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ミネベアミツミと浜松ホトニクスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電子部品・半導体装置の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はミネベアミツミが約566万円、浜松ホトニクスが約588万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はミネベアミツミが6.7時間、浜松ホトニクスが10.6時間。ミネベアミツミのほうが月3.9時間少ない。
  • 売上高はミネベアミツミが1.66兆円、浜松ホトニクスが2,121億円で、ミネベアミツミが約7.8倍の規模。

数字で比べる

ミネベアミツミ浜松ホトニクス
働きやすさの点数69点(A+)64.1点(⁠A-)
平均年収785万円(⁠45歳)728万円(⁠39.8歳)
30歳換算年収約566万円約588万円
月の平均残業6.7時間10.6時間
有給取得率未公表85.6%
平均勤続年数16.3年15.9年
売上高1.66兆円2,121億円
売上に対する利益の割合8.0%(⁠税引前利益)8.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.48倍1.25倍
従業員数(⁠単体)4,946人4,262人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはミネベアミツミが1.48倍、浜松ホトニクスが1.25倍で、勢いはミネベアミツミが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はミネベアミツミが69点、浜松ホトニクスが64.1点で、ミネベアミツミが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ミネベアミツミ

ミネベアミツミは、ベアリング、モーター、アナログ半導体、センサー、自動車のドア部品などをつくる精密部品メーカーです。1951年に日本最初のミニチュアベアリング専門メーカー「⁠日本ミネチュアベアリング」として設立されました。

事業は、プレシジョンテクノロジーズ(⁠ボールベアリング、ロッドエンドベアリング、HDD用ピボットアッセンブリー、航空機用ねじなど)、モーター・ライティング&センシング(⁠液晶用バックライト、HDD用スピンドルモーター、各種モーターなど)、セミコンダクタ&エレクトロニクス(⁠半導体デバイス、光デバイス、電源部品など)、アクセスソリューションズ(⁠キーセット、ドアラッチなどの自動車部品)の4つです。

浜松ホトニクス

浜松ホトニクスは、光電子増倍管、光半導体素子、画像処理・計測装置、レーザ装置などの光関連製品をつくる会社です。1948年に堀内平八郎が浜松市で東海電子研究所を設立し、電子管の製造・販売から始まりました。

売上の約39%が光半導体事業で、セグメント利益率は約16%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 電子部品メーカーは、電子機器や自動車のメーカー(⁠セットメーカー)に部品や素材を売って稼ぎます。太陽誘電やホシデンは、セットメーカーの生産計画の変動や値下げ要請の影響を受けることをリスクに挙げています。
  • 同じ「⁠電子部品」でも、利益の源泉は会社ごとに違います。村田製作所はコンデンサなどのコンポーネント(⁠利益率約27%)、TDKはリチウムイオン電池などのエナジー応用製品(⁠約18%)、日東電工は光学フィルムなどのオプトロニクス(⁠約29%)、ミネベアミツミは祖業のベアリングを含むプレシジョンテクノロジーズ(⁠約22%)で稼いでいます。
  • 税引前利益を開示する会社で売上に対する割合を比べると、日東電工約18.0%、村田製作所約16.9%、TDK約11.1%、ニデック約8.9%、京セラ約8.2%、ミネベアミツミ約8.0%です。
  • 多くの会社がAI関連の需要を成長の軸にしています。TDKは「⁠AIエコシステム市場」、太陽誘電はAIサーバー向けの電子部品、ニデックはAIサーバー向けの水冷モジュールを挙げています。

会社を見分ける軸

  • 利益率:、ヒロセ電機約22.1%(⁠税引前利益)、浜松ホトニクス約8.9%(⁠経常利益)、日本航空電子工業約3.6%(⁠経常利益)です。
  • 何を売っているか:部品(⁠村田製作所、TDK、太陽誘電、ホシデン)、素材(⁠日東電工)、モーター(⁠ニデック、ミネベアミツミ)、製品や装置まで持つ会社(⁠京セラ、アルプスアルパイン、東京エレクトロン)で、会社の性格が変わります。
  • 最も稼ぐ事業はどこか:売上の大きい事業と利益の大きい事業が一致しない会社が多くあります。アルプスアルパインは売上最大の車載機器より、スイッチなどのコンポーネントが利益の柱です。
  • 京都の会社:京セラ、村田製作所、ニデックは、いずれも京都で創業した会社です。

歴史の違い

ミネベアミツミ

  1. 1951年日本最初のミニチュアベアリング専門メーカー、日本ミネチュアベアリングを設立します。
  2. 1971〜1980年米国SKFのREED工場を買収し、シンガポールとタイに生産会社をつくります。
  3. 1981年系列メーカー4社を吸収合併し、ミネベアに社名を変えます。
  4. 1988年英国のロッドエンド・スフェリカルベアリングメーカーを系列下に加えます。

浜松ホトニクス

  1. 1948年堀内平八郎が浜松市に東海電子研究所を設立します。
  2. 1953年浜松テレビを設立し、業務を引き継ぎます。
  3. 1966年ニューヨーク市に駐在員事務所を設けます。
  4. 1983年社名を浜松ホトニクスに変えます。

いま何に賭けているか

ミネベアミツミ

「⁠より良き品を、より早く、より多く、より安く、より賢くつくる」を経営理念に、「⁠世界を動かす、なくてはならない会社」をビジョンに掲げています。ヒューマノイドロボット、自動運転、ドローンなどの新しい市場で求められる高電圧・高電流・高周波・高速の4つの技術に、8本槍で応えるとしています。中期経営計画の目標年は2029年3月期です。

浜松ホトニクス

光技術により人類、社会、環境に貢献することを掲げています。デバイス技術の革新に注力し、高付加価値のモジュールやシステム製品の事業領域を広げるとともに、中央研究所の研究成果で光の新規市場をつくる取り組みを強化しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいミネベアミツミ。

よくある質問

ミネベアミツミと浜松ホトニクスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はミネベアミツミが約566万円、浜松ホトニクスが約588万円。ほぼ同じ水準。
ミネベアミツミと浜松ホトニクスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はミネベアミツミが6.7時間、浜松ホトニクスが10.6時間。ミネベアミツミのほうが月3.9時間少ない。
ミネベアミツミと浜松ホトニクスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はミネベアミツミが69点、浜松ホトニクスが64.1点で、ミネベアミツミが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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