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セブン銀行と山口フィナンシャルグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。銀行グループ(⁠地銀・信託ほか)の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はセブン銀行が約607万円、山口フィナンシャルグループが約603万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はセブン銀行が24.9時間、山口フィナンシャルグループが15.3時間。山口フィナンシャルグループのほうが月9.6時間少ない。
  • 売上高はセブン銀行が2,200億円、山口フィナンシャルグループが2,619億円で、規模は近い。

数字で比べる

セブン銀行山口フィナンシャルグループ
働きやすさの点数48.6点(⁠C)69.4点(⁠A+)
平均年収773万円(⁠41.1歳)837万円(⁠45.1歳)
30歳換算年収約607万円約603万円
月の平均残業24.9時間15.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数7.5年17.1年
売上高2,200億円2,619億円
売上に対する利益の割合13.7%(⁠経常利益)17.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.61倍1.78倍
従業員数(⁠単体)715人529人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はセブン銀行が13.7%、山口フィナンシャルグループが17.2%で、山口フィナンシャルグループのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはセブン銀行が1.61倍、山口フィナンシャルグループが1.78倍で、勢いは山口フィナンシャルグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はセブン銀行が48.6点、山口フィナンシャルグループが69.4点で、山口フィナンシャルグループが上回る。

何で稼いでいるかの違い

セブン銀行

セブン銀行は、セブン-イレブンの店舗や空港、駅などに置いたATMのネットワークを中心とする銀行です。多くの国内金融機関と提携し、米国、インドネシア、フィリピン、マレーシアでもATM事業を展開しています。2001年にアイワイバンク銀行として設立されました。

売上の約66%が国内事業(⁠銀行業その他)で、セブン-イレブンの店舗などに置いたATMのサービスと、口座サービスが中心です。

山口フィナンシャルグループ

山口フィナンシャルグループは、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の3つの銀行を傘下に持つ銀行持株会社です。証券、クレジットカード、リース、コンサルティングの会社も持っています。2006年に山口銀行ともみじホールディングスが経営統合して設立されました。

銀行業が中核で、預金・貸出・為替・有価証券投資などで稼いでいます。セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • このグループには、県を地盤とする地方銀行(⁠千葉、群馬、八十二長野、七十七、北洋、大垣共立)とその持株会社(⁠ふくおか、横浜、山口)、ノンバンク事業を多く持つSBI新生銀行、ATMが中核のセブン銀行、信託の三井住友トラスト、インターネット銀行の楽天銀行と、形の違う銀行が並んでいます。
  • 地方銀行では、県を越えた経営統合や提携が進んでいます。群馬銀行は第四北越フィナンシャルグループと経営統合し、八十二長野銀行は静岡銀行・山梨中央銀行と提携しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):楽天銀行約40.3%、七十七銀行約37.2%、群馬銀行約32.0%、横浜フィナンシャルグループ約31.6%、千葉銀行約31.2%、八十二長野銀行約26.7%、ふくおかフィナンシャルグループ約19.4%、山口フィナンシャルグループ約17.2%、北洋銀行約15.9%、SBI新生銀行約15.9%、セブン銀行約13.7%、三井住友トラストグループ約13.5%、大垣共立銀行約12.5%です。銀行の「⁠売上」は経常収益です。このほか、あおぞら銀行約11.2%(⁠経常利益)です。
  • 店舗の形:楽天銀行は店舗を持たないインターネット銀行、セブン銀行はセブン-イレブンなどのATMネットワークが中心です。

歴史の違い

セブン銀行

  1. 2001年アイワイバンク銀行として設立され、営業を始めます。
  2. 2005年社名をセブン銀行に変えます。
  3. 2007年47都道府県へのATM展開を完了します。
  4. 2012年米国のFCTIを子会社にします。

山口フィナンシャルグループ

  1. 2006年山口銀行ともみじホールディングスが共同株式移転で設立し、東京証券取引所市場第一部に上場します。
  2. 2007年東海東京証券との共同出資でワイエム証券を設立します。
  3. 2011年北九州銀行が山口銀行の九州域内の事業を引き継ぎ、営業を始めます。
  4. 2014年ワイエムリースを連結子会社にします。

いま何に賭けているか

セブン銀行

パーパスは「⁠お客さまの「⁠あったらいいな」を超えて、日常の未来を生みだし続ける。」です。ATMプラットフォーム事業の磨き上げと事業の多角化を進め、2028年度に連結経常収益2,800億円、連結経常利益400億円、ROE8.0%以上を目標にしています。

山口フィナンシャルグループ

パーパスは「⁠地域の豊かな未来を共創する」です。「⁠YMFG中期経営計画(⁠2025年度~2029年度)」で、融資・エクイティ・ソリューションを組み合わせた「⁠地域課題解決のプラットフォーマー」への進化を掲げ、資本コストを上回るROEを目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい山口フィナンシャルグループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い山口フィナンシャルグループのほうが景気の波に強い。

よくある質問

セブン銀行と山口フィナンシャルグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はセブン銀行が約607万円、山口フィナンシャルグループが約603万円。ほぼ同じ水準。
セブン銀行と山口フィナンシャルグループはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はセブン銀行が24.9時間、山口フィナンシャルグループが15.3時間。山口フィナンシャルグループのほうが月9.6時間少ない。
セブン銀行と山口フィナンシャルグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はセブン銀行が48.6点、山口フィナンシャルグループが69.4点で、山口フィナンシャルグループが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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