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アコムとアイフルの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。消費者金融・信販の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はアコムが約572万円、アイフルが約500万円。アコムのほうが約72万円高い。
  • 月の平均残業はアコムが21.4時間、アイフルが13.5時間。アイフルのほうが月7.9時間少ない。
  • 売上高はアコムが3,377億円、アイフルが2,147億円で、アコムが約1.6倍の規模。

数字で比べる

アコムアイフル
働きやすさの点数62.8点(⁠A-)53.2点(⁠B)
平均年収722万円(⁠40.7歳)604万円(⁠38.7歳)
30歳換算年収約572万円約500万円
月の平均残業21.4時間13.5時間
有給取得率79.1%未公表
平均勤続年数15.1年13.5年
売上高3,377億円2,147億円
売上に対する利益の割合29.8%(⁠経常利益)16.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.63倍
従業員数(⁠単体)2,125人1,276人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はアコムが29.8%、アイフルが16.6%で、アコムのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはアコムが1.29倍、アイフルが1.63倍で、勢いはアイフルが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はアコムが62.8点、アイフルが53.2点で、アコムが上回る。

何で稼いでいるかの違い

アコム

アコムは、個人向けのローンとクレジットカード、信用保証、タイ・フィリピン・マレーシアでの無担保ローン、債権管理回収などを手がける会社です。三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社です。1978年に消費者金融事業の会社として東京で設立されました。

売上の約54%がローン・クレジットカード事業で、セグメント利益率は約29%です。

アイフル

アイフルは、個人向けの無担保ローン(⁠消費者金融)を中心に、子会社のライフカードでクレジットカード、信用保証、事業者向けローン、後払い決済、家賃債務保証などを手がける金融グループです。1967年に福田吉孝が京都市で個人経営の消費者金融業として創業しました。

売上の約68%がアイフル(⁠消費者金融のローンと信用保証)、約23%がライフカード(⁠クレジットカードと信用保証)、約9%がAGビジネスサポート(⁠事業者向けローン)です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 消費者金融・信販会社は、個人向けのローンやクレジットカード、分割払い(⁠割賦)、ローンの保証などで稼ぎます。アコムはMUFG、オリコはみずほ、イオンフィナンシャルサービスはイオン、ジャックスはMUFGと連携するグループです。アイフルは消費者金融とクレジットカード(⁠ライフカード)を持つグループです。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):アコム約29.8%、アイフル約16.6%、イオンフィナンシャルサービス約10.7%、ジャックス約10.5%、オリエントコーポレーション約5.8%です。消費者金融(⁠アコム、アイフル)のほうが、信販(⁠ジャックス、オリコ)より利益率が高くなっています。
  • 海外の比重:アコムはタイ・フィリピン・マレーシア、イオンフィナンシャルサービスは香港・タイ・マレーシアなどアジアで事業を展開し、海外の利益率が高くなっています。

歴史の違い

アコム

  1. 1978年東京で消費者金融事業のアコムが設立されます。
  2. 1993年業界初の自動契約機「⁠むじんくん」を設置します。
  3. 1996年タイ・バンコクにハイヤーパーチェス事業の合弁会社を設立します。
  4. 1999年MasterCardの発行を始め、クレジットカード事業に進出します。

アイフル

  1. 1967年福田吉孝が京都市で個人経営の消費者金融業を始めます。
  2. 1978年株式会社丸高を設立し、九州地区3店舗と京都市1店舗で営業を始めます。
  3. 1982年3社を吸収合併し、社名をアイフルに変えます。
  4. 2000年東京・大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定されます。

いま何に賭けているか

アコム

創業の精神は「⁠信頼の輪」です。2026年3月期からの中期経営計画で「⁠ビジョン達成に向け、成長サイクルのスピードを上げる」を中期方針とし、ローン・クレジットカード事業での新規集客の強化、信用保証事業での提携先との連携強化、海外金融事業でのアジアでの新規進出国拡大に注力するとしています。

アイフル

経営理念は「⁠誠実な企業活動を通じて、社会より支持を得る」です。IT企業への変革を掲げ、デジタル技術を活用した金融グループとしての成長を目指しています。中期経営計画では、実質ROE10.0%超を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならアコム、時間のゆとりを取るならアイフル。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいアイフル。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いアコムのほうが景気の波に強い。

よくある質問

アコムとアイフルはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はアコムが約572万円、アイフルが約500万円。アコムのほうが約72万円高い。
アコムとアイフルはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はアコムが21.4時間、アイフルが13.5時間。アイフルのほうが月7.9時間少ない。
アコムとアイフルはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はアコムが62.8点、アイフルが53.2点で、アコムが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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