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味の素と日清食品ホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。食品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は味の素が約791万円、日清食品ホールディングスが約686万円。味の素のほうが約105万円高い。
  • 売上高は味の素が1.58兆円、日清食品ホールディングスが7,881億円で、味の素が約2.0倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は味の素が12.4%、日清食品ホールディングスが8.3%で、味の素のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

味の素日清食品ホールディングス
働きやすさの点数78.8点(⁠S)56.6点(⁠B)
平均年収1,061万円(⁠43.5歳)843万円(⁠39.5歳)
30歳換算年収約791万円約686万円
月の平均残業10.1時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19年8.7年
売上高1.58兆円7,881億円
売上に対する利益の割合12.4%(⁠税引前利益)8.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.38倍1.38倍
従業員数(⁠単体)3,705人980人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は味の素が78.8点、日清食品ホールディングスが56.6点で、味の素が上回る。

何で稼いでいるかの違い

味の素

味の素は、うま味調味料「⁠味の素」から始まり、「⁠ほんだし」などの調味料、冷凍食品、医薬用・食品用のアミノ酸、医薬品の製造受託(⁠CDMO)、半導体向けの電子材料まで手がける会社です。すべての事業の土台にあるのが、アミノ酸の研究(⁠アミノサイエンス)です。

売上高は約1.58兆円です。事業は、調味料・食品、冷凍食品、ヘルスケア等(⁠アミノ酸、バイオ医薬品の受託製造、電子材料など)に分かれています。社員約3.5万人のうち約2.2万人が調味料・食品の事業にいます。

日清食品ホールディングス

日清食品ホールディングスは、世界初のインスタントラーメン「⁠チキンラーメン」と、カップめん「⁠カップヌードル」を生んだ会社です。明星食品、菓子の日清シスコ・湖池屋、冷凍食品なども抱え、アメリカや中国でも即席めんを製造・販売しています。

売上高は約7,900億円です。事業は、日清食品、明星食品、低温・飲料、菓子、米州、中国などに分かれています。社員約1.8万人のうち、米州が約5,500人、中国が約3,800人と、海外の比重が大きい会社です。

歴史の違い

味の素

  1. 1908〜1909年池田菊苗博士が発明したグルタミン酸ソーダの製造法を、鈴木三郎助が商品化し、「⁠味の素」の一般販売を始めます。
  2. 1956年輸液用の必須アミノ酸を発売し、アミノ酸事業を始めます。
  3. 1960年代タイ、マレーシア、ペルー、インドネシアに会社をつくり、東南アジアや南米に早くから進出します。
  4. 1970〜1989年「⁠ほんだし」の発売、冷凍食品への参入、医薬品事業への参入、甘味料アスパルテームの輸出を進め、ベルギーの化学会社を買収します。

日清食品ホールディングス

  1. 1958年瞬間油熱乾燥法による即席袋めん「⁠チキンラーメン」を開発し、社名を日清食品にします。
  2. 1970〜1971年アメリカに現地法人をつくり、1971年に「⁠カップヌードル」を発売します。
  3. 1990〜2006年ヨーク(⁠今の日清ヨーク)、シスコ(⁠今の日清シスコ)に資本参加し、2006年には明星食品をグループに入れます。
  4. 2008年持株会社制に移り、日清食品ホールディングスになります。

いま何に賭けているか

味の素

「⁠アミノサイエンスで、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」というパーパスのもと、2023年に発表した「⁠中期ASV経営 2030ロードマップ」を進めています。2030年までに「⁠環境負荷を50%削減」「⁠10億人の健康寿命を延伸」という二つの成果を目標にしています。

日清食品ホールディングス

「⁠中長期成長戦略2030」で、既存事業のキャッシュ創出力の強化、環境戦略「⁠EARTH FOOD CHALLENGE 2030」、新規事業の推進を掲げています。33種類の栄養素とおいしさを両立させた「⁠完全メシ」は100億円ブランドに育ち、2025年度から米国・欧州でも「⁠KANZEN MEAL」として展開しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い味の素のほうが景気の波に強い。

よくある質問

味の素と日清食品ホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は味の素が約791万円、日清食品ホールディングスが約686万円。味の素のほうが約105万円高い。
味の素と日清食品ホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は味の素が78.8点、日清食品ホールディングスが56.6点で、味の素が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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