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SBSホールディングスと日本郵政の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。物流の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はSBSホールディングスが約433万円、日本郵政が約656万円。日本郵政のほうが約223万円高い。
  • 売上高はSBSホールディングスが4,903億円、日本郵政が11.44兆円で、日本郵政が約23.3倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はSBSホールディングスが4.3%、日本郵政が9.4%で、日本郵政のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

SBSホールディングス日本郵政
働きやすさの点数33.9点(⁠D)67.6点(⁠A+)
平均年収602万円(⁠45.1歳)872万円(⁠43.1歳)
30歳換算年収約433万円約656万円
月の平均残業未公表13.4時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数5.9年16.2年
売上高4,903億円11.44兆円
売上に対する利益の割合4.3%(⁠経常利益)9.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.22倍1.02倍
従業員数(⁠単体)310人1,261人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはSBSホールディングスが1.22倍、日本郵政が1.02倍で、勢いはSBSホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はSBSホールディングスが33.9点、日本郵政が67.6点で、日本郵政が上回る。

何で稼いでいるかの違い

SBSホールディングス

SBSホールディングスは、企業間(⁠BtoB)物流を中心に、3PL・4PL、三温度帯の食品物流、即配、国際物流などを手がける物流グループの持株会社です。1987年に東京都江東区で関東即配として設立され、東芝・リコーなどの物流子会社を買収して規模を広げてきました。

売上の約94%が物流事業で、セグメント利益率は約2.6%です。

日本郵政

日本郵政は、郵便・物流の日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を中心とするグループの持株会社です。もとは国の郵政事業で、郵便局の窓口では郵便に加えて銀行・保険の窓口業務も行っています。

セグメントの収益で見ると、約49%が生命保険業、約25%が銀行業で、金融の比重が大きいグループです。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 物流会社は、宅配便(⁠ヤマト、佐川急便のSGホールディングス)、定期便の路線トラック(⁠福山通運)、企業の物流をまとめて請け負う3PL(⁠ロジスティード、SBS)、国際フォワーディング(⁠NIPPON EXPRESS)、港湾・倉庫(⁠上組、三菱倉庫)、工場構内の作業請負(⁠山九、鴻池運輸)と、得意分野で大きく分かれます。
  • 倉庫を持つ会社や物流施設を開発する会社では、不動産事業の利益率が物流よりずっと高く、利益の柱になっていることがあります(⁠三菱倉庫、SBS)。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では上組約13.8%、三菱倉庫約7.9%、山九約6.9%、鴻池運輸約6.4%、SGホールディングス約5.6%、SBSホールディングス約4.3%、福山通運約3.6%、ヤマトホールディングス約1.4%です。税引前利益ではロジスティード約4.1%、NIPPON EXPRESSホールディングス約1.6%でした。このほか、日本郵政約9.4%(⁠経常利益)、住友倉庫約8.1%(⁠経常利益)です。
  • 宅配便の2社:ヤマトは個人・法人向けの宅急便が売上の8割以上ですがセグメント利益はほとんど出ておらず、SGホールディングスは企業からの荷物に集中し、配送の多くをパートナー企業に委託しています。

歴史の違い

SBSホールディングス

  1. 1987年東京都江東区で関東即配を設立します。
  2. 2004年雪印物流(⁠今のSBSフレック)の株式を取得し、純粋持株会社に移ります。
  3. 2005年東急ロジスティック(⁠今のSBSロジコム)の株式を取得します。
  4. 2018年リコーロジスティクスの株式を取得します。

日本郵政

  1. 1871年前島密により郵便制度が創設されます。
  2. 1875年郵便為替事業と郵便貯金事業が始まります。
  3. 1916年簡易生命保険事業が始まります。
  4. 2003年日本郵政公社が発足します。

いま何に賭けているか

SBSホールディングス

「⁠全方位の物流機能を有する3PL企業集団」として、“ロジスティクス×IT”で成長するメガベンチャーを掲げています。次期中期経営計画「⁠Harmonized Growth 2030」で、利益をより重視する成長目標を掲げ、連結売上高7,000億円、物流セグメントの営業利益率4.5%を中期的な目標にしています。

日本郵政

グループ経営理念は「⁠郵政ネットワークの安心、信頼を礎として、民間企業としての創造性、効率性を最大限発揮しつつ、お客さま本位のサービスを提供し、地域のお客さまの生活を支援し、お客さまと社員の幸せを目指します。」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいSBSホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日本郵政のほうが景気の波に強い。

よくある質問

SBSホールディングスと日本郵政はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はSBSホールディングスが約433万円、日本郵政が約656万円。日本郵政のほうが約223万円高い。
SBSホールディングスと日本郵政はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はSBSホールディングスが33.9点、日本郵政が67.6点で、日本郵政が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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