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ライフコーポレーションとオークワの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。食品スーパーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はライフコーポレーションが約457万円、オークワが約351万円。ライフコーポレーションのほうが約106万円高い。
  • 月の平均残業はライフコーポレーションが13.5時間、オークワが8.6時間。オークワのほうが月4.9時間少ない。
  • 売上高はライフコーポレーションが8,813億円、オークワが2,395億円で、ライフコーポレーションが約3.7倍の規模。

数字で比べる

ライフコーポレーションオークワ
働きやすさの点数54.2点(⁠B)49.3点(⁠C)
平均年収583万円(⁠41.2歳)515万円(⁠47.6歳)
30歳換算年収約457万円約351万円
月の平均残業13.5時間8.6時間
有給取得率81.7%未公表
平均勤続年数14.4年16.4年
売上高8,813億円2,395億円
売上に対する利益の割合3.1%(⁠経常利益)0.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.15倍0.94倍
従業員数(⁠単体)7,499人1,942人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はライフコーポレーションが3.1%、オークワが0.8%で、ライフコーポレーションのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはライフコーポレーションが1.15倍、オークワが0.94倍で、勢いはライフコーポレーションが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はライフコーポレーションが54.2点、オークワが49.3点で、ライフコーポレーションが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ライフコーポレーション

ライフコーポレーションは、首都圏と近畿圏で食料品中心のスーパーマーケット「⁠ライフ」を営む会社です。1956年に清水實業として設立され、1961年に大阪府豊中市の豊中店でスーパーマーケット形式の営業を始めました。三菱商事が「⁠その他の関係会社」です。

売上のほぼすべてが小売事業(⁠食料品を中心に、生活関連用品や衣料品も売る)で、セグメント利益率は約3.0%です。

オークワ

オークワは、和歌山市に本店を置き、スーパーマーケットをチェーン展開する会社です。外食店のチェーン(⁠子会社のオークフーズ)や、農産物の加工・配送なども子会社で手がけています。1969年に創業者の大桑勇が大阪市生野区で主婦の店オークワを設立したのが始まりです。

スーパーマーケット事業の単一セグメントで、セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 食品スーパーは、生鮮食品を中心に日々の食料品を売ります。地域ごとに基盤を持つ会社が多く、ライフ(⁠首都圏・近畿圏)、USMH(⁠首都圏)、ベルク(⁠埼玉県中心)、イズミ(⁠広島県が本拠で西日本)、フジ(⁠愛媛県が本拠)、アークス(⁠北海道発)、イオン九州(⁠九州)、イオン北海道(⁠北海道)、マックスバリュ東海(⁠東海)、ハローズ(⁠瀬戸内)、オークワ(⁠和歌山)です。
  • 持株会社の下に複数のスーパーが集まる形(⁠USMH、アークス)もあります。USMHはイオンと丸紅が設立に加わり、イオン九州・イオン北海道・マックスバリュ東海はイオンの子会社です。ベルクもイオンと業務・資本提携しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠経常利益):ハローズ約5.6%、イズミ約4.8%、ベルク約4.4%、マックスバリュ東海約3.6%、ライフ約3.1%、アークス約3.1%、イオン九州約2.2%、イオン北海道約2.1%、フジ約1.6%、オークワ約0.8%、USMH約0.5%です。11社とも経常利益が基準です。
  • 食品以外も売るか:イズミはショッピングセンター「⁠ゆめタウン」で衣料品や住居関連品も売り、クレジットなどの小売周辺事業の利益率は約36%でした。ベルクは惣菜を自社グループで製造しています。

歴史の違い

ライフコーポレーション

  1. 1956年清水實業を設立し、食料品の販売などを始めます。
  2. 1961年大阪府豊中市に豊中店を開き、スーパーマーケット形式の営業を始めます。
  3. 1963年大阪市に第2号店の塚本店を開き、チェーンストア志向を明確にします。
  4. 1971年東京都板橋区に板橋店を開き、首都圏へ進出します。

オークワ

  1. 1969年大桑勇が大阪市生野区で主婦の店オークワを設立します。
  2. 1974年イズミ、ライフストア、平和堂などのチェーンストア6社と共同仕入機構の日本流通産業を設立します。
  3. 1987年大阪証券取引所市場第二部に上場します。
  4. 1999年三重県熊野市のスーパー、株式会社オークワを吸収合併します。

いま何に賭けているか

ライフコーポレーション

経営理念は『⁠「⁠志の高い信頼の経営」を通じて持続可能で豊かな社会の実現に貢献する』です。2030年に向けて「⁠売上高1兆円、経常利益350億円、当期純利益220億円、店舗数400店舗」の企業グループに成長することを目指しています。

オークワ

経営理念は「⁠わが社の成長発展こそがお客様の生活文化の向上を促し、社会への大きな貢献となることを念願し、チェーンストア業界の名門としての地位を永遠に確立する」です。中期経営計画の目標数値は取り下げましたが、資本政策・店舗戦略・商品戦略などの中長期戦略は変えずに続けるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならライフコーポレーション、時間のゆとりを取るならオークワ。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいライフコーポレーション。

よくある質問

ライフコーポレーションとオークワはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はライフコーポレーションが約457万円、オークワが約351万円。ライフコーポレーションのほうが約106万円高い。
ライフコーポレーションとオークワはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はライフコーポレーションが13.5時間、オークワが8.6時間。オークワのほうが月4.9時間少ない。
ライフコーポレーションとオークワはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はライフコーポレーションが54.2点、オークワが49.3点で、ライフコーポレーションが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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