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ソフトバンクグループと光通信の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。通信・ネットの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 売上高はソフトバンクグループが7.80兆円、光通信が7,348億円で、ソフトバンクグループが約10.6倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はソフトバンクグループが78.7%、光通信が27.1%で、ソフトバンクグループのほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はソフトバンクグループが68.2点、光通信が67.1点で、ほぼ同じ。

数字で比べる

ソフトバンクグループ光通信
働きやすさの点数68.2点(⁠A+)67.1点(⁠A+)
平均年収1,320万円(⁠41.2歳)—
30歳換算年収約1,034万円—
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数10.1年21.7年
売上高7.80兆円7,348億円
売上に対する利益の割合78.7%(⁠税引前利益)27.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.28倍
従業員数(⁠単体)276人3人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

ソフトバンクグループ

ソフトバンクグループは、子会社・関連会社・投資先を投資ポートフォリオとして統括する戦略的投資持株会社です。通信のソフトバンク(⁠LINEヤフー、PayPayを含む)、英国の半導体設計会社Arm、ソフトバンク・ビジョン・ファンドなどを持ち、AIに経営資源を集中しています。

売上の約92%がソフトバンク事業(⁠通信、メディア・EC、金融)で、セグメント利益率は約14%です。

光通信

光通信は、中小企業や個人に向けて、電気・ガス、通信回線、宅配のミネラルウォーター、保険、マイクロファイナンスなどを提供し、契約期間中に毎月入る収入(⁠ストック利益)を積み上げる会社の持株会社です。1988年にOA機器や電話機の販売・リース会社として設立されました。

売上の約44%が電気・ガス事業で、セグメント利益率は約11%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 通信会社は、携帯電話や光回線の月額料金が収益の土台です。そのうえで、金融・決済、EC、エネルギーなどのサービスを組み合わせ、会員を囲い込む「⁠経済圏」づくりを競っています。
  • NTTは電電公社、ソフトバンクは国鉄の分割民営化で生まれた鉄道通信、KDDIは電気通信事業法の施行を前に生まれた第二電電が出発点です。楽天グループはECから始まり、2019年に携帯キャリアサービスを始めました。LINEヤフーはソフトバンクの、ソフトバンクはソフトバンクグループの子会社です。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:税引前利益ではKDDI約18.4%、ソフトバンク約13.2%、NTT約11.0%、楽天グループ約1.2%の赤字です。ソフトバンクグループの約79%は投資の成果によるもので、事業会社とは比べられません。LINEヤフーは営業利益が基準で約16.8%でした。このほか、光通信約27.1%(⁠税引前利益)です。
  • 通信以外の柱:ソフトバンクはLINEヤフーのメディア・ECとPayPayの金融、NTTはNTTデータグループのITサービス・データセンター、楽天グループはカード・銀行・証券のフィンテックが大きな柱です。

歴史の違い

ソフトバンクグループ

  1. 1981年日本ソフトバンクとして設立され、パソコン用ソフトの流通を始めます。
  2. 1996年ヤフー(⁠今のLINEヤフー)を設立します。
  3. 2006年ボーダフォン(⁠今のソフトバンク)を子会社にします。
  4. 2016年英国の半導体設計会社Armを子会社にします。

光通信

  1. 1988年OA機器や電話機の販売・リースを目的に設立し、市外電話の回線販売を始めます。
  2. 1994年東京都新宿区に携帯電話販売店の1号店を開きます。
  3. 1999年東京証券取引所市場第一部に上場します。
  4. 2015年プレミアムウォーターホールディングスを子会社にし、飲料事業を本格化します。

いま何に賭けているか

ソフトバンクグループ

経営理念は「⁠情報革命で人々を幸せに」です。人類の叡智を超えるASI(⁠人工超知能)の実現を使命に掲げ、AIモデル、AIチップ、AIインフラ、フィジカルAIに投資しています。出資比率の過半やブランドの統一にこだわらない「⁠群戦略」で、NAVの中長期的な最大化を目指しています。2026年3月にはPayPayが米国Nasdaqに上場しました。

光通信

長期安定収益であるストック利益の増加と、高い資本効率の達成を優先課題にしています。各商材の新規契約数の増加、新事業の立上げや新商材の開発、コスト削減などに取り組んでいます。2025年に自己資本が1兆円に達しました。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いソフトバンクグループのほうが景気の波に強い。

よくある質問

ソフトバンクグループと光通信はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はソフトバンクグループが68.2点、光通信が67.1点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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