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楽天銀行とあおぞら銀行の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。銀行グループ(⁠地銀・信託ほか)の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は楽天銀行が約602万円、あおぞら銀行が約675万円。あおぞら銀行のほうが約73万円高い。
  • 売上高は楽天銀行が2,556億円、あおぞら銀行が2,423億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は楽天銀行が40.3%、あおぞら銀行が11.2%で、楽天銀行のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

楽天銀行あおぞら銀行
働きやすさの点数50.4点(⁠B)69点(A+)
平均年収707万円(⁠37.4歳)928万円(⁠44.6歳)
30歳換算年収約602万円約675万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数5.5年16.6年
売上高2,556億円2,423億円
売上に対する利益の割合40.3%(⁠経常利益)11.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.41倍1.80倍
従業員数(⁠単体)987人1,928人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは楽天銀行が2.41倍、あおぞら銀行が1.80倍で、勢いは楽天銀行が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は楽天銀行が50.4点、あおぞら銀行が69点で、あおぞら銀行が上回る。

何で稼いでいるかの違い

楽天銀行

楽天銀行は、店舗を持たないインターネット銀行です。楽天グループ株式会社が49.26%を出資しています。2000年に日本電子決済企画として設立され、2001年にイーバンク銀行として開業しました。台湾でもインターネット銀行を営んでいます。

銀行業の単一セグメントで、個人・法人向けの銀行サービスを提供しています。

あおぞら銀行

あおぞら銀行は、法人向けの貸出や有価証券投資を中心に、信託、投資運用、M&Aアドバイザリー、ベンチャーキャピタル、債権回収などを手がける銀行です。1957年に長期信用銀行の日本不動産銀行として設立され、日本債券信用銀行を経て、2001年に今の行名になりました。

銀行業とその他事業(⁠信託、投資運用、M&Aアドバイザリー、債権回収など)で事業を行っており、セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • このグループには、県を地盤とする地方銀行(⁠千葉、群馬、八十二長野、七十七、北洋、大垣共立)とその持株会社(⁠ふくおか、横浜、山口)、ノンバンク事業を多く持つSBI新生銀行、ATMが中核のセブン銀行、信託の三井住友トラスト、インターネット銀行の楽天銀行と、形の違う銀行が並んでいます。
  • 地方銀行では、県を越えた経営統合や提携が進んでいます。群馬銀行は第四北越フィナンシャルグループと経営統合し、八十二長野銀行は静岡銀行・山梨中央銀行と提携しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):楽天銀行約40.3%、七十七銀行約37.2%、群馬銀行約32.0%、横浜フィナンシャルグループ約31.6%、千葉銀行約31.2%、八十二長野銀行約26.7%、ふくおかフィナンシャルグループ約19.4%、山口フィナンシャルグループ約17.2%、北洋銀行約15.9%、SBI新生銀行約15.9%、セブン銀行約13.7%、三井住友トラストグループ約13.5%、大垣共立銀行約12.5%です。銀行の「⁠売上」は経常収益です。このほか、あおぞら銀行約11.2%(⁠経常利益)です。
  • 店舗の形:楽天銀行は店舗を持たないインターネット銀行、セブン銀行はセブン-イレブンなどのATMネットワークが中心です。

歴史の違い

楽天銀行

  1. 2000年日本電子決済企画として設立されます。
  2. 2001年イーバンク銀行として開業します。
  3. 2009年楽天が親会社になります。
  4. 2010年社名を楽天銀行に変えます。

あおぞら銀行

  1. 1957年長期信用銀行法に基づき、日本不動産銀行として設立します。
  2. 1977年行名を日本債券信用銀行に変えます。
  3. 1998年特別公的管理が始まり、上場が廃止されます。
  4. 2001年行名をあおぞら銀行に変えます。

いま何に賭けているか

楽天銀行

「⁠安心・安全で最も便利な銀行」を目指しています。楽天グループの一員として経営資源を最大限活用する一方、主要行等監督指針に則り経営の独立性にも留意するとしています。

あおぞら銀行

ミッションは「⁠新たな金融の付加価値を創造し、社会の発展に貢献する」です。「⁠ユニークで専門性の高い金融サービスを提供する」などを行動指針にし、2024年には大和証券グループ本社と資本業務提携を結びました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい楽天銀行。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い楽天銀行のほうが景気の波に強い。

よくある質問

楽天銀行とあおぞら銀行はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は楽天銀行が約602万円、あおぞら銀行が約675万円。あおぞら銀行のほうが約73万円高い。
楽天銀行とあおぞら銀行はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は楽天銀行が50.4点、あおぞら銀行が69点で、あおぞら銀行が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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