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味の素の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、味の素の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 味の素はどんな会社か

味の素は、うま味調味料「⁠味の素」から始まり、「⁠ほんだし」などの調味料、冷凍食品、医薬用・食品用のアミノ酸、医薬品の製造受託(⁠CDMO)、半導体向けの電子材料まで手がける会社です。すべての事業の土台にあるのが、アミノ酸の研究(⁠アミノサイエンス)です。

いまの状況:「⁠アミノサイエンスで、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」というパーパスのもと、2023年に発表した「⁠中期ASV経営 2030ロードマップ」を進めています。

転機:1970〜1989年 「⁠ほんだし」の発売、冷凍食品への参入、医薬品事業への参入、甘味料アスパルテームの輸出を進め、ベルギーの化学会社を買収します/2014〜2023年 アメリカの冷凍食品会社を買収し、アフリカの加工食品大手に出資、アメリカの遺伝子治療薬の受託製造会社も買収します。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高1.58兆円精密機器・日用品などの製造業の上場260社中6位。
売上に対する税引前利益の割合12.4%業界中央値7.6%より4.8ポイント高い。
売上の4年の伸び1.38倍業界中央値は1.22倍。
従業員数(⁠単体)3,705人4年で1.14倍。
30歳換算年収約791万円業界中央値は約505万円。
月の平均残業10.1時間業界中央値は13.2時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは味の素の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 調味料の会社でありながら、半導体パッケージ用の電子材料(⁠味の素ファインテクノ)や、アメリカの遺伝子治療薬の受託製造(⁠2023年に買収)も持っています。どれもアミノ酸の研究から派生した事業です。
  • 1960年代からタイ、マレーシア、インドネシア、ペルー、ブラジルに進出し、新興国の調味料市場に早くから根を張ってきました。社員約3.5万人のうち約2.2万人が調味料・食品の事業にいます。
  • 従来型の3ヵ年中期経営計画をやめ、2030年のありたい姿から逆算した「⁠中期ASV経営 2030ロードマップ」で経営しています。社員一人ひとりが自分の志を言葉にする「⁠My Purposeワークショップ」をグループ全体で行っています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

味の素株式会社は、上場260社の中で売上6位の大手。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

味の素セイコーエプソンTOPPANホールディンバンダイナムコホールディ
売上高1.58兆円1.41兆円1.81兆円1.35兆円
利益率12.4%(⁠税引前)3.5%(⁠税引前)4.2%(⁠経常)15.0%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.38倍1.25倍1.17倍1.52倍
30歳換算年収791万円611万円657万円716万円
月の残業10.1時間未公表未公表未公表

4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

この成長戦略を確実に実行するためには、事業ポートフォリオの高度化とそれにアラインしたグローバル人財ポートフォリオを再構築し、それを世界の各拠点、各事業による自律分散型と、本社の中央集権型のバランスを取って推進する必要があります。これらの成長の源泉である4つの無形資産(⁠人財・技術・顧客・組織)を相互に連動させ、実行力としてスケールしていくことが重要であり、技術資産と顧客資産をつなぎ、イノベーションを生み出す起点となる人財資産への取組みを、特に強化しています。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:挑戦・成長・グローバル・多様性・創造

どの事業に人がいるか

  • 調味料・食品:22,316人(⁠68%)
  • 冷凍食品:5,348人(⁠16%)
  • ヘルスケア等:5,219人(⁠16%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で30歳換算年収が最も高い。

5. 逆質問の例

  • 「⁠アミノサイエンスで、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 2026年1月の代表者の異動について、現場の仕事にはどんな影響がありましたか。

同業他社との違い