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大塚商会とサイボウズの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ITサービス・販売の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は大塚商会が約792万円、サイボウズが約626万円。大塚商会のほうが約166万円高い。
  • 月の平均残業は大塚商会が14.3時間、サイボウズが11.2時間。サイボウズのほうが月3.1時間少ない。
  • 売上高は大塚商会が1.32兆円、サイボウズが374億円で、大塚商会が約35.3倍の規模。

数字で比べる

大塚商会サイボウズ
働きやすさの点数76点(S)56.6点(⁠B)
平均年収1,028万円(⁠42歳)719万円(⁠36.4歳)
30歳換算年収約792万円約626万円
月の平均残業14.3時間11.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.2年6.8年
売上高1.32兆円374億円
売上に対する利益の割合6.9%(⁠経常利益)27.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.55倍2.02倍
従業員数(⁠単体)8,287人1,080人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は大塚商会が6.9%、サイボウズが27.6%で、サイボウズのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは大塚商会が1.55倍、サイボウズが2.02倍で、勢いはサイボウズが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は大塚商会が76点、サイボウズが56.6点で、大塚商会が上回る。

何で稼いでいるかの違い

大塚商会

大塚商会は、企業にパソコンなどのハードウエアやソフトウエアを売り、ネットワーク構築からシステム導入後の保守・サポート、オフィス用品の通信販売(⁠たのめーる)まで手がける会社です。1961年に複写機の販売から始まりました。

売上高は約1.32兆円です。事業は、システムインテグレーション(⁠コンサルティング、ハードウエア・ソフトウエア販売、受託開発、機器の設置・ネットワーク工事)と、サービス&サポート(⁠オフィスサプライ供給、保守サービス、業務支援サービス)の2つです。

サイボウズ

サイボウズは、会社の中の情報共有を助けるソフト(⁠グループウェア)を、毎月の利用料で提供している会社です。愛媛県松山市で生まれた会社で、主力の「⁠kintone(⁠キントーン)」は、プログラミングなしで自社の業務アプリを作れるサービスとして広く使われています。

売上高は約374億円。お客さんは企業で、使う人数やサービスに応じて毎月・毎年の利用料を払います。いわゆる「⁠サブスクリプション」型なので、一度契約した会社が使い続けてくれるほど、売上が積み上がっていきます。

歴史の違い

大塚商会

  1. 1961年複写機とサプライ商品の販売を目的に、東京・千代田区で創業します。
  2. 1970〜1984年電算機事業を始め、自社開発の業務用パッケージソフト「⁠SMILE」(⁠1979年)、パソコン販売、CADシステム事業へと広げます。
  3. 1990年企業向けの会員制サポート「⁠トータルαサービス」(⁠今の「⁠たよれーる」)を始めます。
  4. 1999年会員制通信販売「⁠たのメール」(⁠今の「⁠たのめーる」)を始めます。

サイボウズ

  1. 1997年愛媛県松山市で創業し、すぐに中小企業向けのグループウェア「⁠サイボウズ Office」を発売します。
  2. 2000年創業からわずか3年で東証マザーズに上場し、本社を東京に移します。
  3. 2005〜2006年多くの会社を買収して事業を広げますが、その後の数年で多くを売却・整理します。
  4. 2011年自社で作ったクラウドの基盤「⁠cybozu.com」の上で「⁠kintone」などの提供を始めます。

いま何に賭けているか

大塚商会

「⁠リアル」「⁠Web」「⁠センター」の3つのお客様接点を整え、リアルとWebを融合したソリューションで「⁠オフィスまるごと」任せてもらえるパートナーを目指しています。経営指標として、取引企業数、一企業あたりの売上高、営業利益伸長率、営業利益率、ROEを重視しています。

サイボウズ

中小企業から大企業まで新しいお客さんを増やしつつ、すでに使っている会社で「⁠一部の部署」から「⁠全社」へ利用を広げてもらうことに力を入れています。海外での事業拡大も、会社自身が挙げている課題です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら大塚商会、時間のゆとりを取るならサイボウズ。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいサイボウズ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いサイボウズのほうが景気の波に強い。

よくある質問

大塚商会とサイボウズはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は大塚商会が約792万円、サイボウズが約626万円。大塚商会のほうが約166万円高い。
大塚商会とサイボウズはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は大塚商会が14.3時間、サイボウズが11.2時間。サイボウズのほうが月3.1時間少ない。
大塚商会とサイボウズはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は大塚商会が76点、サイボウズが56.6点で、大塚商会が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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