ものさし企業図鑑転職・就職活動の教科書
教科書 › 業界研究 › 小売・外食 › 専門店・百貨店・ドラッグストア › マツキヨココカラ&カンパニーと西松屋チェーン

マツキヨココカラ&カンパニーと西松屋チェーンの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門店・百貨店・ドラッグストアの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はマツキヨココカラ&カンパニーが約501万円、西松屋チェーンが約534万円。西松屋チェーンのほうが約33万円高い。
  • 売上高はマツキヨココカラ&カンパニーが1.12兆円、西松屋チェーンが1,934億円で、マツキヨココカラ&カンパニーが約5.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はマツキヨココカラ&カンパニーが8.0%、西松屋チェーンが5.5%で、マツキヨココカラ&カンパニーのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

マツキヨココカラ&カンパニー西松屋チェーン
働きやすさの点数50.3点(⁠B)58.5点(⁠B)
平均年収746万円(⁠48.3歳)681万円(⁠41.2歳)
30歳換算年収約501万円約534万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数10.7年14.8年
売上高1.12兆円1,934億円
売上に対する利益の割合8.0%(⁠経常利益)5.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.53倍1.19倍
従業員数(⁠単体)74人729人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはマツキヨココカラ&カンパニーが1.53倍、西松屋チェーンが1.19倍で、勢いはマツキヨココカラ&カンパニーが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はマツキヨココカラ&カンパニーが50.3点、西松屋チェーンが58.5点で、西松屋チェーンが上回る。

何で稼いでいるかの違い

マツキヨココカラ&カンパニー

マツキヨココカラ&カンパニーは、ドラッグストア「⁠マツモトキヨシ」と「⁠ココカラファイン」を運営する会社です。2021年にマツモトキヨシホールディングスとココカラファインが経営統合してできました。調剤薬局、介護事業、フランチャイズ、プライベートブランド商品の開発も手がけています。

売上の約64%がマツモトキヨシグループ事業(⁠ドラッグストア・調剤薬局、フランチャイズ)で、セグメント利益率は約8.6%です。

西松屋チェーン

西松屋チェーンは、ベビー・子供服や育児用品、マタニティ用品などを売るチェーンストアを全国に展開する会社です。1956年に兵庫県姫路市で、宮詣り衣装や出産準備品を扱う「⁠赤ちゃんの西松屋」として設立されました。

ベビー・子供の生活関連用品の販売の単一セグメントで、セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 専門店・百貨店・ドラッグストアは、扱う商品で分かれます。百貨店(⁠三越伊勢丹、J.フロント リテイリング、髙島屋、エイチ・ツー・オー リテイリング)、ドラッグストア(⁠マツキヨココカラ&カンパニー、ツルハ、サンドラッグ、コスモス薬品)、衣料品・靴(⁠しまむら、ワールド、エービーシー・マート)、生活雑貨・家具(⁠良品計画、ニトリ、セリア)、スポーツ用品(⁠アルペン)、リユース・レンタル(⁠ゲオ)です。
  • 自ら商品を企画して売る会社(⁠良品計画、ニトリ、ワールドなど)と、メーカーの商品を仕入れて売る会社があります。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではエービーシー・マート約17.7%、三越伊勢丹約15.9%、髙島屋約14.2%、良品計画約9.2%、しまむら約9.1%、セリア約8.3%、マツキヨココカラ約8.0%、サンドラッグ約5.5%、エイチ・ツー・オー約5.1%、ツルハ約4.3%、コスモス薬品約4.1%、アルペン約3.5%、ゲオ約3.2%です。J.フロント(⁠税引前)とワールド(⁠営業)は基準が違い、ニトリは会社全体の数字がないため比べられません。このほか、青山商事約5.8%(⁠経常利益)、西松屋チェーン約5.5%(⁠経常利益)です。
  • 同じ業態の中で比べる:百貨店では三越伊勢丹と髙島屋が14〜16%で、エイチ・ツー・オーは約5%です。ドラッグストアではマツキヨココカラが約8.0%で、サンドラッグ、ツルハ、コスモス薬品は4〜6%です。

歴史の違い

マツキヨココカラ&カンパニー

  1. 1932年松本清が千葉県で「⁠マツモト薬舗」を開業します。
  2. 1954年マツモトキヨシ薬店を設立します。
  3. 2007年持株会社のマツモトキヨシホールディングスを設立します。
  4. 2008年一般用医薬品の卸売業の茂木薬品商会を子会社にします。

西松屋チェーン

  1. 1956年兵庫県姫路市に「⁠赤ちゃんの西松屋」を設立します。
  2. 1965年子供服の販売を事業目的に加えます。
  3. 1979年社名を西松屋チエーンに変え、駐車場付きの郊外型店舗を出します。
  4. 1997年関東地区と四国地区に販売エリアを広げ、店頭登録します。

いま何に賭けているか

マツキヨココカラ&カンパニー

お客様の「⁠健康でいたい」「⁠美しくありたい」という想いに応えることを役割とし、「⁠価値を共創し分かち合う」を基本的な考え方にしています。アジアNo.1のドラッグストアとなり、美と健康の分野でのリーディングポジションを確立することを目指しています。

西松屋チェーン

日常のくらし用品を「⁠どこよりも低価格で最も便利に提供する」ことを経営の基本方針としています。首都圏などの人口集中地域への出店を加速し、台湾でのチェーン展開やプライベートブランド商品の海外への卸売りも進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいマツキヨココカラ&カンパニー。

よくある質問

マツキヨココカラ&カンパニーと西松屋チェーンはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はマツキヨココカラ&カンパニーが約501万円、西松屋チェーンが約534万円。西松屋チェーンのほうが約33万円高い。
マツキヨココカラ&カンパニーと西松屋チェーンはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はマツキヨココカラ&カンパニーが50.3点、西松屋チェーンが58.5点で、西松屋チェーンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく