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三菱ガス化学と東海カーボンの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱ガス化学が約715万円、東海カーボンが約579万円。三菱ガス化学のほうが約136万円高い。
  • 月の平均残業は三菱ガス化学が14.2時間、東海カーボンが10.7時間。東海カーボンのほうが月3.5時間少ない。
  • 売上高は三菱ガス化学が7,382億円、東海カーボンが3,230億円で、三菱ガス化学が約2.3倍の規模。

数字で比べる

三菱ガス化学東海カーボン
働きやすさの点数67.9点(⁠A+)61点(A-)
平均年収908万円(⁠41歳)770万円(⁠43.1歳)
30歳換算年収約715万円約579万円
月の平均残業14.2時間10.7時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.9年13.7年
売上高7,382億円3,230億円
売上に対する利益の割合7.0%(⁠経常利益)8.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.05倍1.25倍
従業員数(⁠単体)2,562人727人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は三菱ガス化学が7.0%、東海カーボンが8.1%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは三菱ガス化学が1.05倍、東海カーボンが1.25倍で、勢いは東海カーボンが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱ガス化学が67.9点、東海カーボンが61点で、三菱ガス化学が上回る。

何で稼いでいるかの違い

三菱ガス化学

三菱ガス化学は、メタノールなどの基礎化学品と、半導体パッケージ用のBT材料、エンジニアリングプラスチックス、電子材料、脱酸素剤などの機能化学品をつくる化学メーカーです。1951年に天然ガス化学の日本瓦斯化学工業として設立されました。

売上高は約7,382億円です。事業は、グリーン・エネルギー&ケミカル(⁠メタノール、芳香族化学品、発泡プラスチック、電力など)と、機能化学品(⁠無機化学品、エンジニアリングプラスチックス、光学材料、電子材料、脱酸素剤など)の2つが中心です。

東海カーボン

東海カーボンは、ゴム製品用・黒色顔料用・導電用のカーボンブラック、特殊炭素製品(⁠ファインカーボン)、アルミ電解用カソード、電気製鋼炉用の黒鉛電極などをつくる会社です。1918年に黒鉛電極などの炭素製品の国内自給を目的に、東海電極製造として創立されました。

売上高は約3,230億円です。事業は、カーボンブラック、ファインカーボン(⁠特殊炭素製品、ソリッドSiC、SiCコート)、スメルティング&ライニング(⁠アルミ電解用カソード、高炉用ブロックなど)、黒鉛電極、工業炉及び関連製品、その他(⁠摩擦材、リチウムイオン二次電池用負極材)の6つです。

歴史の違い

三菱ガス化学

  1. 1951年天然ガス化学工業を目的に、日本瓦斯化学工業を設立します。
  2. 1971年三菱江戸川化学と合併し、三菱瓦斯化学になります。
  3. 1979〜1983年日本・サウジアラビアメタノールを設立し、「⁠サウジメタノール計画」の現地法人が操業を始めます。
  4. 1994年三菱化成と合弁で三菱エンジニアリングプラスチックスを設立します。

東海カーボン

  1. 1918年黒鉛電極などの炭素製品の国内自給を目的に、東海電極製造として創立されます。
  2. 1941年九州若松工場でカーボンブラックの製造を始めます。
  3. 1975年社名を東海カーボンに変えます。
  4. 2014〜2018年カナダのCancarb、米国のSGL GE子会社(⁠黒鉛電極)、米国のSid Richardson Carbon(⁠カーボンブラック)を買収します。

いま何に賭けているか

三菱ガス化学

中期経営計画「⁠Grow UP 2026」で、事業ポートフォリオの強靭化とサステナビリティ経営を進めています。当期は、タイで半導体パッケージ用BT材料の能力増強が完了し、AIサーバー向け基板材料OPE®の需要は計画を上回っています。一方、オランダのメタキシレンジアミン製造設備の建設中止と、鹿島工場のポリカーボネート生産設備の停止を決めました。

東海カーボン

長期ビジョン「⁠Vision 2030:先端素材とソリューションで持続可能な社会の実現に貢献する」のもと、「⁠抜本的な構造改革」「⁠成長市場へのコミット」「⁠サステナブルな価値創出」に取り組んでいます。黒鉛電極事業では国内生産体制の集約とドイツ子会社の売却を2025年半ばまでに終えました。ファインカーボン事業では国内の増産投資を完了し、将来の半導体市場の拡大に備えるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら三菱ガス化学、時間のゆとりを取るなら東海カーボン。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東海カーボン。

よくある質問

三菱ガス化学と東海カーボンはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱ガス化学が約715万円、東海カーボンが約579万円。三菱ガス化学のほうが約136万円高い。
三菱ガス化学と東海カーボンはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三菱ガス化学が14.2時間、東海カーボンが10.7時間。東海カーボンのほうが月3.5時間少ない。
三菱ガス化学と東海カーボンはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱ガス化学が67.9点、東海カーボンが61点で、三菱ガス化学が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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