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三越伊勢丹ホールディングスと西松屋チェーンの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門店・百貨店・ドラッグストアの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三越伊勢丹ホールディングスが約614万円、西松屋チェーンが約534万円。三越伊勢丹ホールディングスのほうが約80万円高い。
  • 売上高は三越伊勢丹ホールディングスが5,456億円、西松屋チェーンが1,934億円で、三越伊勢丹ホールディングスが約2.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は三越伊勢丹ホールディングスが15.9%、西松屋チェーンが5.5%で、三越伊勢丹ホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

三越伊勢丹ホールディングス西松屋チェーン
働きやすさの点数68.1点(⁠A+)58.5点(⁠B)
平均年収896万円(⁠47.4歳)681万円(⁠41.2歳)
30歳換算年収約614万円約534万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数23.6年14.8年
売上高5,456億円1,934億円
売上に対する利益の割合15.9%(⁠経常利益)5.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.30倍1.19倍
従業員数(⁠単体)386人729人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三越伊勢丹ホールディングスが1.30倍、西松屋チェーンが1.19倍で、勢いは三越伊勢丹ホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三越伊勢丹ホールディングスが68.1点、西松屋チェーンが58.5点で、三越伊勢丹ホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

三越伊勢丹ホールディングス

三越伊勢丹ホールディングスは、三越と伊勢丹が2008年に経営統合してできた百貨店グループの持株会社です。三越伊勢丹を中心に、札幌、仙台、名古屋、福岡などの地域百貨店、クレジットカード(⁠エムアイカード)、不動産も手がけています。

売上の約91%が百貨店業で、セグメント利益率は約15%です。

西松屋チェーン

西松屋チェーンは、ベビー・子供服や育児用品、マタニティ用品などを売るチェーンストアを全国に展開する会社です。1956年に兵庫県姫路市で、宮詣り衣装や出産準備品を扱う「⁠赤ちゃんの西松屋」として設立されました。

ベビー・子供の生活関連用品の販売の単一セグメントで、セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 専門店・百貨店・ドラッグストアは、扱う商品で分かれます。百貨店(⁠三越伊勢丹、J.フロント リテイリング、髙島屋、エイチ・ツー・オー リテイリング)、ドラッグストア(⁠マツキヨココカラ&カンパニー、ツルハ、サンドラッグ、コスモス薬品)、衣料品・靴(⁠しまむら、ワールド、エービーシー・マート)、生活雑貨・家具(⁠良品計画、ニトリ、セリア)、スポーツ用品(⁠アルペン)、リユース・レンタル(⁠ゲオ)です。
  • 自ら商品を企画して売る会社(⁠良品計画、ニトリ、ワールドなど)と、メーカーの商品を仕入れて売る会社があります。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではエービーシー・マート約17.7%、三越伊勢丹約15.9%、髙島屋約14.2%、良品計画約9.2%、しまむら約9.1%、セリア約8.3%、マツキヨココカラ約8.0%、サンドラッグ約5.5%、エイチ・ツー・オー約5.1%、ツルハ約4.3%、コスモス薬品約4.1%、アルペン約3.5%、ゲオ約3.2%です。J.フロント(⁠税引前)とワールド(⁠営業)は基準が違い、ニトリは会社全体の数字がないため比べられません。このほか、青山商事約5.8%(⁠経常利益)、西松屋チェーン約5.5%(⁠経常利益)です。
  • 同じ業態の中で比べる:百貨店では三越伊勢丹と髙島屋が14〜16%で、エイチ・ツー・オーは約5%です。ドラッグストアではマツキヨココカラが約8.0%で、サンドラッグ、ツルハ、コスモス薬品は4〜6%です。

歴史の違い

三越伊勢丹ホールディングス

  1. 2008年三越と伊勢丹が経営統合し、三越伊勢丹ホールディングスを設立します。
  2. 2009年岩田屋を完全子会社にし、丸井今井の札幌・函館事業を譲り受けます。
  3. 2010年三越の地域百貨店を地域事業会社に分けます。
  4. 2022年「⁠再生フェーズ」(⁠2022~2024年度)を始めます。

西松屋チェーン

  1. 1956年兵庫県姫路市に「⁠赤ちゃんの西松屋」を設立します。
  2. 1965年子供服の販売を事業目的に加えます。
  3. 1979年社名を西松屋チエーンに変え、駐車場付きの郊外型店舗を出します。
  4. 1997年関東地区と四国地区に販売エリアを広げ、店頭登録します。

いま何に賭けているか

三越伊勢丹ホールディングス

長期に目指す姿を「⁠お客さまの暮らしを豊かにする、“特別な”百貨店を中核とした小売グループ」としています。中期経営計画のフェーズI最終年度の2027年度に営業利益850億円、フェーズII終了時に1,000~1,100億円規模を計画し、識別顧客売上高などの「⁠顧客KPI」も掲げています。

西松屋チェーン

日常のくらし用品を「⁠どこよりも低価格で最も便利に提供する」ことを経営の基本方針としています。首都圏などの人口集中地域への出店を加速し、台湾でのチェーン展開やプライベートブランド商品の海外への卸売りも進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い三越伊勢丹ホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

三越伊勢丹ホールディングスと西松屋チェーンはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三越伊勢丹ホールディングスが約614万円、西松屋チェーンが約534万円。三越伊勢丹ホールディングスのほうが約80万円高い。
三越伊勢丹ホールディングスと西松屋チェーンはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三越伊勢丹ホールディングスが68.1点、西松屋チェーンが58.5点で、三越伊勢丹ホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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