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山崎製パンとJ-オイルミルズの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。乳業・製パン・加工食品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は山崎製パンが約509万円、J-オイルミルズが約619万円。J-オイルミルズのほうが約110万円高い。
  • 売上高は山崎製パンが1.31兆円、J-オイルミルズが2,266億円で、山崎製パンが約5.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は山崎製パンが4.9%、J-オイルミルズが2.6%で、山崎製パンのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

山崎製パンJ-オイルミルズ
働きやすさの点数58.7点(⁠B)62.4点(⁠A-)
平均年収627万円(⁠39.6歳)840万円(⁠44歳)
30歳換算年収約509万円約619万円
月の平均残業未公表19.9時間
有給取得率未公表71.7%
平均勤続年数15.3年16.9年
売上高1.31兆円2,266億円
売上に対する利益の割合4.9%(⁠経常利益)2.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.12倍
従業員数(⁠単体)19,175人975人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは山崎製パンが1.25倍、J-オイルミルズが1.12倍で、勢いは山崎製パンが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は山崎製パンが58.7点、J-オイルミルズが62.4点で、J-オイルミルズが上回る。

何で稼いでいるかの違い

山崎製パン

山崎製パンは、パン、和・洋菓子、サンドイッチや弁当などの調理パン・米飯類をつくる会社です。グループには不二家、東ハト、ヤマザキビスケット、B-Rサーティワンアイスクリームなどがあり、コンビニエンスストアのデイリーヤマザキも運営しています。1948年に飯島藤十郎が千葉県市川市で山崎製パン所を開業しました。

売上の約93%が食品事業(⁠パン、和・洋菓子、調理パン・米飯類、製菓・米菓など)で、利益率は約5%です。

J-オイルミルズ

J-オイルミルズは、家庭用・業務用の食用油や、搾油後の大豆・菜種の粕(⁠ミール)を製造・販売する油脂会社です。乳系の植物性食品や食品素材のスペシャリティフード事業も手がけています。2002年にホーネンコーポレーションと味の素製油が経営統合して設立されました。

売上の約92%が油脂事業で、セグメント利益率は約1.6%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • このグループには、消費者向けの商品をつくる会社と、食品メーカー向けの素材をつくる会社がいます。ニップン(⁠製粉)、日清オイリオグループとJ-オイルミルズ(⁠油脂)、不二製油(⁠チョコレート用油脂・業務用チョコレート)、昭和産業(⁠製粉・製油・糖質・飼料)は素材に近い会社です。
  • 乳業では、森永乳業は1949年に森永製菓の乳業部門が分離して、雪印メグミルクは1925年の北海道製酪販売組合を起源に2009年の経営統合で、今の形になりました。
  • 東洋水産は米国・メキシコの即席麺で利益の多くを稼ぎ、カルビーは北米を中心に「⁠世界のSNACKING COMPANY」を目指しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):東洋水産約17.5%、カルビー約8.0%、森永乳業約6.5%、ニップン約5.9%、山崎製パン約4.9%、昭和産業約4.3%、不二製油約3.5%、雪印メグミルク約3.3%、日清オイリオグループ約2.9%、J-オイルミルズ約2.6%です。
  • 売上の大きさと利益の大きさは違う:不二製油は業務用チョコレートが売上の約48%ですが、利益の大半は植物性油脂で稼いでいます。ニップンは製粉が売上の約3分の1ですが、利益は食品事業とほぼ同じです。山崎製パンのコンビニなどの流通事業は赤字です。
  • 同じ業種どうしの違い:製粉では、日清製粉グループは製粉が売上の約3分の2、ニップンは食品が約3分の2と逆です。乳業では、経常利益率が森永乳業約6.5%、雪印メグミルク約3.3%です。

歴史の違い

山崎製パン

  1. 1948年飯島藤十郎が千葉県市川市で山崎製パン所を開業し、山崎製パンを設立します。
  2. 1970年米国ナビスコ社などと合弁でヤマザキ・ナビスコ(⁠今のヤマザキビスケット)を設立します。
  3. 1977〜1982年コンビニエンスストア事業に進出し、のちのデイリーヤマザキとして本格展開します。
  4. 2006年東ハトの株式を取得します。

J-オイルミルズ

  1. 2002年ホーネンコーポレーションと味の素製油の共同持株会社、豊年味の素製油を設立します。
  2. 2003年吉原製油を完全子会社にし、社名をJ-オイルミルズに変えます。
  3. 2004年ホーネンコーポレーション、味の素製油、吉原製油などを吸収合併します。
  4. 2014年タイに合弁会社を設立します。

いま何に賭けているか

山崎製パン

「⁠良品廉価・顧客本位」を掲げ、ピーター・ドラッカー博士の経営理論に導かれる「⁠経営基本方針」のもと、部門別製品施策・営業戦略と小委員会による「⁠なぜなぜ改善」を進めています。連結売上高経常利益率4%以上と連結ROE10%以上を経営目標とし、AIB(⁠American Institute of Baking)の基準に基づく食品安全衛生管理体制の強化にも取り組んでいます。

J-オイルミルズ

ビジョンは「⁠Joy for Life® -食で未来によろこびを®-」です。2026年度を最終年度とする第六期中期経営計画「⁠Transforming for Growth」で、「⁠おいしさ×健康×低負荷」による社会課題の解決と、事業ポートフォリオの高度化、海外展開を進めています。

よくある質問

山崎製パンとJ-オイルミルズはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は山崎製パンが約509万円、J-オイルミルズが約619万円。J-オイルミルズのほうが約110万円高い。
山崎製パンとJ-オイルミルズはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は山崎製パンが58.7点、J-オイルミルズが62.4点で、J-オイルミルズが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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