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本田技研工業の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、本田技研工業の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 本田技研工業はどんな会社か

ホンダは、オートバイ(⁠二輪)・自動車(⁠四輪)・発電機や耕うん機などの「⁠パワープロダクツ」をつくり、世界中で売っている会社です。売上高は約21.8兆円と自動車業界で国内最大級ですが、直近の決算は四輪事業の不振で赤字になっており、まさに転換点にいます。

いまの状況:「⁠夢」を原動力に、独創的な技術で移動を進化させる「⁠総合モビリティカンパニー」を目指しています。

転機:1963年 自動車(⁠四輪車)の生産を始めます/2020年代 北米の事業会社の統合や国内工場の再編を進める一方、EVを本命と見て大きく投資しましたが、市場の変化で方針の見直しを迫られています。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高21.80兆円自動車・輸送機器製造業の上場88社中1位。
売上に対する税引前利益の割合-1.9%業界中央値5.6%より7.4ポイント低い。
売上の4年の伸び1.50倍業界中央値は1.32倍。
従業員数(⁠単体)32,547人4年で0.96倍。
30歳換算年収約689万円業界中央値は約522万円。
月の平均残業19.3時間業界中央値は19.6時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは本田技研工業の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 売上高約21.8兆円は自動車業界で国内1位の規模ですが、直近は税引前で約4,033億円の赤字でした。EVへの大きな投資と、アメリカでのEV市場の伸び悩み、関税が四輪事業に重なった結果で、会社は四輪を「⁠極めて厳しい収益状況」と書いています。
  • 社員は四輪に約13.2万人、二輪に約5.2万人です。赤字の四輪に人の大半がいて、二輪という別の柱を持つのが、トヨタや日産にはないホンダの構造です。
  • 経営方針の最初には、創業者から続く「⁠人間尊重」と「⁠三つの喜び(⁠買う喜び、売る喜び、創る喜び)」が今も置かれています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

本田技研工業株式会社は、上場88社の中で売上1位の最大手クラス。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

本田技研工業トヨタ自動車日産自動車デンソー
売上高21.80兆円18.26兆円12.01兆円7.54兆円
利益率-1.9%(⁠税引前)23.0%(⁠経常)0.0%(⁠経常)7.3%(⁠営業)
4年の売上の伸び1.50倍1.45倍1.43倍1.37倍
30歳換算年収689万円801万円676万円663万円
月の残業19.3時間20.3時間16.8時間20.2時間

4社の中で売上の伸びが最も大きい。

求める人物像

加えて、事業戦略の見直しや財務状況の変化を踏まえ、経営資源の配分や事業運営のあり方についても、従来以上に選択と集中が求められる局面にあります。こうした認識のもと、当社グループでは、人的資本経営において中長期・短中期の観点から達成すべき二つの人材マテリアリティ(⁠注1)を設定しています。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・グローバル・創造・スピード・挑戦

会社自身が挙げているリスク

経済安全保障<、市場環境変化、国家間・地域紛争<、人権に関する法規<。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 二輪事業:52,013人(⁠28%)
  • 四輪事業:131,856人(⁠71%)
  • 金融サービス事業:2,542人(⁠1%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で売上の伸びが最も大きい。
当社の課題は
会社自身は「⁠経済安全保障<」「⁠市場環境変化」「⁠国家間・地域紛争<」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠総合モビリティカンパニー」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 有価証券報告書で「⁠経済安全保障<」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い