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プリマハムとエスフーズの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。水産・食肉・冷凍食品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はプリマハムが約585万円、エスフーズが約492万円。プリマハムのほうが約93万円高い。
  • 売上高はプリマハムが4,756億円、エスフーズが4,723億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はプリマハムが2.4%、エスフーズが2.5%で、差は小さい。

数字で比べる

プリマハムエスフーズ
働きやすさの点数61.6点(⁠A-)52.6点(⁠B)
平均年収743万円(⁠41歳)574万円(⁠37.1歳)
30歳換算年収約585万円約492万円
月の平均残業未公表21.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.9年10.6年
売上高4,756億円4,723億円
売上に対する利益の割合2.4%(⁠経常利益)2.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.13倍1.32倍
従業員数(⁠単体)1,137人893人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはプリマハムが1.13倍、エスフーズが1.32倍で、勢いはエスフーズが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はプリマハムが61.6点、エスフーズが52.6点で、プリマハムが上回る。

何で稼いでいるかの違い

プリマハム

プリマハムは、ハム・ソーセージなどの加工食品と、肉豚の生産・肥育から食肉の処理・加工・販売までを手がける会社です。子会社のプライムデリカはセブン-イレブン・ジャパンに調理パン・惣菜などを製造・供給しています。1931年に竹岸政則が金沢で竹岸ハム商会を創業したのが始まりです。

売上の約66%が加工食品事業(⁠ハム・ソーセージ、加工食品、セブン-イレブン向けのベンダー事業など)で、利益率は約2.5%です。

エスフーズ

エスフーズは、食肉の生産・加工・卸売から小売・外食まで、食肉流通の川上から川下までを一貫して手がける食肉会社です。牛内臓肉製品「⁠こてっちゃん」で知られ、米国ネブラスカ州にも食肉の加工会社を持っています。1967年に創業者の森島征夫が兵庫県尼崎市でスタミナ食品を設立しました。

売上の約93%が食肉等の製造・卸売事業で、セグメント利益率は約2.3%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • ニッスイ、ニチレイ、Umios(⁠旧マルハニチロ)は、いずれも戦時中の水産統制令で設立された統制会社を前身に持ちます。日本水産の漁撈部門を中心にできた会社の冷蔵・販売部門が、今のニチレイになりました。
  • 水産の会社も、今の稼ぎ方はさまざまです。ニッスイは食品事業が売上の約55%、Umiosは卸売市場を含む食材流通が約71%、極洋は水産物の買付・加工・販売が約58%、ニチレイは冷蔵倉庫などの低温物流が利益の半分近くを稼いでいます。
  • ハム・食肉の会社は、食肉が中心の会社(⁠伊藤ハム米久、スターゼン、エスフーズ)と、ハム・ソーセージなどの加工食品が中心の会社(⁠プリマハム、丸大食品)に分かれます。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):ニチレイ約5.6%、ニッスイ約4.6%、丸大食品約3.3%、極洋約3.0%、Umios約2.8%、伊藤ハム米久ホールディングス約2.8%、スターゼン約2.5%、エスフーズ約2.5%、プリマハム約2.4%です。
  • 何から始まったか:ニッスイはトロール漁業、極洋は捕鯨、Umiosは林兼商店の水産部門と捕鯨会社、ニチレイは製氷・冷蔵の統制機関、スターゼンは役牛の売買、プリマハムは金沢の竹岸ハム商会、丸大食品は魚肉ハム・ソーセージから始まりました。
  • 海外とのつながり:ニッスイは米国・チリ・ニュージーランドなどに展開し、海外所在地売上高比率が41.2%です。伊藤ハム米久はニュージーランドのANZCO FOODSを持ち、スターゼンは日本産和牛と豪州Wagyuで海外市場に挑戦しています。

歴史の違い

プリマハム

  1. 1931年竹岸政則が石川県金沢市で竹岸ハム商会を創業し、食肉の加工製造を始めます。
  2. 1948年富山県高岡市で竹岸畜産工業を設立します。
  3. 1965年プリマハムに社名を変えます。
  4. 1972年米国オスカー・マイヤー社と資本・技術提携します。

エスフーズ

  1. 1967年森島征夫が兵庫県尼崎市でスタミナ食品を設立し、内臓肉の販売を始めます。
  2. 1972年米国から内臓肉の開発輸入に成功します。
  3. 1982年牛内臓肉製品「⁠こてっちゃん」を発売します。
  4. 1989年米国ネブラスカ州に、丸紅などとの合弁でFREMONT BEEF COMPANYを設立します。

いま何に賭けているか

プリマハム

経営理念は「⁠商品と品質はプリマの命」、目指す姿は「⁠おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」です。中期経営計画で2026年度に売上高5,000億円、営業利益110億円を目指し、ROE10%以上と配当性向40%以上を目標にしています。加工食品は茨城工場を基盤にコスト競争力と供給能力を高め、食肉は国産豚肉のインテグレーションを強化するとしています。

エスフーズ

経営ビジョンは「⁠バラエティーミート世界一、食肉日本一」です。連結売上高5,000億円、経常利益200億円の早期達成を目指し、国内外で食肉の一貫したサプライチェーンづくりを進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいエスフーズ。

よくある質問

プリマハムとエスフーズはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はプリマハムが約585万円、エスフーズが約492万円。プリマハムのほうが約93万円高い。
プリマハムとエスフーズはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はプリマハムが61.6点、エスフーズが52.6点で、プリマハムが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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