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住友倉庫と日本郵政の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。物流の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は住友倉庫が約711万円、日本郵政が約656万円。住友倉庫のほうが約55万円高い。
  • 月の平均残業は住友倉庫が18.9時間、日本郵政が13.4時間。日本郵政のほうが月5.5時間少ない。
  • 売上高は住友倉庫が1,962億円、日本郵政が11.44兆円で、日本郵政が約58.3倍の規模。

数字で比べる

住友倉庫日本郵政
働きやすさの点数59.8点(⁠B)67.6点(⁠A+)
平均年収844万円(⁠37.9歳)872万円(⁠43.1歳)
30歳換算年収約711万円約656万円
月の平均残業18.9時間13.4時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数12.8年16.2年
売上高1,962億円11.44兆円
売上に対する利益の割合8.1%(⁠経常利益)9.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.85倍1.02倍
従業員数(⁠単体)918人1,261人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は住友倉庫が8.1%、日本郵政が9.4%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは住友倉庫が0.85倍、日本郵政が1.02倍で、勢いは日本郵政が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は住友倉庫が59.8点、日本郵政が67.6点で、日本郵政が上回る。

何で稼いでいるかの違い

住友倉庫

住友倉庫は、倉庫業を核に、港湾運送業、国際輸送業、陸上運送業などの物流事業と、オフィスビル賃貸などの不動産事業を営む会社です。1899年に住友家の個人営業として倉庫業を始めたのが創業です。

売上の約95%が物流事業(⁠倉庫、港湾運送、国際輸送、陸上運送)で、セグメント利益率は約7.3%です。

日本郵政

日本郵政は、郵便・物流の日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を中心とするグループの持株会社です。もとは国の郵政事業で、郵便局の窓口では郵便に加えて銀行・保険の窓口業務も行っています。

セグメントの収益で見ると、約49%が生命保険業、約25%が銀行業で、金融の比重が大きいグループです。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 物流会社は、宅配便(⁠ヤマト、佐川急便のSGホールディングス)、定期便の路線トラック(⁠福山通運)、企業の物流をまとめて請け負う3PL(⁠ロジスティード、SBS)、国際フォワーディング(⁠NIPPON EXPRESS)、港湾・倉庫(⁠上組、三菱倉庫)、工場構内の作業請負(⁠山九、鴻池運輸)と、得意分野で大きく分かれます。
  • 倉庫を持つ会社や物流施設を開発する会社では、不動産事業の利益率が物流よりずっと高く、利益の柱になっていることがあります(⁠三菱倉庫、SBS)。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では上組約13.8%、三菱倉庫約7.9%、山九約6.9%、鴻池運輸約6.4%、SGホールディングス約5.6%、SBSホールディングス約4.3%、福山通運約3.6%、ヤマトホールディングス約1.4%です。税引前利益ではロジスティード約4.1%、NIPPON EXPRESSホールディングス約1.6%でした。このほか、日本郵政約9.4%(⁠経常利益)、住友倉庫約8.1%(⁠経常利益)です。
  • 宅配便の2社:ヤマトは個人・法人向けの宅急便が売上の8割以上ですがセグメント利益はほとんど出ておらず、SGホールディングスは企業からの荷物に集中し、配送の多くをパートナー企業に委託しています。

歴史の違い

住友倉庫

  1. 1899年住友家の個人営業として倉庫業を始めます。
  2. 1923年株式会社住友倉庫を設立します。
  3. 1950年大阪・東京証券取引所に上場します。
  4. 1968年神戸と東京でコンテナターミナル業務を始めます。

日本郵政

  1. 1871年前島密により郵便制度が創設されます。
  2. 1875年郵便為替事業と郵便貯金事業が始まります。
  3. 1916年簡易生命保険事業が始まります。
  4. 2003年日本郵政公社が発足します。

いま何に賭けているか

住友倉庫

2026年3月にパーパス「⁠つなぐ 支える 次代を創る」を明文化し、長期ビジョン“Moving Forward to 2030”の最終フェーズとして「⁠中期経営計画2026-2030」を策定しました。

日本郵政

グループ経営理念は「⁠郵政ネットワークの安心、信頼を礎として、民間企業としての創造性、効率性を最大限発揮しつつ、お客さま本位のサービスを提供し、地域のお客さまの生活を支援し、お客さまと社員の幸せを目指します。」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら住友倉庫、時間のゆとりを取るなら日本郵政。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本郵政。

よくある質問

住友倉庫と日本郵政はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は住友倉庫が約711万円、日本郵政が約656万円。住友倉庫のほうが約55万円高い。
住友倉庫と日本郵政はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は住友倉庫が18.9時間、日本郵政が13.4時間。日本郵政のほうが月5.5時間少ない。
住友倉庫と日本郵政はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は住友倉庫が59.8点、日本郵政が67.6点で、日本郵政が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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