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ポーラ・オルビスホールディングスとアース製薬の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。日用品・化粧品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はポーラ・オルビスホールディングスが約576万円、アース製薬が約590万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高はポーラ・オルビスホールディングスが1,703億円、アース製薬が1,792億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はポーラ・オルビスホールディングスが10.0%、アース製薬が5.0%で、ポーラ・オルビスホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

ポーラ・オルビスホールディングスアース製薬
働きやすさの点数42.8点(⁠C)60.2点(⁠A-)
平均年収766万円(⁠43.1歳)771万円(⁠42.3歳)
30歳換算年収約576万円約590万円
月の平均残業9.4時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数5年11.1年
売上高1,703億円1,792億円
売上に対する利益の割合10.0%(⁠経常利益)5.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.95倍0.88倍
従業員数(⁠単体)278人1,401人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はポーラ・オルビスホールディングスが42.8点、アース製薬が60.2点で、アース製薬が上回る。

何で稼いでいるかの違い

ポーラ・オルビスホールディングス

ポーラ・オルビスホールディングスは、カウンセリング販売が特徴の「⁠POLA」と、通信販売から始まった「⁠ORBIS」を中心に、複数の化粧品ブランドを持つ持株会社です。1929年に鈴木忍が静岡で訪問販売から創業しました。

売上のほぼすべてがビューティケア事業で、化粧品・食品の研究開発、製造、販売などを行っています。

アース製薬

アース製薬は、殺虫剤などの虫ケア用品を中心に、口腔衛生用品、入浴剤(⁠バスクリン)、衣類用防虫剤(⁠白元アース)などの日用品をつくる会社です。食品・医薬品工場などの衛生管理サービスも手がけています。1925年に兵庫県赤穂市で木村製薬所として設立されました。

売上の約81%が家庭用品事業(⁠虫ケア用品、口腔衛生用品、入浴剤などの日用品)で、セグメント利益率は約4%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 日用品の会社は、洗剤・紙おむつ・歯みがきなどの毎日使う商品で安定して稼ぐのが基本です。花王はハイジーンリビングケア事業を「⁠安定収益領域」と位置づけています。
  • 化粧品の会社は海外、特に中国・アジアの比重が高くなっています。資生堂は中国・トラベルリテール事業が売上の約36%で最大です。
  • ユニ・チャームは国内でベビーケアやフェミニンケアの対象人口が減る一方、ウェルネスケアやペットケアへの引き合いは強いとしています。小林製薬は2024年の紅麹関連製品の健康被害を受け、信頼回復に取り組んでいます。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:税引前利益ではユニ・チャーム約11.1%、花王約10.1%、ライオン約9.3%です。経常利益ではロート製薬約14.0%、小林製薬約10.3%、ポーラ・オルビスホールディングス約10.0%、コーセー約6.5%です。このほか、アース製薬約5.0%(⁠経常利益)です。
  • 売り方の違い:ポーラは委託販売のビューティーディレクターによるカウンセリング販売、オルビスは通信販売から始まりました。資生堂は1923年にチェインストア制度を採用しています。
  • 何から始まったか:花王は洋小間物商、資生堂は銀座の薬局、ライオンは石鹸・歯みがきの商店、ユニ・チャームは建材の会社、小林製薬は雑貨・化粧品店、ロート製薬は大阪の薬房から始まりました。

歴史の違い

ポーラ・オルビスホールディングス

  1. 1929年鈴木忍が静岡で訪問販売の個人事業を始めます。
  2. 1940〜1946年ポーラ化粧品本舗(⁠今のポーラ化成工業)を設立し、販売部門を独立させます。
  3. 1984年オルビスを設立し、通信販売を始めます。
  4. 2006年持株会社として当社を設立します。

アース製薬

  1. 1925年兵庫県赤穂市で木村製薬所を設立します。
  2. 1964年社名をアース製薬に変えます。
  3. 1970年大塚製薬を中核とする大塚グループが資本参加します。
  4. 2012年バスクリンを完全子会社にします。

いま何に賭けているか

ポーラ・オルビスホールディングス

創業100周年の2029年を見据え、Missionに「⁠感受性のスイッチを全開にする」を掲げています。2026年に連結売上高2,000億円、営業利益率12〜13%、ROE10%以上を目標にし、POLAのサロンチャネルの事業基盤の再構築や、中国・ASEANでの海外事業の強化に取り組んでいます。

アース製薬

経営理念は「⁠生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」です。中期経営計画「⁠Act For SMILE COMPASS 2026」の定量目標(⁠売上高1,700億円、営業利益70億円)を1年前倒しで達成し、ブランド・品目の「⁠選択と集中」とブランド価値の向上で構造改革を進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いポーラ・オルビスホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

ポーラ・オルビスホールディングスとアース製薬はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はポーラ・オルビスホールディングスが約576万円、アース製薬が約590万円。ほぼ同じ水準。
ポーラ・オルビスホールディングスとアース製薬はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はポーラ・オルビスホールディングスが42.8点、アース製薬が60.2点で、アース製薬が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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