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オリエントコーポレーションとジャックスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。消費者金融・信販の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はオリエントコーポレーションが約501万円、ジャックスが約539万円。ジャックスのほうが約38万円高い。
  • 月の平均残業はオリエントコーポレーションが17.6時間、ジャックスが13.2時間。ジャックスのほうが月4.4時間少ない。
  • 売上高はオリエントコーポレーションが2,476億円、ジャックスが1,923億円で、規模は近い。

数字で比べる

オリエントコーポレーションジャックス
働きやすさの点数60.1点(⁠A-)62.4点(⁠A-)
平均年収666万円(⁠43.1歳)676万円(⁠40.4歳)
30歳換算年収約501万円約539万円
月の平均残業17.6時間13.2時間
有給取得率80.8%未公表
平均勤続年数17.3年15.6年
売上高2,476億円1,923億円
売上に対する利益の割合5.8%(⁠経常利益)10.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.08倍1.17倍
従業員数(⁠単体)3,866人2,676人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はオリエントコーポレーションが5.8%、ジャックスが10.5%で、ジャックスのほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はオリエントコーポレーションが60.1点、ジャックスが62.4点で、ジャックスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

オリエントコーポレーション

オリエントコーポレーション(⁠オリコ)は、クレジットカード、個品割賦、オートローン、家賃保証や売掛金の決済保証、銀行ローンの保証などを手がける信販会社です。1954年に広島で始まり、みずほフィナンシャルグループの持分法適用関連会社で、伊藤忠商事とも業務提携しています。

売上の約34%が個品割賦事業(⁠加盟店で買った商品やサービスの分割払い)です。

ジャックス

ジャックスは、クレジット(⁠商品の分割払いの立替払い)、ペイメント(⁠クレジットカード)、ファイナンス(⁠ローン・保証)を主力とする信販会社です。海外でもアジアの子会社で消費者向け金融を営んでいます。1954年に北海道函館市で百貨店の月賦販売を扱うデパート信用販売として創業しました。

売上の約89%が国内事業で、セグメント利益率は約13%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 消費者金融・信販会社は、個人向けのローンやクレジットカード、分割払い(⁠割賦)、ローンの保証などで稼ぎます。アコムはMUFG、オリコはみずほ、イオンフィナンシャルサービスはイオン、ジャックスはMUFGと連携するグループです。アイフルは消費者金融とクレジットカード(⁠ライフカード)を持つグループです。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):アコム約29.8%、アイフル約16.6%、イオンフィナンシャルサービス約10.7%、ジャックス約10.5%、オリエントコーポレーション約5.8%です。消費者金融(⁠アコム、アイフル)のほうが、信販(⁠ジャックス、オリコ)より利益率が高くなっています。
  • 海外の比重:アコムはタイ・フィリピン・マレーシア、イオンフィナンシャルサービスは香港・タイ・マレーシアなどアジアで事業を展開し、海外の利益率が高くなっています。

歴史の違い

オリエントコーポレーション

  1. 1954年協同組合広島クーポンが設立されます。
  2. 1989年社名をオリエントコーポレーションに変えます。
  3. 2004年みずほ銀行と業務提携を結びます(⁠2005年には伊藤忠商事とも提携)。
  4. 2010年みずほフィナンシャルグループの持分法適用関連会社になります。

ジャックス

  1. 1954年函館市で百貨店の月賦販売を扱うデパート信用販売を設立します。
  2. 1959年社名を北日本信用販売に変え、融資保証業務を始めます。
  3. 1971年クーポンに替えて、クレジットカード方式を採用します。
  4. 1975年本部機能を東京に移します。

いま何に賭けているか

オリエントコーポレーション

パーパスは「⁠その夢の、一歩先へ Open the Future with You」です。強みである与信力をテクノロジーで磨き、ネットワーク経済圏を梃子に、個人・中小企業のお客さま一人ひとりのニーズに合ったソリューションを提供するとしています。

ジャックス

長期ビジョンは「⁠アジアのコンシューマーファイナンスカンパニーとしてトップブランドを確立する」です。第15次中期3カ年経営計画「⁠Do next!」で、MUFGグループとの連携とM&Aによる成長、「⁠量から質への転換」による事業構造改革を進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でジャックスが上回っている。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いジャックスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

オリエントコーポレーションとジャックスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はオリエントコーポレーションが約501万円、ジャックスが約539万円。ジャックスのほうが約38万円高い。
オリエントコーポレーションとジャックスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はオリエントコーポレーションが17.6時間、ジャックスが13.2時間。ジャックスのほうが月4.4時間少ない。
オリエントコーポレーションとジャックスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はオリエントコーポレーションが60.1点、ジャックスが62.4点で、ジャックスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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