルグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三井住友トラストグループが90.3点、山口フィナンシャルグループが69.4点で、三井住友トラストグループが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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