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イオンフィナンシャルサービスとアイフルの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。消費者金融・信販の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はイオンフィナンシャルサービスが約564万円、アイフルが約500万円。イオンフィナンシャルサービスのほうが約64万円高い。
  • 売上高はイオンフィナンシャルサービスが5,694億円、アイフルが2,147億円で、イオンフィナンシャルサービスが約2.7倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はイオンフィナンシャルサービスが10.7%、アイフルが16.6%で、アイフルのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

イオンフィナンシャルサービスアイフル
働きやすさの点数52.1点(⁠B)53.2点(⁠B)
平均年収712万円(⁠40.7歳)604万円(⁠38.7歳)
30歳換算年収約564万円約500万円
月の平均残業未公表13.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数11.6年13.5年
売上高5,694億円2,147億円
売上に対する利益の割合10.7%(⁠経常利益)16.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.21倍1.63倍
従業員数(⁠単体)1,859人1,276人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはイオンフィナンシャルサービスが1.21倍、アイフルが1.63倍で、勢いはアイフルが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はイオンフィナンシャルサービスが52.1点、アイフルが53.2点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

イオンフィナンシャルサービス

イオンフィナンシャルサービスは、クレジットカード、ローン、イオン銀行、電子マネー、保険などの金融サービスをイオングループと一体で提供する会社です。アジア各国でも金融事業をしています。1981年にジャスコ(⁠今のイオン)の子会社、日本クレジットサービスとして設立されました。

売上の約42%が国内リテール(⁠イオンのクレジットカード、銀行など)ですが、セグメント利益率は約2.2%にとどまります。

アイフル

アイフルは、個人向けの無担保ローン(⁠消費者金融)を中心に、子会社のライフカードでクレジットカード、信用保証、事業者向けローン、後払い決済、家賃債務保証などを手がける金融グループです。1967年に福田吉孝が京都市で個人経営の消費者金融業として創業しました。

売上の約68%がアイフル(⁠消費者金融のローンと信用保証)、約23%がライフカード(⁠クレジットカードと信用保証)、約9%がAGビジネスサポート(⁠事業者向けローン)です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 消費者金融・信販会社は、個人向けのローンやクレジットカード、分割払い(⁠割賦)、ローンの保証などで稼ぎます。アコムはMUFG、オリコはみずほ、イオンフィナンシャルサービスはイオン、ジャックスはMUFGと連携するグループです。アイフルは消費者金融とクレジットカード(⁠ライフカード)を持つグループです。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):アコム約29.8%、アイフル約16.6%、イオンフィナンシャルサービス約10.7%、ジャックス約10.5%、オリエントコーポレーション約5.8%です。消費者金融(⁠アコム、アイフル)のほうが、信販(⁠ジャックス、オリコ)より利益率が高くなっています。
  • 海外の比重:アコムはタイ・フィリピン・マレーシア、イオンフィナンシャルサービスは香港・タイ・マレーシアなどアジアで事業を展開し、海外の利益率が高くなっています。

歴史の違い

イオンフィナンシャルサービス

  1. 1981年ジャスコの子会社として日本クレジットサービスが設立されます。
  2. 1990年香港に現地法人を設立します。
  3. 1992年タイに現地法人を設立します。
  4. 1994年社名をイオンクレジットサービスに変えます。

アイフル

  1. 1967年福田吉孝が京都市で個人経営の消費者金融業を始めます。
  2. 1978年株式会社丸高を設立し、九州地区3店舗と京都市1店舗で営業を始めます。
  3. 1982年3社を吸収合併し、社名をアイフルに変えます。
  4. 2000年東京・大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定されます。

いま何に賭けているか

イオンフィナンシャルサービス

パーパスは「⁠金融をもっと近くに。一人ひとりに向き合い、まいにちのくらしを安心とよろこびで彩る。」です。2030年のありたい姿を「⁠『⁠金融をもっと近くに』する地域密着のグローバル企業」とし、アジア全体をマーケットとして捉えています。ROE10.0%の水準の達成・維持を目指しています。

アイフル

経営理念は「⁠誠実な企業活動を通じて、社会より支持を得る」です。IT企業への変革を掲げ、デジタル技術を活用した金融グループとしての成長を目指しています。中期経営計画では、実質ROE10.0%超を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいアイフル。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いアイフルのほうが景気の波に強い。

よくある質問

イオンフィナンシャルサービスとアイフルはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はイオンフィナンシャルサービスが約564万円、アイフルが約500万円。イオンフィナンシャルサービスのほうが約64万円高い。
イオンフィナンシャルサービスとアイフルはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はイオンフィナンシャルサービスが52.1点、アイフルが53.2点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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