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バンダイナムコホールディングスとコーエーテクモホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ゲームの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はバンダイナムコホールディングスが約716万円、コーエーテクモホールディングスが約746万円。コーエーテクモホールディングスのほうが約30万円高い。
  • 売上高はバンダイナムコホールディングスが1.35兆円、コーエーテクモホールディングスが884億円で、バンダイナムコホールディングスが約15.3倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はバンダイナムコホールディングスが15.0%、コーエーテクモホールディングスが64.5%で、コーエーテクモホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

バンダイナムコホールディングスコーエーテクモホールディングス
働きやすさの点数65.1点(⁠A)61.2点(⁠A-)
平均年収984万円(⁠44.6歳)904万円(⁠38.8歳)
30歳換算年収約716万円約746万円
月の平均残業未公表33.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.7年10.3年
売上高1.35兆円884億円
売上に対する利益の割合15.0%(⁠経常利益)64.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.52倍1.21倍
従業員数(⁠単体)80人121人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはバンダイナムコホールディングスが1.52倍、コーエーテクモホールディングスが1.21倍で、勢いはバンダイナムコホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はバンダイナムコホールディングスが65.1点、コーエーテクモホールディングスが61.2点で、バンダイナムコホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

バンダイナムコホールディングス

バンダイナムコホールディングスは、おもちゃのバンダイと、ゲーム・アミューズメント施設のナムコが2005年に経営統合してできた会社です。キャラクターなどのIPを軸に、玩具・ホビー、ゲーム、アニメ・音楽、アミューズメント施設を組み合わせて展開しています。

売上の約48%がトイホビー事業で、セグメント利益率は約20%と、最大の稼ぎ頭です。

コーエーテクモホールディングス

コーエーテクモホールディングスは、「⁠信長の野望」「⁠三國志」などの歴史シミュレーションや「⁠無双」シリーズで知られる光栄と、テクモが2009年に経営統合してできたゲーム会社の持株会社です。光栄は1978年に染料などの販売会社として設立され、パソコンソフトの開発に進みました。

売上の約93%がエンタテインメント事業(⁠ゲームなどのコンテンツの開発・販売)で、セグメント利益率は約45%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • ゲーム会社は、家庭用・PC・モバイルのゲームソフトの販売や配信・運営で稼ぎます。任天堂はゲーム専用機のハードも自ら開発・製造し、ネクソンはオンラインゲームを長期間運用するモデルです。
  • ゲーム以外の柱を持つ会社も多く、バンダイナムコは玩具・ホビー、セガサミーはパチスロ・パチンコ機、コナミはスポーツクラブ、スクウェア・エニックスはコミックの出版、カプコンは遊技機も手がけています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではカプコン約37.9%、任天堂約23.4%、スクウェア・エニックス約21.7%、バンダイナムコホールディングス約15.0%、セガサミーホールディングス約11.1%です。税引前利益ではネクソン約29.6%、コナミグループ約28.5%でした。このほか、コーエーテクモ約64.5%(⁠経常利益)、MIXI約14.4%(⁠経常利益)、ガンホー・オンライン・エンターテイメント約7.3%(⁠経常利益)です。
  • ゲーム事業の利益率:カプコンのデジタルコンテンツ事業はセグメント利益率約49%、コナミのデジタルエンタテインメント事業は約37%、スクウェア・エニックスのデジタルエンタテインメント事業は約25%です。

歴史の違い

バンダイナムコホールディングス

  1. 1950年萬代屋(⁠のちのバンダイ)が設立されます。
  2. 1955年中村製作所(⁠のちのナムコ)が設立されます。
  3. 2005年バンダイとナムコが経営統合し、バンダイナムコホールディングスを設立します。
  4. 2006年ナムコからアミューズメント施設事業を分割し、バンダイのゲーム事業をナムコに移します。

コーエーテクモホールディングス

  1. 1978年光栄を設立し、染料などの販売を始めます。
  2. 1980年光栄がパソコンの販売と業務用特注ソフトの開発を始めます。
  3. 2009年光栄とテクモが経営統合し、持株会社を設立します。
  4. 2011年ガストを完全子会社にします。

いま何に賭けているか

バンダイナムコホールディングス

パーパスは「⁠Fun for All into the Future」、中長期ビジョンは「⁠Connect with Fans」です。2025年4月からの3カ年の中期計画で、グローバル市場でIP軸戦略をさらに強力に推進し、世界中のファンと「⁠広く」「⁠深く」「⁠複雑に」つながることを目指しています。

コーエーテクモホールディングス

ビジョンは「⁠世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」です。第4次中期経営計画で「⁠成長のための基盤づくり」をテーマに、3カ年累計の営業利益1,000億円以上と、単年度の営業利益400億円の達成への再挑戦を掲げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいバンダイナムコホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いコーエーテクモホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

バンダイナムコホールディングスとコーエーテクモホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はバンダイナムコホールディングスが約716万円、コーエーテクモホールディングスが約746万円。コーエーテクモホールディングスのほうが約30万円高い。
バンダイナムコホールディングスとコーエーテクモホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はバンダイナムコホールディングスが65.1点、コーエーテクモホールディングスが61.2点で、バンダイナムコホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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