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システナと日本ビジネスシステムズの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。SIer・ソフトウェアの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はシステナが約506万円、日本ビジネスシステムズが約571万円。日本ビジネスシステムズのほうが約65万円高い。
  • 月の平均残業はシステナが9.7時間、日本ビジネスシステムズが8.8時間。大きな差はない。
  • 売上高はシステナが944億円、日本ビジネスシステムズが1,726億円で、日本ビジネスシステムズが約1.8倍の規模。

数字で比べる

システナ日本ビジネスシステムズ
働きやすさの点数47.9点(⁠C)53点(B)
平均年収519万円(⁠31.2歳)642万円(⁠35.4歳)
30歳換算年収約506万円約571万円
月の平均残業9.7時間8.8時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数6年7.1年
売上高944億円1,726億円
売上に対する利益の割合17.1%(⁠経常利益)4.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.45倍—
従業員数(⁠単体)3,856人2,759人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はシステナが17.1%、日本ビジネスシステムズが4.3%で、システナのほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はシステナが47.9点、日本ビジネスシステムズが53点で、日本ビジネスシステムズが上回る。

何で稼いでいるかの違い

システナ

システナは、自動車業界向けのエンジニアリング、通信・ネットサービスの開発・検証支援、金融・公共の基幹システム開発、ITアウトソーシング、IT機器の販売などを手がける会社です。1983年に横浜でマイクロコンピューターのソフト開発会社として設立され、2010年にカテナと合併しました。

売上で最も大きいのはビジネスソリューション事業(⁠約42%、サーバーやパソコンなどIT関連商品の企業向け販売など)で、セグメント利益率は約8%です。

日本ビジネスシステムズ

日本ビジネスシステムズ(⁠JBS)は、マイクロソフトのクラウドを中心に、企業のクラウド導入の計画から構築、運用、ライセンスの提供までを一貫して手がける独立系のクラウドインテグレーターです。1990年に東京で設立されました。

売上の約71%がライセンス&プロダクツ事業(⁠クラウドのライセンスや関連製品の販売)で、セグメント利益率は約2%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • SIerやソフトウェアの会社には、顧客ごとにシステムを受託開発する会社(⁠DTS、NSD、クレスコなど)、自社製品を売る会社(⁠オービックのOBIC7、ラクスの楽楽シリーズ、TKC)、テストなど特定の工程に特化する会社(⁠SHIFT)、親会社のシステム部門から生まれた会社(⁠JFEシステムズ)などがあります。
  • 受託開発は人数と単価で売上が決まりやすく、自社製品・クラウドは一度つくれば継続課金で稼げるため、利益率に大きな差が出ます。
  • IT人材の確保は、ほぼすべての会社がリスクの上位に挙げています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではオービック約77.5%、ラクス約28.9%、TKC約19.9%、システナ約17.1%、NSD約16.4%、DTS約12.5%、SHIFT約11.7%、JFEシステムズ約11.2%、クレスコ約10.8%、都築電気約8.0%、ゼンリン約6.0%、日本ビジネスシステムズ約4.3%です。テクマトリックスは税引前利益で約11.0%です。
  • 受託か、自社製品か:オービックは自社開発のOBIC7を直接販売し、売上の半分以上が導入後のシステムサポートです。ラクスは売上の約86%がクラウド事業です。一方、日本ビジネスシステムズは売上の約71%が利益率約2%のライセンス販売です。
  • 顧客はどこか:TKCは会計事務所と自治体、NSDは金融機関、JFEシステムズはJFEグループと一般企業、ゼンリンはカーナビ・地図を使う企業が主な顧客です。

歴史の違い

システナ

  1. 1983年横浜でマイクロコンピューターのソフト開発を目的に設立します。
  2. 1996年通信系ファームウェアの知識を生かし、移動体通信端末のソフト受託開発を始めます。
  3. 2010年カテナを吸収合併し、社名をシステナに変えます。
  4. 2013年タイと米国に子会社を設立します。

日本ビジネスシステムズ

  1. 1990年東京都港区で設立します。
  2. 1997年マイクロソフトとの関係強化などのため、米国に現地法人を設立します。
  3. 2014年三菱総合研究所、三菱総研DCSと資本業務提携します。
  4. 2022年東京証券取引所スタンダード市場に上場します。

いま何に賭けているか

システナ

企業のDX投資、AI活用の拡大、モビリティ分野のSDV化を成長機会とし、「⁠技術者の採用と定着の促進」「⁠各事業の強みの明確化とオールシステナによるシナジー創出」「⁠ストック型ビジネスの拡充と新たな成長領域への展開」を課題にしています。自社サービスやクラウドサービスで継続的な収益を積み上げるとしています。

日本ビジネスシステムズ

企業理念は「⁠優れたテクノロジーを、親しみやすく」、目指す姿は「⁠社会のデジタル変革をリードするNo.1クラウドインテグレーター」です。マイクロソフトクラウドに強いインフラベンダーから、顧客の事業成長のための内製化をワンストップで支援する「⁠ビジネスITパートナー」への進化を掲げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いシステナのほうが景気の波に強い。

よくある質問

システナと日本ビジネスシステムズはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はシステナが約506万円、日本ビジネスシステムズが約571万円。日本ビジネスシステムズのほうが約65万円高い。
システナと日本ビジネスシステムズはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はシステナが9.7時間、日本ビジネスシステムズが8.8時間。大きな差はない。
システナと日本ビジネスシステムズはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はシステナが47.9点、日本ビジネスシステムズが53点で、日本ビジネスシステムズが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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