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味の素とキッコーマンの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。食品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は味の素が約791万円、キッコーマンが約617万円。味の素のほうが約174万円高い。
  • 月の平均残業は味の素が10.1時間、キッコーマンが13.5時間。味の素のほうが月3.4時間少ない。
  • 売上高は味の素が1.58兆円、キッコーマンが7,455億円で、味の素が約2.1倍の規模。

数字で比べる

味の素キッコーマン
働きやすさの点数78.8点(⁠S)63.9点(⁠A-)
平均年収1,061万円(⁠43.5歳)821万円(⁠43.1歳)
30歳換算年収約791万円約617万円
月の平均残業10.1時間13.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19年16.5年
売上高1.58兆円7,455億円
売上に対する利益の割合12.4%(⁠税引前利益)11.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.38倍1.44倍
従業員数(⁠単体)3,705人672人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は味の素が12.4%、キッコーマンが11.3%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は味の素が78.8点、キッコーマンが63.9点で、味の素が上回る。

何で稼いでいるかの違い

味の素

味の素は、うま味調味料「⁠味の素」から始まり、「⁠ほんだし」などの調味料、冷凍食品、医薬用・食品用のアミノ酸、医薬品の製造受託(⁠CDMO)、半導体向けの電子材料まで手がける会社です。すべての事業の土台にあるのが、アミノ酸の研究(⁠アミノサイエンス)です。

売上高は約1.58兆円です。事業は、調味料・食品、冷凍食品、ヘルスケア等(⁠アミノ酸、バイオ医薬品の受託製造、電子材料など)に分かれています。社員約3.5万人のうち約2.2万人が調味料・食品の事業にいます。

キッコーマン

キッコーマンは、しょうゆを中心に、つゆ・たれ、デルモンテのトマト製品、豆乳飲料、みりん・ワインなどをつくる食品会社です。1917年に野田醤油として設立され、海外でもしょうゆを製造・販売し、世界の食料品卸売も手がけています。

売上高は約7,455億円です。事業は、国内の食料品製造・販売(⁠しょうゆ、食品、飲料、酒類)、国内その他、海外の食料品製造・販売(⁠しょうゆなど)、海外の食料品卸売の4つです。

歴史の違い

味の素

  1. 1908〜1909年池田菊苗博士が発明したグルタミン酸ソーダの製造法を、鈴木三郎助が商品化し、「⁠味の素」の一般販売を始めます。
  2. 1956年輸液用の必須アミノ酸を発売し、アミノ酸事業を始めます。
  3. 1960年代タイ、マレーシア、ペルー、インドネシアに会社をつくり、東南アジアや南米に早くから進出します。
  4. 1970〜1989年「⁠ほんだし」の発売、冷凍食品への参入、医薬品事業への参入、甘味料アスパルテームの輸出を進め、ベルギーの化学会社を買収します。

キッコーマン

  1. 1917年野田醤油株式会社が設立されます。
  2. 1957年米国に販売会社を設立します。
  3. 1962〜1969年マンズワインを設立し、米国のJAPAN FOOD CORPORATION(⁠今のJFCインターナショナル)に経営参加します。
  4. 1990年デルモンテ商標の日本・アジア太平洋地域(⁠フィリピンを除く)での永久専用使用権を取得します。

いま何に賭けているか

味の素

「⁠アミノサイエンスで、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」というパーパスのもと、2023年に発表した「⁠中期ASV経営 2030ロードマップ」を進めています。2030年までに「⁠環境負荷を50%削減」「⁠10億人の健康寿命を延伸」という二つの成果を目標にしています。

キッコーマン

「⁠グローバルビジョン2030」で「⁠キッコーマンしょうゆをグローバル・スタンダードの調味料にする」ことを目指しています。2025〜2027年度の中期経営計画の目標は、売上成長率(⁠為替差除き)年平均5%以上、事業利益率10%以上、ROE12%以上です。北米では2026年秋から米国第3工場が出荷を始める予定です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で味の素が上回っている。

よくある質問

味の素とキッコーマンはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は味の素が約791万円、キッコーマンが約617万円。味の素のほうが約174万円高い。
味の素とキッコーマンはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は味の素が10.1時間、キッコーマンが13.5時間。味の素のほうが月3.4時間少ない。
味の素とキッコーマンはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は味の素が78.8点、キッコーマンが63.9点で、味の素が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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