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アマダと竹内製作所の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。産業機械の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はアマダが約540万円、竹内製作所が約598万円。竹内製作所のほうが約58万円高い。
  • 月の平均残業はアマダが15.8時間、竹内製作所が12.1時間。竹内製作所のほうが月3.7時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はアマダが83.3%、竹内製作所が73.9%。

数字で比べる

アマダ竹内製作所
働きやすさの点数61.4点(⁠A-)61.3点(⁠A-)
平均年収742万円(⁠44.6歳)690万円(⁠36.6歳)
30歳換算年収約540万円約598万円
月の平均残業15.8時間12.1時間
有給取得率83.3%73.9%
平均勤続年数14.3年8.3年
売上高4,374億円2,253億円
売上に対する利益の割合10.5%(⁠税引前利益)17.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.40倍1.60倍
従業員数(⁠単体)2,842人764人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はアマダが4,374億円、竹内製作所が2,253億円で、アマダが約1.9倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはアマダが1.40倍、竹内製作所が1.60倍で、勢いは竹内製作所が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はアマダが61.4点、竹内製作所が61.3点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

アマダ

アマダは、レーザマシン、タレットパンチプレス、プレスブレーキなどの板金加工機械と、帯鋸盤などの切削機械、プレス機械などをつくる金属加工機械メーカーです。1946年に東京で創業し、1953年に万能金切帯鋸盤の製造販売を始めました。

売上の約79%が金属加工機械(⁠レーザマシン、NC付タレットパンチプレス、プレスブレーキ、ベンディングロボットなどの板金商品と、精密レーザ機器などの微細溶接商品)で、利益率は約11%です。

竹内製作所

竹内製作所は、ミニショベル、油圧ショベル、クローラーローダーなどの小型建設機械を開発・製造し、主に米国と欧州で売る会社です。1963年に長野県坂城町で自動車部品メーカーの下請として設立され、1971年にミニショベルを開発しました。

セグメントは地域別で、売上の約57%が米国、約30%が日本、約8%が英国、約5%がフランスです。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 工作機械は景気で需要が大きく動く産業です。牧野フライス製作所は「⁠年度により収益の変動が極めて大きな産業の一つ」としています。DMG森精機(⁠欧州が売上の約56%)やオークマ(⁠海外売上高比率約73%)のように、海外比率が高いのも特徴です。
  • 機械を売った後のサービスで稼ぐ会社が増えています。DMG森精機はメンテナンスやスペアパーツなどのインダストリアル・サービスの利益率が約14%で、工作機械本体(⁠約3%)を大きく上回ります。三浦工業は有償保守契約で顧客とつながり続ける「⁠スーパーメンテナンス会社」を、栗田工業は継続契約型サービスの拡大を掲げています。
  • 半導体向けが大きな柱の会社もあります。荏原製作所は真空ポンプやCMP装置などの精密・電子が売上・利益とも最大の事業です。
  • マキタ、ホシザキ、タダノ、三浦工業、オークマは単一事業のため、セグメントは地域別に開示されています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:税引前利益では栗田工業約14.4%、三浦工業約14.1%、マキタ約13.9%、荏原製作所約11.6%、アマダ約10.5%、ナブテスコ約7.0%、DMG森精機約5.5%、ジェイテクト約1.4%です。経常利益では三井E&S約12.7%、ホシザキ約11.6%、牧野フライス製作所約10.5%、日本製鋼所約9.5%、オークマ約6.9%、グローリー約5.6%、タダノ約4.3%、カナデビア約2.1%です。このほか、竹内製作所約17.4%(⁠経常利益)です。
  • 造船から離れた会社:三井E&S(⁠旧三井造船)は2025年に造船の関連会社の株式を売却し、舶用エンジンと港湾クレーンが中核になりました。カナデビア(⁠旧日立造船)は2002年に造船事業を譲渡し、ごみ焼却発電などの環境装置が中心です。
  • 会社どうしのつながり:DMG森精機は2015年にアマダマシンツールの旋盤事業を譲り受ける契約を結びました。ナブテスコは帝人製機と、神戸製鋼所などが出資した日本エヤーブレーキを前身とするナブコが統合した会社です。ジェイテクトの前身・豊田工機はトヨタ自動車工業から独立しました。

歴史の違い

アマダ

  1. 1946〜1953年東京で創業し、万能金切帯鋸盤の製造販売を始めます。
  2. 1964年アマダに商号を変えます。
  3. 1971〜1972年米国、英国、ドイツに現地法人を設けます。
  4. 1986年フランスのプロメカム・シッソン・レーマン社を買収します。

竹内製作所

  1. 1963年長野県坂城町で設立し、自動車部品メーカーの下請を始めます。
  2. 1971年ミニショベルを開発し、生産を始めます。
  3. 1979年米国に販売子会社を設立します。
  4. 1986年クローラーローダーを開発し、生産を始めます。

いま何に賭けているか

アマダ

創業80年を前に、長期ビジョン「⁠生産革新と先端技術でモノづくりの課題を競争力に変える」を定め、2026〜2030年度の「⁠中期経営計画2030」を始めました。前半2年を構造改革、後半3年を成長加速期と位置づけ、ビジネスユニット制とマトリクス組織の導入、製造・営業・サービス拠点の統廃合で「⁠稼ぐ力」を強めるとしています。

竹内製作所

社是は「⁠創造」「⁠挑戦」「⁠協調」で、世界最高品質の小型建設機械を強みにしています。当連結会計年度の業績は売上高・各段階利益ともに過去最高でした。リチウムイオン電池式ミニショベルなど、電動機へのシフトにも備えています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で竹内製作所が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい竹内製作所。

よくある質問

アマダと竹内製作所はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はアマダが約540万円、竹内製作所が約598万円。竹内製作所のほうが約58万円高い。
アマダと竹内製作所はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はアマダが15.8時間、竹内製作所が12.1時間。竹内製作所のほうが月3.7時間少ない。
アマダと竹内製作所はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はアマダが61.4点、竹内製作所が61.3点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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