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味の素と明治ホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。食品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は味の素が約791万円、明治ホールディングスが約707万円。味の素のほうが約84万円高い。
  • 売上高は味の素が1.58兆円、明治ホールディングスが1.17兆円で、味の素が約1.3倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは味の素が1.38倍、明治ホールディングスが1.16倍で、勢いは味の素が上。

数字で比べる

味の素明治ホールディングス
働きやすさの点数78.8点(⁠S)66.2点(⁠A)
平均年収1,061万円(⁠43.5歳)938万円(⁠43歳)
30歳換算年収約791万円約707万円
月の平均残業10.1時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19年18年
売上高1.58兆円1.17兆円
売上に対する利益の割合12.4%(⁠税引前利益)8.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.38倍1.16倍
従業員数(⁠単体)3,705人298人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は味の素が78.8点、明治ホールディングスが66.2点で、味の素が上回る。

何で稼いでいるかの違い

味の素

味の素は、うま味調味料「⁠味の素」から始まり、「⁠ほんだし」などの調味料、冷凍食品、医薬用・食品用のアミノ酸、医薬品の製造受託(⁠CDMO)、半導体向けの電子材料まで手がける会社です。すべての事業の土台にあるのが、アミノ酸の研究(⁠アミノサイエンス)です。

売上高は約1.58兆円です。事業は、調味料・食品、冷凍食品、ヘルスケア等(⁠アミノ酸、バイオ医薬品の受託製造、電子材料など)に分かれています。社員約3.5万人のうち約2.2万人が調味料・食品の事業にいます。

明治ホールディングス

明治ホールディングスは、チョコレートやヨーグルト、牛乳などの食品の「⁠明治」と、医薬品の「⁠Meiji Seika ファルマ」を束ねる持株会社です。明治製菓と明治乳業が2009年に経営統合して生まれ、「⁠食と健康」の両方を持つのが特徴です。

売上高は約1.17兆円です。事業は食品(⁠ヨーグルト、牛乳、チーズ、チョコレート、グミ、乳幼児ミルク、流動食など)と医薬品の二つです。社員約1.7万人のうち、食品が約9,800人、医薬品が約7,000人です。

歴史の違い

味の素

  1. 1908〜1909年池田菊苗博士が発明したグルタミン酸ソーダの製造法を、鈴木三郎助が商品化し、「⁠味の素」の一般販売を始めます。
  2. 1956年輸液用の必須アミノ酸を発売し、アミノ酸事業を始めます。
  3. 1960年代タイ、マレーシア、ペルー、インドネシアに会社をつくり、東南アジアや南米に早くから進出します。
  4. 1970〜1989年「⁠ほんだし」の発売、冷凍食品への参入、医薬品事業への参入、甘味料アスパルテームの輸出を進め、ベルギーの化学会社を買収します。

明治ホールディングス

  1. 1906年明治製菓と明治乳業の共通の起源となる、旧明治製糖が設立されます。
  2. 2009年明治製菓と明治乳業が共同で持株会社の明治ホールディングスを設立し、経営統合します。
  3. 2011年食品の会社を株式会社明治、医薬品の会社をMeiji Seika ファルマとして、食品と医薬品の二つの事業会社に再編します。
  4. 2015〜2018年インドの製薬会社Medreichと、KMバイオロジクスを傘下に入れ、医薬品・ワクチンの事業を広げます。

いま何に賭けているか

味の素

「⁠アミノサイエンスで、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」というパーパスのもと、2023年に発表した「⁠中期ASV経営 2030ロードマップ」を進めています。2030年までに「⁠環境負荷を50%削減」「⁠10億人の健康寿命を延伸」という二つの成果を目標にしています。

明治ホールディングス

長期ビジョン「⁠明治グループ2026ビジョン」で、コア事業での圧倒的な優位性、海外での成長基盤、健康価値の領域での新しい挑戦を掲げています。スローガンは「⁠健康にアイデアを」で、食と医薬の知見を合わせて「⁠meijiらしい健康価値」を提供するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい味の素。

よくある質問

味の素と明治ホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は味の素が約791万円、明治ホールディングスが約707万円。味の素のほうが約84万円高い。
味の素と明治ホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は味の素が78.8点、明治ホールディングスが66.2点で、味の素が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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