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住友化学と日本ペイントホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・素材の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は住友化学が約732万円、日本ペイントホールディングスが約794万円。日本ペイントホールディングスのほうが約62万円高い。
  • 売上高は住友化学が2.33兆円、日本ペイントホールディングスが1.77兆円で、住友化学が約1.3倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は住友化学が5.0%、日本ペイントホールディングスが14.1%で、日本ペイントホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

住友化学日本ペイントホールディングス
働きやすさの点数67.1点(⁠A+)72.2点(⁠S-)
平均年収959万円(⁠42.4歳)1,044万円(⁠42.6歳)
30歳換算年収約732万円約794万円
月の平均残業21.5時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.1年11.3年
売上高2.33兆円1.77兆円
売上に対する利益の割合5.0%(⁠税引前利益)14.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び0.84倍1.78倍
従業員数(⁠単体)6,465人49人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは住友化学が0.84倍、日本ペイントホールディングスが1.78倍で、勢いは日本ペイントホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は住友化学が67.1点、日本ペイントホールディングスが72.2点で、日本ペイントホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

住友化学

住友化学は、住友グループの総合化学メーカーです。農薬・肥料、スマートフォンやディスプレイの部材、半導体材料、石油化学製品、医薬品(⁠住友ファーマ)まで、幅広い製品を手がけています。愛媛県新居浜の肥料工場から始まりました。

売上高は約2.3兆円で、化学工業で国内7位です。事業は、アグロ&ライフソリューション(⁠農薬・肥料・殺虫剤)、ICT&モビリティソリューション(⁠ディスプレイ・半導体材料、電池部材など)、アドバンストメディカルソリューション(⁠医薬品の製造受託)、エッセンシャル&グリーンマテリアルズ(⁠石油化学など)、住友ファーマの5つです。

日本ペイントホールディングス

日本ペイントホールディングスは、自動車用・建築用(⁠汎用)・工業用などの塗料をつくる、日本の塗料・顔料製造業の始祖といわれる会社の持株会社です。シンガポールのWuthelamグループと組んでアジアで大きく成長し、DuluxGroup、欧州・米国の塗料関連会社も傘下に入れて世界で事業を展開しています。

売上高は約1.77兆円です。事業は地域・会社ごとに、日本、NIPSEA(⁠アジア)、DuluxGroup、AOC(⁠米国・欧州を中心とするスペシャリティ・フォーミュレーター)、米州に分かれています。

歴史の違い

住友化学

  1. 1913年住友総本店が愛媛県新居浜に肥料製造所を開きます。
  2. 1944〜1958年染料・医薬品の会社を合併し、石油化学にも進出します。
  3. 1980年代シンガポールの石油化学コンビナートを立ち上げ、医薬品事業を住友製薬として独立させます。
  4. 2004〜2009年社名を住友化学に変え、サウジアラビアのラービグでサウジ・アラムコと共同で石油精製・石油化学の巨大コンプレックスを動かし始めます。

日本ペイントホールディングス

  1. 1881〜1898年東京・三田の光明合資会社の事業を引き継ぎ、1898年に日本ペイント製造が設立されます。
  2. 1962年シンガポールでWuthelam社と合弁事業を始め、その後タイ、マレーシア、中国などアジア各国に進出します。
  3. 2014年持株会社体制に移って日本ペイントホールディングスになり、Wuthelamグループとのアジアの合弁会社の過半数の持分を取得します。
  4. 2021年Wuthelamグループとのアジア合弁事業を100%化し、インドネシア事業も買収します。

いま何に賭けているか

住友化学

2025〜2027年度の中期経営計画で、「⁠新成長戦略による事業ポートフォリオ高度化」「⁠構造改革の継続的な遂行による強靭化」「⁠財務・資本効率の改善」などを掲げています。有機合成技術を強みとした「⁠勝ち筋」事業を軸に、再生・細胞医薬を新たな成長事業として育てるとしています。

日本ペイントホールディングス

顧客、取引先、従業員、社会への責務を果たした上で残る株主価値の最大化(⁠MSV)を「⁠経営上の唯一のミッション」にしています。オーガニックとM&Aの両方で1株当たり利益(⁠EPS)を安定的に積み上げる「⁠アセット・アセンブラー」モデルを経営モデルにしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本ペイントホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日本ペイントホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

住友化学と日本ペイントホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は住友化学が約732万円、日本ペイントホールディングスが約794万円。日本ペイントホールディングスのほうが約62万円高い。
住友化学と日本ペイントホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は住友化学が67.1点、日本ペイントホールディングスが72.2点で、日本ペイントホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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