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大塚商会と日鉄ソリューションズの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ITサービス・販売の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は大塚商会が約792万円、日鉄ソリューションズが約756万円。大塚商会のほうが約36万円高い。
  • 月の平均残業は大塚商会が14.3時間、日鉄ソリューションズが8.3時間。日鉄ソリューションズのほうが月6時間少ない。
  • 当サイトの働きやすさの点数は大塚商会が76点、日鉄ソリューションズが68.1点で、大塚商会が上回る。

数字で比べる

大塚商会日鉄ソリューションズ
働きやすさの点数76点(S)68.1点(⁠A+)
平均年収1,028万円(⁠42歳)936万円(⁠39.8歳)
30歳換算年収約792万円約756万円
月の平均残業14.3時間8.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.2年12.1年
売上高1.32兆円—
売上に対する利益の割合6.9%(⁠経常利益)—
売上の4年の伸び1.55倍—
従業員数(⁠単体)8,287人4,102人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

大塚商会

大塚商会は、企業にパソコンなどのハードウエアやソフトウエアを売り、ネットワーク構築からシステム導入後の保守・サポート、オフィス用品の通信販売(⁠たのめーる)まで手がける会社です。1961年に複写機の販売から始まりました。

売上の約68%がシステムインテグレーション事業(⁠コンサルティング、ハードウエア・ソフトウエア販売、受託開発、ネットワーク工事)で、セグメント利益率は約8.1%です。

日鉄ソリューションズ

日鉄ソリューションズ(⁠NSSOL)は、日本製鉄グループのIT企業で、製造・流通・通信・金融など幅広い業界に、コンサルティングからシステムの企画・構築、運用・保守までを提供しています。1980年に新日本製鐵の全額出資で日鐵コンピュータシステムとして設立され、2001年に新日鐵のエレクトロニクス・情報通信事業部を引き継ぎました。

セグメントは「⁠情報サービス」の一つで、ビジネスソリューション(⁠業種・業務ごとの基幹システムなど)と、コンサルティング&デジタルサービス(⁠ITインフラやアウトソーシング、DX)に分けて運営しています。

この業界の稼ぎ方の基本

  • ITサービスの会社は、稼ぎ方でいくつかに分かれます。企業のシステムを受託して開発・運用する会社(⁠野村総合研究所、SCSK、BIPROGY、TIS)、機器やソフトを販売して保守まで担う会社(⁠大塚商会、キヤノンマーケティングジャパン)、自社・親会社の製品を提供する会社(⁠サイボウズ、日本オラクル、トレンドマイクロ)、ネットワークを運用する電気通信事業者(⁠インターネットイニシアティブ)です。
  • 親会社や出身の違いも特徴です。SCSKは住友商事、キヤノンマーケティングジャパンはキヤノン、日本オラクルは米国オラクル・コーポレーションのグループです。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では日本オラクル約32.1%、サイボウズ約27.6%、トレンドマイクロ約19.6%、SCSK約19.2%、TIS約12.8%、キヤノンマーケティングジャパン約8.8%、大塚商会約6.9%です。税引前利益ではインターネットイニシアティブ約10.2%、BIPROGY約10.1%、野村総合研究所約7.2%でした。このほか、電通総研約14.3%(⁠経常利益)です。
  • 自社製品かどうか:自社や親会社の製品を提供する日本オラクル、サイボウズ、トレンドマイクロは利益率が高く、機器販売の比重が大きい大塚商会やキヤノンマーケティングジャパンは低めです。

歴史の違い

大塚商会

  1. 1961年複写機とサプライ商品の販売を目的に創業します。
  2. 1979年自社開発の業務用パッケージソフト「⁠SMILE」を発売します。
  3. 1990年企業向けの会員制サポート(⁠今のたよれーる保守サービス)を始めます。
  4. 1999年会員制通信販売「⁠たのメール」(⁠今のたのめーる)を始めます。

日鉄ソリューションズ

  1. 1980年新日本製鐵の全額出資で、日鐵コンピュータシステムを設立します。
  2. 1988年新日本製鐵の情報通信システム部門を譲り受け、新日鉄情報通信システムに社名を変えます。
  3. 2001年新日本製鐵のエレクトロニクス・情報通信事業部を譲り受け、新日鉄ソリューションズに社名を変えます。
  4. 2012年社名を新日鉄住金ソリューションズに変えます。

いま何に賭けているか

大塚商会

使命は、情報・通信技術の革新による新しい事業機会や経営改善の手段を企業に提供し、成長を支援することです。「⁠リアル」「⁠Web」「⁠センター」の3つのお客様接点を整備し、「⁠オフィスまるごと」お任せいただけるパートナーを目指しています。

日鉄ソリューションズ

企業理念は「⁠創造 信頼 成長」です。設立25年目の2025年度を「⁠第二の創業期」とし、「⁠NSSOL 2030ビジョン」で2030年に売上収益5,000億円、営業利益1,000億円(⁠20%)、ROE15%程度を目指しています。3年で1,500億円をM&Aなどに投じる計画です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら大塚商会、時間のゆとりを取るなら日鉄ソリューションズ。

よくある質問

大塚商会と日鉄ソリューションズはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は大塚商会が約792万円、日鉄ソリューションズが約756万円。大塚商会のほうが約36万円高い。
大塚商会と日鉄ソリューションズはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は大塚商会が14.3時間、日鉄ソリューションズが8.3時間。日鉄ソリューションズのほうが月6時間少ない。
大塚商会と日鉄ソリューションズはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は大塚商会が76点、日鉄ソリューションズが68.1点で、大塚商会が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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