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イズミとマックスバリュ東海の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。食品スーパーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はイズミが約441万円、マックスバリュ東海が約433万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はイズミが12.1時間、マックスバリュ東海が9.2時間。マックスバリュ東海のほうが月2.9時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はイズミが55.1%、マックスバリュ東海が69.6%。

数字で比べる

イズミマックスバリュ東海
働きやすさの点数46.6点(⁠C)42.4点(⁠C)
平均年収564万円(⁠41.3歳)574万円(⁠43歳)
30歳換算年収約441万円約433万円
月の平均残業12.1時間9.2時間
有給取得率55.1%69.6%
平均勤続年数15.8年9.2年
売上高5,693億円3,850億円
売上に対する利益の割合4.8%(⁠経常利益)3.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.84倍1.08倍
従業員数(⁠単体)2,895人2,457人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はイズミが5,693億円、マックスバリュ東海が3,850億円で、イズミが約1.5倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はイズミが4.8%、マックスバリュ東海が3.6%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びはイズミが0.84倍、マックスバリュ東海が1.08倍で、勢いはマックスバリュ東海が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はイズミが46.6点、マックスバリュ東海が42.4点で、イズミが上回る。

何で稼いでいるかの違い

イズミ

イズミは、広島県を本拠に「⁠ゆめタウン」などのショッピングセンターやスーパーマーケットを西日本で展開する小売会社です。1961年に広島市で「⁠いづみ」を設立し、八丁堀店で衣料品と日用雑貨品の販売を始めました。

売上の約97%が小売事業(⁠ショッピングセンター、総合スーパー、スーパーマーケットでの衣料品・住居関連品・食料品の販売)で、セグメント利益率は約3.8%です。

マックスバリュ東海

マックスバリュ東海は、イオングループのスーパーマーケット事業の東海地区の中核企業で、静岡県、愛知県、三重県、岐阜県、滋賀県、神奈川県、山梨県に食品スーパーマーケットを展開しています。親会社はイオンです。前身は静岡県熱海市で始まった八百半(⁠のちのヤオハン)です。

食品スーパーマーケット事業が中心で、セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 食品スーパーは、生鮮食品を中心に日々の食料品を売ります。地域ごとに基盤を持つ会社が多く、ライフ(⁠首都圏・近畿圏)、USMH(⁠首都圏)、ベルク(⁠埼玉県中心)、イズミ(⁠広島県が本拠で西日本)、フジ(⁠愛媛県が本拠)、アークス(⁠北海道発)、イオン九州(⁠九州)、イオン北海道(⁠北海道)、マックスバリュ東海(⁠東海)、ハローズ(⁠瀬戸内)、オークワ(⁠和歌山)です。
  • 持株会社の下に複数のスーパーが集まる形(⁠USMH、アークス)もあります。USMHはイオンと丸紅が設立に加わり、イオン九州・イオン北海道・マックスバリュ東海はイオンの子会社です。ベルクもイオンと業務・資本提携しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠経常利益):ハローズ約5.6%、イズミ約4.8%、ベルク約4.4%、マックスバリュ東海約3.6%、ライフ約3.1%、アークス約3.1%、イオン九州約2.2%、イオン北海道約2.1%、フジ約1.6%、オークワ約0.8%、USMH約0.5%です。11社とも経常利益が基準です。
  • 食品以外も売るか:イズミはショッピングセンター「⁠ゆめタウン」で衣料品や住居関連品も売り、クレジットなどの小売周辺事業の利益率は約36%でした。ベルクは惣菜を自社グループで製造しています。

歴史の違い

イズミ

  1. 1961年広島市に「⁠いづみ」を設立し、八丁堀店で衣料品と日用雑貨品の販売を始めます。
  2. 1980年社名をイズミに変えます。
  3. 1987年東京証券取引所市場第一部に上場します。
  4. 1994年島根県に進出し、ゆめタウン浜田を開きます。

マックスバリュ東海

  1. 1948年熱海市で開業した八百半商店を改組し、株式会社八百半商店を設立します。
  2. 1991年社名をヤオハンジャパンに変えます。
  3. 1997年会社更生手続の開始を申し立て、海外事業からすべて撤退します。
  4. 2000年更生計画に基づき、ジャスコ(⁠今のイオン)の100%子会社になります。

いま何に賭けているか

イズミ

経営理念は「⁠社員が誇りと喜びを感じ、地域とお客さまの生活に貢献し続ける」です。2035年長期ビジョンで西日本エリアの「⁠地域の総合生活産業」を目指し、第三次中期経営計画で2031年2月期に営業収益7,000億円、営業利益350億円以上を目標にしています。

マックスバリュ東海

企業理念は「⁠何よりもお客さまの利益を優先しよう。」です。売上高営業利益率4%以上、ROE10%以上を目標とし、事業部制を生かした地域密着経営と新規出店を進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいマックスバリュ東海。

よくある質問

イズミとマックスバリュ東海はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はイズミが約441万円、マックスバリュ東海が約433万円。ほぼ同じ水準。
イズミとマックスバリュ東海はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はイズミが12.1時間、マックスバリュ東海が9.2時間。マックスバリュ東海のほうが月2.9時間少ない。
イズミとマックスバリュ東海はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はイズミが46.6点、マックスバリュ東海が42.4点で、イズミが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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