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みずほリースとリコーリースの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。リースの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はみずほリースが約707万円、リコーリースが約629万円。みずほリースのほうが約78万円高い。
  • 月の平均残業はみずほリースが11.2時間、リコーリースが9.5時間。大きな差はない。
  • 売上高はみずほリースが9,216億円、リコーリースが3,386億円で、みずほリースが約2.7倍の規模。

数字で比べる

みずほリースリコーリース
働きやすさの点数67.9点(⁠A+)65.8点(⁠A)
平均年収972万円(⁠44.6歳)808万円(⁠41.5歳)
30歳換算年収約707万円約629万円
月の平均残業11.2時間9.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.2年13年
売上高9,216億円3,386億円
売上に対する利益の割合7.0%(⁠経常利益)6.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.66倍1.11倍
従業員数(⁠単体)838人1,152人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はみずほリースが7.0%、リコーリースが6.2%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びはみずほリースが1.66倍、リコーリースが1.11倍で、勢いはみずほリースが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はみずほリースが67.9点、リコーリースが65.8点で、みずほリースが上回る。

何で稼いでいるかの違い

みずほリース

みずほリースは、不動産、産業・工作機械、情報関連機器などのリース・割賦販売と、不動産・船舶・航空機などを対象とするファイナンスを手がける会社です。1969年に日本興業銀行(⁠今のみずほ銀行)を中心に、パシフィック・リースとして設立されました。

売上の約94%がリース・割賦(⁠不動産、産業・工作機械、情報関連機器、輸送用機器、環境・エネルギー設備)で、セグメント利益率は約3.1%です。

リコーリース

リコーリースは、事務用・情報関連機器、医療機器、産業工作機械、車両などのリース・割賦と、法人向け融資、請求書発行・売掛金回収の代行、医療・介護報酬のファクタリングなどを手がける会社です。リコーの持分法適用会社です。1976年にリコークレジットとして設立されました。

売上の約93%がリース&ファイナンス事業で、セグメント利益率は約6.6%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • リース会社は、企業が使う機械・設備などを買って貸す「⁠リース」で稼いできましたが、今は航空機・海上コンテナ・船舶・不動産・再生可能エネルギーなど、世界のアセットを扱う事業が利益の柱になっています。
  • 多くのリース会社は銀行や商社の流れをくみます。三井住友ファイナンス&リースはSMBCと住友商事、三菱HCキャピタルはMUFGと三菱商事、東京センチュリーは伊藤忠商事、みずほリースはみずほと丸紅、芙蓉総合リースは芙蓉グループ、JA三井リースは農林中央金庫と三井物産、リコーリースはリコーとの関係が深い会社です。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では東京センチュリー約11.2%、三菱HCキャピタル約10.7%、三井住友ファイナンス&リース約7.3%、みずほリース約7.0%、リコーリース約6.2%、芙蓉総合リース約4.8%です。JA三井リースは海外子会社の貸倒損失で経常赤字でした。オリックスは税引前利益が基準で約20.8%でした。
  • 何が稼ぎ頭か:三菱HCキャピタルと三井住友ファイナンス&リースは航空機リース、東京センチュリーは船舶・航空機・不動産のスペシャルティ事業が利益の最大の柱です。

歴史の違い

みずほリース

  1. 1969年日本興業銀行を中心にパシフィック・リースが設立されます。
  2. 1981年社名を興銀リースに変えます。
  3. 2004年東京証券取引所に上場します。
  4. 2012年東芝ファイナンスの法人向け金融サービス事業を承継した会社を子会社にします。

リコーリース

  1. 1976年リコークレジットとして設立し、事務用機器のクレジット販売と融資を始めます。
  2. 1977年事務用機器を中心にリース事業を始めます。
  3. 1984年社名をリコーリースに変えます。
  4. 1996年東京証券取引所市場第二部に上場します。

いま何に賭けているか

みずほリース

2026年度からの「⁠中期経営計画2028」を「⁠変革を加速すると共に、未来の成長を確かなものにする3年間」と位置づけ、事業ポートフォリオの変革と変化に強い経営基盤の構築を目指しています。〈みずほ〉の顧客基盤や丸紅のネットワークを活用し、事業領域の拡大を図るとしています。

リコーリース

経営理念は「⁠私達らしい金融・サービスで豊かな未来への架け橋となります。」です。2026年4月からの3カ年の中期経営計画で、人財とITへの投資を競争優位の源泉と位置づけ、資本収益性を高めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいみずほリース。

よくある質問

みずほリースとリコーリースはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はみずほリースが約707万円、リコーリースが約629万円。みずほリースのほうが約78万円高い。
みずほリースとリコーリースはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はみずほリースが11.2時間、リコーリースが9.5時間。大きな差はない。
みずほリースとリコーリースはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はみずほリースが67.9点、リコーリースが65.8点で、みずほリースが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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