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NIPPON EXPRESSホールディングスと住友倉庫の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。物流の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はNIPPON EXPRESSホールディングスが約569万円、住友倉庫が約711万円。住友倉庫のほうが約142万円高い。
  • 売上高はNIPPON EXPRESSホールディングスが2.57兆円、住友倉庫が1,962億円で、NIPPON EXPRESSホールディングスが約13.1倍の規模。
  • 当サイトの働きやすさの点数はNIPPON EXPRESSホールディングスが63.6点、住友倉庫が59.8点で、NIPPON EXPRESSホールディングスが上回る。

数字で比べる

NIPPON EXPRESSホールディングス住友倉庫
働きやすさの点数63.6点(⁠A-)59.8点(⁠B)
平均年収833万円(⁠47.5歳)844万円(⁠37.9歳)
30歳換算年収約569万円約711万円
月の平均残業未公表18.9時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数22.2年12.8年
売上高2.57兆円1,962億円
売上に対する利益の割合1.6%(⁠税引前利益)8.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び—0.85倍
従業員数(⁠単体)296人918人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

NIPPON EXPRESSホールディングス

NIPPON EXPRESSホールディングスは、日本通運を中心とする物流グループの持株会社です。トラック・鉄道・航空・海上輸送、倉庫を組み合わせた国内外のロジスティクスに加え、警備輸送、重量品の運搬・据付、物流機器や資材の販売も手がけています。1872年設立の陸運元会社が前身です。

セグメントは地域別で、売上の約48%が日本のロジスティクスで、セグメント利益率は約3.6%です。

住友倉庫

住友倉庫は、倉庫業を核に、港湾運送業、国際輸送業、陸上運送業などの物流事業と、オフィスビル賃貸などの不動産事業を営む会社です。1899年に住友家の個人営業として倉庫業を始めたのが創業です。

売上の約95%が物流事業(⁠倉庫、港湾運送、国際輸送、陸上運送)で、セグメント利益率は約7.3%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 物流会社は、宅配便(⁠ヤマト、佐川急便のSGホールディングス)、定期便の路線トラック(⁠福山通運)、企業の物流をまとめて請け負う3PL(⁠ロジスティード、SBS)、国際フォワーディング(⁠NIPPON EXPRESS)、港湾・倉庫(⁠上組、三菱倉庫)、工場構内の作業請負(⁠山九、鴻池運輸)と、得意分野で大きく分かれます。
  • 倉庫を持つ会社や物流施設を開発する会社では、不動産事業の利益率が物流よりずっと高く、利益の柱になっていることがあります(⁠三菱倉庫、SBS)。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では上組約13.8%、三菱倉庫約7.9%、山九約6.9%、鴻池運輸約6.4%、SGホールディングス約5.6%、SBSホールディングス約4.3%、福山通運約3.6%、ヤマトホールディングス約1.4%です。税引前利益ではロジスティード約4.1%、NIPPON EXPRESSホールディングス約1.6%でした。このほか、日本郵政約9.4%(⁠経常利益)、住友倉庫約8.1%(⁠経常利益)です。
  • 宅配便の2社:ヤマトは個人・法人向けの宅急便が売上の8割以上ですがセグメント利益はほとんど出ておらず、SGホールディングスは企業からの荷物に集中し、配送の多くをパートナー企業に委託しています。

歴史の違い

NIPPON EXPRESSホールディングス

  1. 1937年日本通運が東京で創立されます。
  2. 1950年一般の商事会社となり、東京証券取引所に上場します。
  3. 1962年米国日本通運(⁠今のNXアメリカ)を設立します。
  4. 2009年宅配便事業をJPエクスプレスに分割します。

住友倉庫

  1. 1899年住友家の個人営業として倉庫業を始めます。
  2. 1923年株式会社住友倉庫を設立します。
  3. 1950年大阪・東京証券取引所に上場します。
  4. 1968年神戸と東京でコンテナターミナル業務を始めます。

いま何に賭けているか

NIPPON EXPRESSホールディングス

創立100周年となる2037年に「⁠グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」になることを長期ビジョンに掲げています。「⁠NXグループ経営計画2028」で、2028年度に売上収益3兆円、事業利益1,500億円、ROE10%以上を目指しています。日本通運では2025年1月に社内カンパニー制を導入し、日本事業の再構築を進めています。

住友倉庫

2026年3月にパーパス「⁠つなぐ 支える 次代を創る」を明文化し、長期ビジョン“Moving Forward to 2030”の最終フェーズとして「⁠中期経営計画2026-2030」を策定しました。

よくある質問

NIPPON EXPRESSホールディングスと住友倉庫はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はNIPPON EXPRESSホールディングスが約569万円、住友倉庫が約711万円。住友倉庫のほうが約142万円高い。
NIPPON EXPRESSホールディングスと住友倉庫はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はNIPPON EXPRESSホールディングスが63.6点、住友倉庫が59.8点で、NIPPON EXPRESSホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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