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信越化学工業と日本ペイントホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・素材の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は信越化学工業が約711万円、日本ペイントホールディングスが約794万円。日本ペイントホールディングスのほうが約83万円高い。
  • 売上高は信越化学工業が2.57兆円、日本ペイントホールディングスが1.77兆円で、信越化学工業が約1.5倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは信越化学工業が1.24倍、日本ペイントホールディングスが1.78倍で、勢いは日本ペイントホールディングスが上。

数字で比べる

信越化学工業日本ペイントホールディングス
働きやすさの点数73.3点(⁠S-)72.2点(⁠S-)
平均年収899万円(⁠40.8歳)1,044万円(⁠42.6歳)
30歳換算年収約711万円約794万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数18.8年11.3年
売上高2.57兆円1.77兆円
売上に対する利益の割合27.5%(⁠経常利益)14.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.24倍1.78倍
従業員数(⁠単体)4,059人49人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は信越化学工業が73.3点、日本ペイントホールディングスが72.2点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

信越化学工業

信越化学工業は、半導体の材料となるシリコンや、塩化ビニル樹脂、シリコーンなどを世界中に供給する化学メーカーです。売上に対する利益率が非常に高い、日本を代表する高収益企業です。

売上高は約2.6兆円で、化学工業で国内5位です。事業は、電子材料(⁠半導体シリコン、希土類磁石、フォトレジスト、マスクブランクスなど)、生活環境基盤材料(⁠塩化ビニル樹脂、か性ソーダなど)、機能材料(⁠シリコーン、セルロース誘導体など)、加工・商事・技術サービスの4つです。

日本ペイントホールディングス

日本ペイントホールディングスは、自動車用・建築用(⁠汎用)・工業用などの塗料をつくる、日本の塗料・顔料製造業の始祖といわれる会社の持株会社です。シンガポールのWuthelamグループと組んでアジアで大きく成長し、DuluxGroup、欧州・米国の塗料関連会社も傘下に入れて世界で事業を展開しています。

売上高は約1.77兆円です。事業は地域・会社ごとに、日本、NIPSEA(⁠アジア)、DuluxGroup、AOC(⁠米国・欧州を中心とするスペシャリティ・フォーミュレーター)、米州に分かれています。

歴史の違い

信越化学工業

  1. 1926年信濃電気と日本窒素肥料の共同出資で、信越窒素肥料として発足します。
  2. 1953年シリコーン(⁠珪素樹脂)の製造を始めます。
  3. 1960〜1967年半導体シリコンの製造を始め、信越半導体を設立します。
  4. 1973年アメリカにシンテック社を設立し、塩化ビニル樹脂の製造を始めます。

日本ペイントホールディングス

  1. 1881〜1898年東京・三田の光明合資会社の事業を引き継ぎ、1898年に日本ペイント製造が設立されます。
  2. 1962年シンガポールでWuthelam社と合弁事業を始め、その後タイ、マレーシア、中国などアジア各国に進出します。
  3. 2014年持株会社体制に移って日本ペイントホールディングスになり、Wuthelamグループとのアジアの合弁会社の過半数の持分を取得します。
  4. 2021年Wuthelamグループとのアジア合弁事業を100%化し、インドネシア事業も買収します。

いま何に賭けているか

信越化学工業

AIの進展を支える「⁠先端電子材料総合メーカー」としての機能を広げ、AIインフラに関してはすべての事業で事業機会を追求するとしています。目標とする経営指標は「⁠年次ごとの増収、増益」とシンプルで、中国からの過剰輸出など市況の変化にも機敏に対応するとしています。

日本ペイントホールディングス

顧客、取引先、従業員、社会への責務を果たした上で残る株主価値の最大化(⁠MSV)を「⁠経営上の唯一のミッション」にしています。オーガニックとM&Aの両方で1株当たり利益(⁠EPS)を安定的に積み上げる「⁠アセット・アセンブラー」モデルを経営モデルにしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本ペイントホールディングス。

よくある質問

信越化学工業と日本ペイントホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は信越化学工業が約711万円、日本ペイントホールディングスが約794万円。日本ペイントホールディングスのほうが約83万円高い。
信越化学工業と日本ペイントホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は信越化学工業が73.3点、日本ペイントホールディングスが72.2点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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