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東海カーボンの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、東海カーボンの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 東海カーボンはどんな会社か

東海カーボンは、ゴム製品用・黒色顔料用・導電用のカーボンブラック、特殊炭素製品(⁠ファインカーボン)、アルミ電解用カソード、電気製鋼炉用の黒鉛電極などをつくる会社です。1918年に黒鉛電極などの炭素製品の国内自給を目的に、東海電極製造として創立されました。

いまの状況:長期ビジョン「⁠Vision 2030:先端素材とソリューションで持続可能な社会の実現に貢献する」のもと、「⁠抜本的な構造改革」「⁠成長市場へのコミット」「⁠サステナブルな価値創出」に取り組んでいます。

転機:2014〜2018年 カナダのCancarb、米国のSGL GE子会社(⁠黒鉛電極)、米国のSid Richardson Carbon(⁠カーボンブラック)を買収します/2019〜2020年 ドイツのCOBEXグループとフランスのCarbone Savoieを買収し、スメルティング&ライニング事業を獲得します。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高3,230億円精密機器・日用品などの製造業の上場260社中35位。
売上に対する経常利益の割合8.1%業界中央値7.6%並み。
売上の4年の伸び1.25倍業界中央値は1.22倍。
従業員数(⁠単体)727人4年で0.96倍。
30歳換算年収約579万円業界中央値は約505万円。
月の平均残業10.7時間業界中央値は13.2時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは東海カーボンの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • カーボンブラックの米国子会社はアジアからの安価な輸入タイヤの影響を受けたとしています。
  • ファインカーボン事業は、EVの成長鈍化に伴うSiCパワー半導体市況の低迷が続いたとしています。
  • カーボンブラックのリサイクルや、カーボンナノチューブの代替となる導電性カーボン材の開発を進めています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

東海カーボン株式会社は、上場260社の中で売上35位の中堅。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。今は「⁠抜本的な構造改革」「⁠成長市場へのコミット」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

東海カーボンリンテックオカムラ日本電気硝子
売上高3,230億円3,194億円3,290億円3,114億円
利益率8.1%8.0%7.9%12.1%
4年の売上の伸び1.25倍1.24倍1.26倍1.07倍
30歳換算年収579万円548万円656万円553万円
月の残業10.7時間7.9時間23.2時間17.2時間

求める人物像

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長

会社自身が挙げているリスク

気候変動、内外経済環境、為替レートの変動、資金調達・金利変動、コーポレート・ガバナンスの状況等、国際的な事業展開。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • カーボンブラック事業:1,015人(⁠25%)
  • ファインカーボン事業:1,214人(⁠30%)
  • スメルティング&ライニング事業:1,147人(⁠29%)
  • 黒鉛電極事業:352人(⁠9%)
  • 工業炉及び関連製品事業:280人(⁠7%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠抜本的な構造改革」「⁠成長市場へのコミット」。
当社の課題は
会社自身は「⁠気候変動」「⁠内外経済環境」「⁠為替レートの変動」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠Vision 2030:先端素材とソリューションで持続可能な社会の実現に貢献する」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 有価証券報告書で「⁠気候変動」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い