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アイフルとジャックスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。消費者金融・信販の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はアイフルが約500万円、ジャックスが約539万円。ジャックスのほうが約39万円高い。
  • 月の平均残業はアイフルが13.5時間、ジャックスが13.2時間。大きな差はない。
  • 売上高はアイフルが2,147億円、ジャックスが1,923億円で、規模は近い。

数字で比べる

アイフルジャックス
働きやすさの点数53.2点(⁠B)62.4点(⁠A-)
平均年収604万円(⁠38.7歳)676万円(⁠40.4歳)
30歳換算年収約500万円約539万円
月の平均残業13.5時間13.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.5年15.6年
売上高2,147億円1,923億円
売上に対する利益の割合16.6%(⁠経常利益)10.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.63倍1.17倍
従業員数(⁠単体)1,276人2,676人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はアイフルが16.6%、ジャックスが10.5%で、アイフルのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはアイフルが1.63倍、ジャックスが1.17倍で、勢いはアイフルが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はアイフルが53.2点、ジャックスが62.4点で、ジャックスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

アイフル

アイフルは、個人向けの無担保ローン(⁠消費者金融)を中心に、子会社のライフカードでクレジットカード、信用保証、事業者向けローン、後払い決済、家賃債務保証などを手がける金融グループです。1967年に福田吉孝が京都市で個人経営の消費者金融業として創業しました。

売上の約68%がアイフル(⁠消費者金融のローンと信用保証)、約23%がライフカード(⁠クレジットカードと信用保証)、約9%がAGビジネスサポート(⁠事業者向けローン)です。

ジャックス

ジャックスは、クレジット(⁠商品の分割払いの立替払い)、ペイメント(⁠クレジットカード)、ファイナンス(⁠ローン・保証)を主力とする信販会社です。海外でもアジアの子会社で消費者向け金融を営んでいます。1954年に北海道函館市で百貨店の月賦販売を扱うデパート信用販売として創業しました。

売上の約89%が国内事業で、セグメント利益率は約13%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 消費者金融・信販会社は、個人向けのローンやクレジットカード、分割払い(⁠割賦)、ローンの保証などで稼ぎます。アコムはMUFG、オリコはみずほ、イオンフィナンシャルサービスはイオン、ジャックスはMUFGと連携するグループです。アイフルは消費者金融とクレジットカード(⁠ライフカード)を持つグループです。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):アコム約29.8%、アイフル約16.6%、イオンフィナンシャルサービス約10.7%、ジャックス約10.5%、オリエントコーポレーション約5.8%です。消費者金融(⁠アコム、アイフル)のほうが、信販(⁠ジャックス、オリコ)より利益率が高くなっています。
  • 海外の比重:アコムはタイ・フィリピン・マレーシア、イオンフィナンシャルサービスは香港・タイ・マレーシアなどアジアで事業を展開し、海外の利益率が高くなっています。

歴史の違い

アイフル

  1. 1967年福田吉孝が京都市で個人経営の消費者金融業を始めます。
  2. 1978年株式会社丸高を設立し、九州地区3店舗と京都市1店舗で営業を始めます。
  3. 1982年3社を吸収合併し、社名をアイフルに変えます。
  4. 2000年東京・大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定されます。

ジャックス

  1. 1954年函館市で百貨店の月賦販売を扱うデパート信用販売を設立します。
  2. 1959年社名を北日本信用販売に変え、融資保証業務を始めます。
  3. 1971年クーポンに替えて、クレジットカード方式を採用します。
  4. 1975年本部機能を東京に移します。

いま何に賭けているか

アイフル

経営理念は「⁠誠実な企業活動を通じて、社会より支持を得る」です。IT企業への変革を掲げ、デジタル技術を活用した金融グループとしての成長を目指しています。中期経営計画では、実質ROE10.0%超を目標にしています。

ジャックス

長期ビジョンは「⁠アジアのコンシューマーファイナンスカンパニーとしてトップブランドを確立する」です。第15次中期3カ年経営計画「⁠Do next!」で、MUFGグループとの連携とM&Aによる成長、「⁠量から質への転換」による事業構造改革を進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいアイフル。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いアイフルのほうが景気の波に強い。

よくある質問

アイフルとジャックスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はアイフルが約500万円、ジャックスが約539万円。ジャックスのほうが約39万円高い。
アイフルとジャックスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はアイフルが13.5時間、ジャックスが13.2時間。大きな差はない。
アイフルとジャックスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はアイフルが53.2点、ジャックスが62.4点で、ジャックスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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