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日本ペイントホールディングスの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、日本ペイントホールディングスの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 日本ペイントホールディングスはどんな会社か

日本ペイントホールディングスは、自動車用・建築用(⁠汎用)・工業用などの塗料をつくる、日本の塗料・顔料製造業の始祖といわれる会社の持株会社です。シンガポールのWuthelamグループと組んでアジアで大きく成長し、DuluxGroup、欧州・米国の塗料関連会社も傘下に入れて世界で事業を展開しています。

いまの状況:顧客、取引先、従業員、社会への責務を果たした上で残る株主価値の最大化(⁠MSV)を「⁠経営上の唯一のミッション」にしています。

転機:2021年 Wuthelamグループとのアジア合弁事業を100%化し、インドネシア事業も買収します/2022〜2025年 欧州のCromology、JUB、インドの塗料事業、米国・欧州のAOCなどを次々に買収します。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高1.77兆円化学工業の上場247社中10位。
売上に対する税引前利益の割合14.1%業界中央値7.4%より6.7ポイント高い。
売上の4年の伸び1.78倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)49人4年で0.12倍。
30歳換算年収約794万円業界中央値は約564万円。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは日本ペイントホールディングスの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 経営上の唯一のミッションを「⁠株主価値の最大化(⁠MSV)」と定め、その前提として、すべてのステークホルダーへの責務(⁠社会的・倫理的責務やサステナビリティを含む)を果たすことを掲げています。
  • M&Aで「⁠ローリスク・グッドリターン」の会社を積み上げる「⁠アセット・アセンブラー」モデルをとり、日本円の低金利や日本企業が買収側に立つことへの信頼感などの「⁠日本の優位性」を生かすとしています。
  • 1962年にシンガポールでWuthelam社と合弁事業を始め、アジアでトップクラスのシェアを獲得しました。社員の6割以上がアジア(⁠NIPSEA)にいます。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

日本ペイントホールディングスは、着色剤等の製造・販売を主力とする会社。上場247社の中で売上10位の大手。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。今は「⁠アセット・アセンブラー」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

日本ペイントホールディン花王(⁠Kao Corpo三井化学第一三共
売上高1.77兆円1.69兆円1.67兆円2.12兆円
利益率14.1%10.1%4.1%12.4%
4年の売上の伸び1.78倍1.19倍1.03倍2.03倍
30歳換算年収794万円687万円701万円792万円
月の残業未公表15.4時間未公表17.4時間

比べた4社の中で利益率が最も高い。4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

「⁠当社グループの人材育成に対する考え方」及び「⁠社内環境整備の方針」は以下のとおりであります。当社グループの人材育成に対する考え方当社グループの持続的な成長のためには、優秀な人材を引きつけ、育成し、そして中長期に渡り活躍を促すことが不可欠です。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・自律・グローバル・安全・多様性

会社自身が挙げているリスク

事業展開、販売価格動向、海外活動、原材料動向、人材確保、M&A。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 日本:3,343人(⁠9%)
  • NIPSEA:23,218人(⁠60%)
  • DuluxGroup:8,432人(⁠22%)
  • AOC:1,035人(⁠3%)
  • 米州:2,404人(⁠6%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、比べた4社の中で利益率が最も高い、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠アセット・アセンブラー」。事業の柱は本件対象合弁事業。
当社の課題は
会社自身は「⁠事業展開」「⁠販売価格動向」「⁠海外活動」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠経営上の唯一のミッション」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠事業展開」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い