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サンドラッグと青山商事の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門店・百貨店・ドラッグストアの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はサンドラッグが約541万円、青山商事が約430万円。サンドラッグのほうが約111万円高い。
  • 月の平均残業はサンドラッグが10.3時間、青山商事が15.4時間。サンドラッグのほうが月5.1時間少ない。
  • 売上高はサンドラッグが8,425億円、青山商事が1,890億円で、サンドラッグが約4.5倍の規模。

数字で比べる

サンドラッグ青山商事
働きやすさの点数48.8点(⁠C)49.8点(⁠C)
平均年収590万円(⁠34歳)509万円(⁠37.7歳)
30歳換算年収約541万円約430万円
月の平均残業10.3時間15.4時間
有給取得率未公表73.2%
平均勤続年数8年12.2年
売上高8,425億円1,890億円
売上に対する利益の割合5.5%(⁠経常利益)5.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.30倍1.14倍
従業員数(⁠単体)4,622人2,856人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はサンドラッグが5.5%、青山商事が5.8%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びはサンドラッグが1.30倍、青山商事が1.14倍で、勢いはサンドラッグが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はサンドラッグが48.8点、青山商事が49.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

サンドラッグ

サンドラッグは、ドラッグストア「⁠サンドラッグ」と、食料品・家庭雑貨などのディスカウントストア「⁠ダイレックス」を展開する会社です。1957年に多田幸正が東京都世田谷区で創業しました。

売上の約57%がドラッグストア事業(⁠医薬品、化粧品、日用雑貨)で、セグメント利益率は約5.7%です。

青山商事

青山商事は、紳士服専門店「⁠洋服の青山」「⁠ザ・スーツカンパニー」などを展開するビジネスウェアの会社です。カード事業や、100円ショップ「⁠ダイソー」、靴修理「⁠ミスターミニット」、「⁠焼肉きんぐ」などのフランチャイズも手がけています。1964年に広島県府中市で設立されました。

売上の約69%がビジネスウェア事業で、セグメント利益率は約4.2%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 専門店・百貨店・ドラッグストアは、扱う商品で分かれます。百貨店(⁠三越伊勢丹、J.フロント リテイリング、髙島屋、エイチ・ツー・オー リテイリング)、ドラッグストア(⁠マツキヨココカラ&カンパニー、ツルハ、サンドラッグ、コスモス薬品)、衣料品・靴(⁠しまむら、ワールド、エービーシー・マート)、生活雑貨・家具(⁠良品計画、ニトリ、セリア)、スポーツ用品(⁠アルペン)、リユース・レンタル(⁠ゲオ)です。
  • 自ら商品を企画して売る会社(⁠良品計画、ニトリ、ワールドなど)と、メーカーの商品を仕入れて売る会社があります。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではエービーシー・マート約17.7%、三越伊勢丹約15.9%、髙島屋約14.2%、良品計画約9.2%、しまむら約9.1%、セリア約8.3%、マツキヨココカラ約8.0%、サンドラッグ約5.5%、エイチ・ツー・オー約5.1%、ツルハ約4.3%、コスモス薬品約4.1%、アルペン約3.5%、ゲオ約3.2%です。J.フロント(⁠税引前)とワールド(⁠営業)は基準が違い、ニトリは会社全体の数字がないため比べられません。このほか、青山商事約5.8%(⁠経常利益)、西松屋チェーン約5.5%(⁠経常利益)です。
  • 同じ業態の中で比べる:百貨店では三越伊勢丹と髙島屋が14〜16%で、エイチ・ツー・オーは約5%です。ドラッグストアではマツキヨココカラが約8.0%で、サンドラッグ、ツルハ、コスモス薬品は4〜6%です。

歴史の違い

サンドラッグ

  1. 1957年多田幸正が東京都世田谷区で創業します。
  2. 1965年サンドラッグを設立し、チェーン展開を始めます。
  3. 1980年東京都八王子市に郊外型ドラッグストアを開店します。
  4. 1994年日本証券業協会に株式を店頭登録します。

青山商事

  1. 1964年広島県府中市に青山商事を設立します。
  2. 1974年郊外立地の紳士服専門店「⁠洋服の青山」の1号店を開きます。
  3. 1992年東京・大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定されます。
  4. 1999年青山キャピタルを設立し、カード事業に進出します。

いま何に賭けているか

サンドラッグ

立地特性に応じた業態による新規出店、EC事業と調剤事業の拡大、プライベートブランド商品の拡充に取り組んでいます。労働力不足への対応として、各種業務のデジタル化(⁠省人化)で生産性の向上を図るとしています。

青山商事

「⁠働く人のために働こう」とする青山マインドを掲げています。想定を上回るスピードで市場のカジュアル化が進み、客数の減少が大きな課題となっているため、「⁠みんなのスーツ」を軸にした「⁠みんなのシリーズ」でブランディングを強化するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でサンドラッグが上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいサンドラッグ。

よくある質問

サンドラッグと青山商事はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はサンドラッグが約541万円、青山商事が約430万円。サンドラッグのほうが約111万円高い。
サンドラッグと青山商事はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はサンドラッグが10.3時間、青山商事が15.4時間。サンドラッグのほうが月5.1時間少ない。
サンドラッグと青山商事はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はサンドラッグが48.8点、青山商事が49.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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