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ロジスティードと住友倉庫の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。物流の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はロジスティードが約669万円、住友倉庫が約711万円。住友倉庫のほうが約42万円高い。
  • 月の平均残業はロジスティードが28.4時間、住友倉庫が18.9時間。住友倉庫のほうが月9.5時間少ない。
  • 売上高はロジスティードが9,931億円、住友倉庫が1,962億円で、ロジスティードが約5.1倍の規模。

数字で比べる

ロジスティード住友倉庫
働きやすさの点数61点(A-)59.8点(⁠B)
平均年収882万円(⁠42.7歳)844万円(⁠37.9歳)
30歳換算年収約669万円約711万円
月の平均残業28.4時間18.9時間
有給取得率67.9%未公表
平均勤続年数17.4年12.8年
売上高9,931億円1,962億円
売上に対する利益の割合4.1%(⁠税引前利益)8.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び—0.85倍
従業員数(⁠単体)898人918人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はロジスティードが61点、住友倉庫が59.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

ロジスティード

ロジスティードは、1950年に日立製作所の輸送業務を請け負う物流子会社として創業した物流会社で、旧社名は日立物流です。企業の物流業務をまとめて請け負う3PL事業を国内外で行っています。今の親会社は、米国の投資会社KKRが運営するファンドが保有するロジスティードホールディングスです。

売上の約54%が国内物流(⁠3PL、重量品・美術品の輸送、倉庫)で、セグメント利益率は約6.5%です。

住友倉庫

住友倉庫は、倉庫業を核に、港湾運送業、国際輸送業、陸上運送業などの物流事業と、オフィスビル賃貸などの不動産事業を営む会社です。1899年に住友家の個人営業として倉庫業を始めたのが創業です。

売上の約95%が物流事業(⁠倉庫、港湾運送、国際輸送、陸上運送)で、セグメント利益率は約7.3%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 物流会社は、宅配便(⁠ヤマト、佐川急便のSGホールディングス)、定期便の路線トラック(⁠福山通運)、企業の物流をまとめて請け負う3PL(⁠ロジスティード、SBS)、国際フォワーディング(⁠NIPPON EXPRESS)、港湾・倉庫(⁠上組、三菱倉庫)、工場構内の作業請負(⁠山九、鴻池運輸)と、得意分野で大きく分かれます。
  • 倉庫を持つ会社や物流施設を開発する会社では、不動産事業の利益率が物流よりずっと高く、利益の柱になっていることがあります(⁠三菱倉庫、SBS)。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では上組約13.8%、三菱倉庫約7.9%、山九約6.9%、鴻池運輸約6.4%、SGホールディングス約5.6%、SBSホールディングス約4.3%、福山通運約3.6%、ヤマトホールディングス約1.4%です。税引前利益ではロジスティード約4.1%、NIPPON EXPRESSホールディングス約1.6%でした。このほか、日本郵政約9.4%(⁠経常利益)、住友倉庫約8.1%(⁠経常利益)です。
  • 宅配便の2社:ヤマトは個人・法人向けの宅急便が売上の8割以上ですがセグメント利益はほとんど出ておらず、SGホールディングスは企業からの荷物に集中し、配送の多くをパートナー企業に委託しています。

歴史の違い

ロジスティード

  1. 1950年日立製作所の輸送業務を請け負う日東運輸として創業します。
  2. 1985年社名を日立物流に変えます。
  3. 2007年資生堂の物流子会社を譲り受けます。
  4. 2009年北米の物流会社J.P.Holding Companyを連結子会社にします。

住友倉庫

  1. 1899年住友家の個人営業として倉庫業を始めます。
  2. 1923年株式会社住友倉庫を設立します。
  3. 1950年大阪・東京証券取引所に上場します。
  4. 1968年神戸と東京でコンテナターミナル業務を始めます。

いま何に賭けているか

ロジスティード

経営理念は「⁠広く未来をみつめ 人と自然を大切にし 良質なサービスを通じて 豊かな社会づくりに貢献します」です。ブランドスローガン「⁠未知に挑む。」のもと、中長期のめざす姿「⁠LOGISTEED2030」に向けて、KKRとのパートナーシップで「⁠グローバルサプライチェーンで最も選ばれるソリューションプロバイダ」を目指しています。

住友倉庫

2026年3月にパーパス「⁠つなぐ 支える 次代を創る」を明文化し、長期ビジョン“Moving Forward to 2030”の最終フェーズとして「⁠中期経営計画2026-2030」を策定しました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で住友倉庫が上回っている。

よくある質問

ロジスティードと住友倉庫はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はロジスティードが約669万円、住友倉庫が約711万円。住友倉庫のほうが約42万円高い。
ロジスティードと住友倉庫はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はロジスティードが28.4時間、住友倉庫が18.9時間。住友倉庫のほうが月9.5時間少ない。
ロジスティードと住友倉庫はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はロジスティードが61点、住友倉庫が59.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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