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テクマトリックスとJFEシステムズの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。SIer・ソフトウェアの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はテクマトリックスが約711万円、JFEシステムズが約633万円。テクマトリックスのほうが約78万円高い。
  • 売上高はテクマトリックスが717億円、JFEシステムズが574億円で、規模は近い。
  • 売上の4年の伸びはテクマトリックスが1.96倍、JFEシステムズが1.14倍で、勢いはテクマトリックスが上。

数字で比べる

テクマトリックスJFEシステムズ
働きやすさの点数58.3点(⁠B)68.6点(⁠A+)
平均年収846万円(⁠38歳)861万円(⁠44.1歳)
30歳換算年収約711万円約633万円
月の平均残業未公表22.6時間
有給取得率未公表79%
平均勤続年数8.5年16.4年
売上高717億円574億円
売上に対する利益の割合11.0%(⁠税引前利益)11.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.96倍1.14倍
従業員数(⁠単体)666人1,600人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はテクマトリックスが58.3点、JFEシステムズが68.6点で、JFEシステムズが上回る。

何で稼いでいるかの違い

テクマトリックス

テクマトリックスは、ネットワークやサイバーセキュリティなどのIT基盤の製品・サービスと、コンタクトセンター向けシステムなどのアプリケーション、医用画像の管理システムを提供する会社です。1984年にニチメン(⁠今の双日)の戦略子会社、ニチメンデータシステムとして設立されました。

売上の約72%が情報基盤事業(⁠北米を中心とする先端製品の販売と、保守・運用・監視サービス)で、セグメント利益率は約13%です。

JFEシステムズ

JFEシステムズは、JFEスチールなどJFEグループ向けのシステムと、製造・流通・金融など幅広い業界の業務システムを開発し、ERPや電子帳票などの自社プロダクトも持つ会社です。1983年に川崎製鉄のシステム開発会社、川鉄システム開発として設立されました。

事業は、JFEスチールとグループ会社向けの鉄鋼事業、各業界の業務システムを開発するビジネスシステム事業、自社・他社のソフトを使うソリューション・プロダクト事業、クラウドなどの基盤サービス事業、DX事業に分かれています。

この業界の稼ぎ方の基本

  • SIerやソフトウェアの会社には、顧客ごとにシステムを受託開発する会社(⁠DTS、NSD、クレスコなど)、自社製品を売る会社(⁠オービックのOBIC7、ラクスの楽楽シリーズ、TKC)、テストなど特定の工程に特化する会社(⁠SHIFT)、親会社のシステム部門から生まれた会社(⁠JFEシステムズ)などがあります。
  • 受託開発は人数と単価で売上が決まりやすく、自社製品・クラウドは一度つくれば継続課金で稼げるため、利益率に大きな差が出ます。
  • IT人材の確保は、ほぼすべての会社がリスクの上位に挙げています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではオービック約77.5%、ラクス約28.9%、TKC約19.9%、システナ約17.1%、NSD約16.4%、DTS約12.5%、SHIFT約11.7%、JFEシステムズ約11.2%、クレスコ約10.8%、都築電気約8.0%、ゼンリン約6.0%、日本ビジネスシステムズ約4.3%です。テクマトリックスは税引前利益で約11.0%です。
  • 受託か、自社製品か:オービックは自社開発のOBIC7を直接販売し、売上の半分以上が導入後のシステムサポートです。ラクスは売上の約86%がクラウド事業です。一方、日本ビジネスシステムズは売上の約71%が利益率約2%のライセンス販売です。
  • 顧客はどこか:TKCは会計事務所と自治体、NSDは金融機関、JFEシステムズはJFEグループと一般企業、ゼンリンはカーナビ・地図を使う企業が主な顧客です。

歴史の違い

テクマトリックス

  1. 1984年ニチメンの戦略子会社、ニチメンデータシステムとして東京で設立します。
  2. 1996年コンタクトセンター向けの問い合わせ管理システム「⁠FastHelp」を自社開発します。
  3. 2000年社名をテクマトリックスに変えます。
  4. 2012年医療クラウドサービス「⁠NOBORI」を始めます。

JFEシステムズ

  1. 1983年川崎製鉄のシステム開発会社として、川鉄システム開発を設立します。
  2. 1986年川崎製鉄から本社システム部門の業務を移管されます。
  3. 1994年川崎製鉄のシステム・エレクトロニクス事業部の営業を譲り受け、川鉄情報システムに社名を変えます。
  4. 2001年東京証券取引所市場第二部に上場します。

いま何に賭けているか

テクマトリックス

企業理念は「⁠より良い未来を創造するITのプロフェッショナル集団」です。情報基盤ではクラウド事業者への展開とマネージドサービスへの投資、アプリケーションではSaaSとASEANでのCRM事業、医療では医用画像管理システムのクラウド化によるストック型ビジネスへの転換を進めるとしています。

JFEシステムズ

パーパスは「⁠はたらくをスマートに。はたらく人にスマイルを。」です。2030年度に連結売上高850億円以上、連結営業利益120億円以上を目指し、2025〜2027年度の中期経営計画を「⁠事業ポートフォリオの抜本的再構築のための準備期間」と位置づけています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいテクマトリックス。

よくある質問

テクマトリックスとJFEシステムズはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はテクマトリックスが約711万円、JFEシステムズが約633万円。テクマトリックスのほうが約78万円高い。
テクマトリックスとJFEシステムズはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はテクマトリックスが58.3点、JFEシステムズが68.6点で、JFEシステムズが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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