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味の素と日本ハムの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。食品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は味の素が約791万円、日本ハムが約702万円。味の素のほうが約89万円高い。
  • 月の平均残業は味の素が10.1時間、日本ハムが16.7時間。味の素のほうが月6.6時間少ない。
  • 売上高は味の素が1.58兆円、日本ハムが1.46兆円で、規模は近い。

数字で比べる

味の素日本ハム
働きやすさの点数78.8点(⁠S)60.8点(⁠A-)
平均年収1,061万円(⁠43.5歳)875万円(⁠40.1歳)
30歳換算年収約791万円約702万円
月の平均残業10.1時間16.7時間
有給取得率未公表61.1%
平均勤続年数19年15.9年
売上高1.58兆円1.46兆円
売上に対する利益の割合12.4%(⁠税引前利益)3.7%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.38倍1.27倍
従業員数(⁠単体)3,705人1,198人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は味の素が12.4%、日本ハムが3.7%で、味の素のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは味の素が1.38倍、日本ハムが1.27倍で、勢いは味の素が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は味の素が78.8点、日本ハムが60.8点で、味の素が上回る。

何で稼いでいるかの違い

味の素

味の素は、うま味調味料「⁠味の素」から始まり、「⁠ほんだし」などの調味料、冷凍食品、医薬用・食品用のアミノ酸、医薬品の製造受託(⁠CDMO)、半導体向けの電子材料まで手がける会社です。すべての事業の土台にあるのが、アミノ酸の研究(⁠アミノサイエンス)です。

売上高は約1.58兆円です。事業は、調味料・食品、冷凍食品、ヘルスケア等(⁠アミノ酸、バイオ医薬品の受託製造、電子材料など)に分かれています。社員約3.5万人のうち約2.2万人が調味料・食品の事業にいます。

日本ハム

日本ハム(⁠ニッポンハムグループ)は、ハム・ソーセージなどの加工食品と、豚肉・鶏肉・牛肉などの食肉の生産から販売までを手がける食品会社です。プロ野球の北海道日本ハムファイターズと、ボールパーク「⁠北海道ボールパークFビレッジ」の運営も行っています。

売上高は約1.46兆円です。事業は、加工事業本部(⁠ハム・ソーセージ、加工食品、水産物、乳製品)、食肉事業本部(⁠豚・ブロイラーの生産飼育から処理・加工・販売、オーストラリアでの牛肉など)、ボールパーク事業の3つです。

歴史の違い

味の素

  1. 1908〜1909年池田菊苗博士が発明したグルタミン酸ソーダの製造法を、鈴木三郎助が商品化し、「⁠味の素」の一般販売を始めます。
  2. 1956年輸液用の必須アミノ酸を発売し、アミノ酸事業を始めます。
  3. 1960年代タイ、マレーシア、ペルー、インドネシアに会社をつくり、東南アジアや南米に早くから進出します。
  4. 1970〜1989年「⁠ほんだし」の発売、冷凍食品への参入、医薬品事業への参入、甘味料アスパルテームの輸出を進め、ベルギーの化学会社を買収します。

日本ハム

  1. 1942年徳島市で徳島食肉加工場が創設されます。
  2. 1963年鳥清ハムを吸収合併し、社名を日本ハムに変えます。
  3. 1977〜1978年米国のDay-Lee Foodsを買収し、オーストラリアに会社を設立します。
  4. 1979〜1992年加工食品部門に本格進出し、水産加工、乳酸菌飲料事業にも進出します。

いま何に賭けているか

味の素

「⁠アミノサイエンスで、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」というパーパスのもと、2023年に発表した「⁠中期ASV経営 2030ロードマップ」を進めています。2030年までに「⁠環境負荷を50%削減」「⁠10億人の健康寿命を延伸」という二つの成果を目標にしています。

日本ハム

2021年に策定した「⁠Vision2030」と「⁠5つのマテリアリティ」を軸にしています。「⁠中期経営計画2026」の最終年度(⁠2027年3月期)は、食肉相場の高騰を踏まえて売上高目標を1兆5,000億円に上げ、事業利益610億円、ROE7.2%を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で味の素が上回っている。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い味の素のほうが景気の波に強い。

よくある質問

味の素と日本ハムはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は味の素が約791万円、日本ハムが約702万円。味の素のほうが約89万円高い。
味の素と日本ハムはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は味の素が10.1時間、日本ハムが16.7時間。味の素のほうが月6.6時間少ない。
味の素と日本ハムはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は味の素が78.8点、日本ハムが60.8点で、味の素が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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