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テクマトリックスと都築電気の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。SIer・ソフトウェアの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はテクマトリックスが約711万円、都築電気が約705万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高はテクマトリックスが717億円、都築電気が1,037億円で、都築電気が約1.4倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはテクマトリックスが1.96倍、都築電気が0.87倍で、勢いはテクマトリックスが上。

数字で比べる

テクマトリックス都築電気
働きやすさの点数58.3点(⁠B)78.7点(⁠S)
平均年収846万円(⁠38歳)940万円(⁠43.2歳)
30歳換算年収約711万円約705万円
月の平均残業未公表6.6時間
有給取得率未公表88.7%
平均勤続年数8.5年23.1年
売上高717億円1,037億円
売上に対する利益の割合11.0%(⁠税引前利益)8.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.96倍0.87倍
従業員数(⁠単体)666人1,161人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はテクマトリックスが58.3点、都築電気が78.7点で、都築電気が上回る。

何で稼いでいるかの違い

テクマトリックス

テクマトリックスは、ネットワークやサイバーセキュリティなどのIT基盤の製品・サービスと、コンタクトセンター向けシステムなどのアプリケーション、医用画像の管理システムを提供する会社です。1984年にニチメン(⁠今の双日)の戦略子会社、ニチメンデータシステムとして設立されました。

売上の約72%が情報基盤事業(⁠北米を中心とする先端製品の販売と、保守・運用・監視サービス)で、セグメント利益率は約13%です。

都築電気

都築電気は、企業向けの情報システムとネットワークを、機器の販売から設計・開発・構築、運用・保守、クラウドの月額サービスまで一貫して提供する会社です。1932年に電話交換装置の販売・工事・保守を行う都築商店として名古屋で創立されました。

事業は情報ネットワークソリューションサービス事業の一つで、機器の販売、開発・構築の技術提供、運用・保守や月額サービスの3つで稼いでいます。

この業界の稼ぎ方の基本

  • SIerやソフトウェアの会社には、顧客ごとにシステムを受託開発する会社(⁠DTS、NSD、クレスコなど)、自社製品を売る会社(⁠オービックのOBIC7、ラクスの楽楽シリーズ、TKC)、テストなど特定の工程に特化する会社(⁠SHIFT)、親会社のシステム部門から生まれた会社(⁠JFEシステムズ)などがあります。
  • 受託開発は人数と単価で売上が決まりやすく、自社製品・クラウドは一度つくれば継続課金で稼げるため、利益率に大きな差が出ます。
  • IT人材の確保は、ほぼすべての会社がリスクの上位に挙げています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではオービック約77.5%、ラクス約28.9%、TKC約19.9%、システナ約17.1%、NSD約16.4%、DTS約12.5%、SHIFT約11.7%、JFEシステムズ約11.2%、クレスコ約10.8%、都築電気約8.0%、ゼンリン約6.0%、日本ビジネスシステムズ約4.3%です。テクマトリックスは税引前利益で約11.0%です。
  • 受託か、自社製品か:オービックは自社開発のOBIC7を直接販売し、売上の半分以上が導入後のシステムサポートです。ラクスは売上の約86%がクラウド事業です。一方、日本ビジネスシステムズは売上の約71%が利益率約2%のライセンス販売です。
  • 顧客はどこか:TKCは会計事務所と自治体、NSDは金融機関、JFEシステムズはJFEグループと一般企業、ゼンリンはカーナビ・地図を使う企業が主な顧客です。

歴史の違い

テクマトリックス

  1. 1984年ニチメンの戦略子会社、ニチメンデータシステムとして東京で設立します。
  2. 1996年コンタクトセンター向けの問い合わせ管理システム「⁠FastHelp」を自社開発します。
  3. 2000年社名をテクマトリックスに変えます。
  4. 2012年医療クラウドサービス「⁠NOBORI」を始めます。

都築電気

  1. 1932年電話交換装置の販売・工事・保守を行う都築商店を創立します。
  2. 1945年東京の通信設備の復興のため、本社を名古屋から東京に移します。
  3. 1991年社名を都築電気に変えます。
  4. 2018年東京証券取引所の業種分類が「⁠卸売業」から「⁠情報・通信業」に変わります。

いま何に賭けているか

テクマトリックス

企業理念は「⁠より良い未来を創造するITのプロフェッショナル集団」です。情報基盤ではクラウド事業者への展開とマネージドサービスへの投資、アプリケーションではSaaSとASEANでのCRM事業、医療では医用画像管理システムのクラウド化によるストック型ビジネスへの転換を進めるとしています。

都築電気

パーパスは「⁠人と知と技術で、可能性に満ちた“余白”を、ともに。」です。2033年3月期の創業100周年に向けて、ありたい姿を「⁠Growth Navigator」と定め、中期経営計画「⁠Trust & Challenge 2029」でエンジニアリングサービスを中心とした売上と利益の拡大を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいテクマトリックス。

よくある質問

テクマトリックスと都築電気はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はテクマトリックスが約711万円、都築電気が約705万円。ほぼ同じ水準。
テクマトリックスと都築電気はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はテクマトリックスが58.3点、都築電気が78.7点で、都築電気が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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