ものさし企業図鑑転職・就職活動の教科書
教科書 › 業界研究 › IT・通信・メディア・エンタメ › ITサービス・販売 › サイボウズと電通総研

本ページはプロモーション(⁠広告)を含みます。

サイボウズと電通総研の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ITサービス・販売の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はサイボウズが約626万円、電通総研が約907万円。電通総研のほうが約281万円高い。
  • 月の平均残業はサイボウズが11.2時間、電通総研が12.2時間。大きな差はない。
  • 売上高はサイボウズが374億円、電通総研が1,649億円で、電通総研が約4.4倍の規模。

数字で比べる

サイボウズ電通総研
働きやすさの点数56.6点(⁠B)69.8点(⁠A+)
平均年収719万円(⁠36.4歳)1,125万円(⁠39.9歳)
30歳換算年収約626万円約907万円
月の平均残業11.2時間12.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数6.8年9.9年
売上高374億円1,649億円
売上に対する利益の割合27.6%(⁠経常利益)14.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.02倍1.47倍
従業員数(⁠単体)1,080人2,492人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はサイボウズが27.6%、電通総研が14.3%で、サイボウズのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはサイボウズが2.02倍、電通総研が1.47倍で、勢いはサイボウズが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はサイボウズが56.6点、電通総研が69.8点で、電通総研が上回る。

何で稼いでいるかの違い

サイボウズ

サイボウズは、会社の中の情報共有を助けるソフト(⁠グループウェア)を、主にクラウドで提供している会社です。1997年に愛媛県松山市で設立され、主力の「⁠kintone(⁠キントーン)」のほか、「⁠サイボウズ Office」「⁠サイボウズ ガルーン」などを持っています。

グループウェアの開発とライセンス販売、SaaS・クラウド型のサービス提供が事業の中心です。

電通総研

電通総研は、製造業・金融・企業の経営管理(⁠人事・会計)・マーケティングや官公庁向けに、コンサルティング、システム開発、ソフトウェア製品、運用保守などを提供するIT企業です。1975年に電通と米国のGeneral Electricの合弁で、電通国際情報サービスとして設立されました。

売上の約37%が製造ソリューション(⁠製造業のビジネスプロセスとバリューチェーンの高度化支援)で、セグメント利益率は約12%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • ITサービスの会社は、稼ぎ方でいくつかに分かれます。企業のシステムを受託して開発・運用する会社(⁠野村総合研究所、SCSK、BIPROGY、TIS)、機器やソフトを販売して保守まで担う会社(⁠大塚商会、キヤノンマーケティングジャパン)、自社・親会社の製品を提供する会社(⁠サイボウズ、日本オラクル、トレンドマイクロ)、ネットワークを運用する電気通信事業者(⁠インターネットイニシアティブ)です。
  • 親会社や出身の違いも特徴です。SCSKは住友商事、キヤノンマーケティングジャパンはキヤノン、日本オラクルは米国オラクル・コーポレーションのグループです。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では日本オラクル約32.1%、サイボウズ約27.6%、トレンドマイクロ約19.6%、SCSK約19.2%、TIS約12.8%、キヤノンマーケティングジャパン約8.8%、大塚商会約6.9%です。税引前利益ではインターネットイニシアティブ約10.2%、BIPROGY約10.1%、野村総合研究所約7.2%でした。このほか、電通総研約14.3%(⁠経常利益)です。
  • 自社製品かどうか:自社や親会社の製品を提供する日本オラクル、サイボウズ、トレンドマイクロは利益率が高く、機器販売の比重が大きい大塚商会やキヤノンマーケティングジャパンは低めです。

歴史の違い

サイボウズ

  1. 1997年愛媛県松山市で設立され、「⁠サイボウズ Office」を発売します。
  2. 2000年東京証券取引所マザーズに上場します。
  3. 2002年大規模向けグループウェア「⁠サイボウズ ガルーン」を発売します。
  4. 2006年東京証券取引所市場第一部に移ります。

電通総研

  1. 1975年電通と米国General Electricの合弁で、電通国際情報サービスを設立します。
  2. 1987年米国に子会社を設立し、その後、香港・英国・シンガポールにも広げます。
  3. 1989年電通の社内情報システムの開発・運用業務の継続受注を始めます。
  4. 2000年東京証券取引所市場第一部に上場します。

いま何に賭けているか

サイボウズ

企業理念は「⁠チームワークあふれる社会を創る」です。「⁠kintone」を中小・中堅企業中心に広げてきましたが、今後はエンタープライズ市場での新規顧客獲得と既存顧客の全社利用の推進、AI機能の開発、グローバル展開に取り組むとしています。

電通総研

企業理念は「⁠誠実を旨とし、テクノロジーの可能性を切り拓く挑戦者として、顧客、生活者、社会の進化と共存に寄与する。」です。長期経営ビジョン「⁠Vision 2030」で、2030年に売上高3,000億円、営業利益率20%の企業グループになることを目指し、事業領域の拡張や収益モデルの革新など4つの自己変革を進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいサイボウズ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いサイボウズのほうが景気の波に強い。

よくある質問

サイボウズと電通総研はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はサイボウズが約626万円、電通総研が約907万円。電通総研のほうが約281万円高い。
サイボウズと電通総研はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はサイボウズが11.2時間、電通総研が12.2時間。大きな差はない。
サイボウズと電通総研はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はサイボウズが56.6点、電通総研が69.8点で、電通総研が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく

PR転職・就職を考えている方へ

2社で迷っているなら、部署ごとの実態や表に出ていない求人の情報が決め手になります。ここは業界に強い転職エージェントのほうが情報を持っています。

実務経験のあるITエンジニアの方へ
TechGO(⁠テックゴー)

ITエンジニア専門の転職エージェント。模擬面接を回数の制限なく受けられ、ITコンサルやメガベンチャーなど年収アップを狙えるポジションを紹介してくれます。学生の方は対象外です。

TechGO(⁠テックゴー)に無料で相談する ↗
東京・大阪で働きたいエンジニア経験者の方へ
strategy career(⁠明光キャリアパートナーズ)

明光義塾を運営する明光ネットワークジャパンのグループのエンジニア転職エージェント。経験や価値観に合う会社の提案から、履歴書・面接の対策まで支援してくれます。

strategy career(⁠明光キャリアパートナーズ)に無料で相談する ↗

使い方のコツ:エージェントは1社に決めず、2社以上で話を聞いて比べるのがおすすめです。紹介された会社は、この図鑑に戻ってきて「⁠何で稼いでいるか」「⁠同じ業界の会社とどう違うか」を確かめてください。同じ会社でも、エージェントによって説明が違うことがあります。

当サイトの提携先(⁠広告)です。登録・相談は各社のサイトで行います。提携先と広告について